【ラノベ】失敗禁止！ 彼女のヒミツはもらさない！ ２巻【最終巻／感想／ネタバレ】

著：真崎 まさむね　イラスト：さより

「心のこもってないおもらしは、おもらしじゃない。それはただの尿よ。排泄物よ。心がこもって初めて『おもらし』と呼ぶことを許すわ」

2013年１月の新刊。約８年半の積み。３ヶ月振りの新刊。
表紙、これはよく見たら漏らしてないか……？

さて、ショウ達の前に現れた転校生、それは幼い頃に離れ離れになった幼馴染みの亜希だった。彼女は聖を執拗に敵視して、その秘密を暴こうとするが……。

МＦ文庫の当時のゴールデンパターン、１巻から既にヒロイン候補が３人以上いるのに２巻では更に新しいヒロインを投入して、その娘を中心にして話を転がすの術。
とはいえ、本作は聖とのダブルメイン回みたいな雰囲気だけども。

亜希は過去のトラウマから聖を容赦なく追い詰めていく。理由が判れば納得ではあるんだけど、どうにも気持ちの良いものではないよなぁ。

いや、めちゃくちゃ大切にしていたハンカチでおしっこを吹かれたらキレるのは凄ぇ理解るんだけど、それをお話として読んで面白いかと言われると……。
加えて回想シーンに登場した教師の胸糞悪さは異常。フィクションでも気分悪くなるレベルのクズじゃん……。

最後の見開き挿絵、聖と亜希の和解という感動的なシーンとして描かれてるけど、これ、全員おもらし中なんだよな……ｗ
ラストで無理矢理話を畳んで、打ち切り完結。この時代のＭＥなら３巻までは確約されたんじゃないかと思うんだけど、何で終わっちゃったんだろう。

この後、真崎さんは『そして不滅の神域封剣』というシリーズを５巻まで出した後、消息を絶った模様……と思ったらTwitterに普通にいらっしゃるな？

燃：Ｃ　萌：A-　笑：Ａ　総：A-

シリーズリンク
・失敗禁止！ 彼女のヒミツはもらさない！（2012/10）

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失敗禁止! 彼女のヒミツはもらさない! 2 (MF文庫J)