【ラノベ】世話好きで可愛いJK3姉妹だったら、おうちで甘えてもいいですか?【感想】

世話好きで可愛いJK3姉妹だったら、おうちで甘えてもいいですか? (ファンタジア文庫)

著:はむばね イラスト:TwinBox

「……先輩、今日も『大したこともない野暮用』ですか?」
「そう……あぁ、いや」
「割と大したことのある……日常、かな」

ファンタジア文庫2019年11月の新刊。約2日の積み。前作『お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか』の打ち切り完結から実に1年3ヶ月、はむばねさんが復活。カクヨムに先行掲載してからの文庫化という形らしい。
ドラマガのお試し短編を読んだら気になったので購入。

同レーベルから『ちょっぴりえっちな三姉妹でも、お嫁さんにしてくれますか?』というシリーズが刊行中だというのに、このタイトルである。スピンオフタイトルと言われても違和感無いが、何でこんなややこしいタイトルにしたんだ……。買い間違ってくれれば儲けものという作戦なのかと邪推してしまう。

ってか、3姉妹の三女はJCなのは流石に駄目じゃない?こういうところは読者の性癖と直結している部分なのでデリケートな問題と思うんですよ……。
表紙は3姉妹集合の構図かと思いきや、長女の伊織のみ。あぁ~、正統派黒髪美少女が髪をかき上げてる仕草最高なんじゃ~。

サラリーマンの主人公、人見春輝は酔った勢いで行くあてのない3姉妹を自宅に居候させることに。
社畜として荒んでいた彼の生活は3姉妹がやって来てから穏やかになっていき……。
と、まぁよくありそうな疑似家族ものといった風情。

神待ち!そういう文化もあるのか。調べてみたら、それらしき掲示板がバンバンヒットして、ひぃいいい!ってなってる。
インターネッツ怖過ぎかよ。

春輝の対応に困った時は、過去に摂取した二次元作品から対応パターンを引っ張って来るというスタンスはちょっと面白い。キャラになり切るのって楽しいですよね。

伊織は好きな人の前では極度にテンパるタイプ。あれ、これ実質庄川さんじゃね?いや、庄川さんはテンパらずに素で自爆行為を平気でするタイプだったが……。

次女の露華(ろか)は攻められると弱いタイプのギャルで、まぁオーソドックスなキャラ造形である。嫌いじゃないわ!
三女のJCはまぁ、うん。

大したことのある日常という表現は素敵ですね。そうそう、大切な日常のために定時上がりして何が悪いというのか。
というわけで、3姉妹との穏やかな日常を楽しむのが趣旨となる本作だけど、それだけでは長く続けるのは難しいのではなかろうかとも思う。

悪いところがあるわけではないんだけれども、ここが良い!と強く主張出来るようなところも無いんだよなぁ。続刊が待ち遠しいと言うほどでは。1巻を買った身としては様子見で2巻も買うけれどもなぁ。

どうでも良いけど、章タイトルで『仮面ライダーOOO』を思い出した、どうも俺です。
はむばねさんって兼業作家だったのか。並行してシリーズを走らせている印象があったが……。

燃:C 萌:A+ 笑:A- 総:A

シリーズリンク
世話好きで可愛いJK3姉妹だったら、おうちで甘えてもいいですか? 2巻(2020/03)

著者リンク
お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか(2018/01)
お助けキャラに彼女がいるわけないじゃないですか 3巻(2018/08)

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