【ラノベ】銀の河のガーディアン 3巻【最終巻/感想/ネタバレ】

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著:三浦 良 イラスト:久世 メカデザイン:Ⅰ-Ⅳ

「あんたに何ができるのよ」
「自分の魔力に振り回されるような奴が」
「振り回されるついでに吹き飛ばすくらいはできるよ」

2011年6月の新刊。約10年1ヶ月2週間半の積み。半年振りの新刊。
さて、皇帝の進退を決める大会議が襲撃される可能性を知ったセーヤとラリエナは会議に潜入するべく動き出して……。

会議の場での皇帝の振る舞いは、現実で仕事をする上でも参考に出来そう。しかし長い目で俯瞰した上での変革は気の長い話だよなぁ。俺ならついつい焦って強行突破しようとしちゃうな……。

セーヤと似た雰囲気を持つ女の子は一体何なんだろうね。同じルーツを持ってるってことなんだろうか。

今回でラストなんだし、もうちょっと余韻の残る終わり方でも良かったように思うが……。
短命シリーズにしては珍しくドラマガ掲載短編をちゃんと収録している。

総評

そんな具合で魔術と科学の融合したロボットラノベ、ファンタジア文庫『銀の河のガーディアン』全3巻、これにて打ち切り。足掛け10ヶ月。
後書きで一区切りと書いてあるが、まぁ打ち切りでしょう。謎めいた新キャラ達も謎めいたまま終わっちゃったし。

うーむ、やっぱりロボットものはキツいか……。いやまぁ、それ以前にノリが地味ということもあるかもしれんが……。
丁寧な世界観の説明が要所要所で入ってくるのは面白かったし、世界観が広がれば広がるほど楽しくなりそうなだけに惜しい。じゃあ、もっと早く読めよって話なんですけども。

後書きでは次は戦記ものみたいなことを言っているが三浦さんはこの後、姿を消してしまった……。

燃:A- 萌:B+ 笑:C 総:A

シリーズリンク
銀の河のガーディアン 2巻(2010/12)

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銀の河のガーディアン3 (富士見ファンタジア文庫)