【ラノベ】俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 17巻【感想/ネタバレ】
著:裕時 悠示 イラスト:るろお
「幼なじみを過去なんかにしない。あたしはずーっと、前を向いて、えーくんの隣を歩き続ける。幼なじみを更新し続ける!」
2021年9月の新刊。約2日の積み。半年振りの新刊。
表紙は鋭太を中心に集まったハーレムメンバー。卒業おめてどう、おめでとう……。
描き下ろしリバーシブルカバーは何故かファンタジーの装いで。いや、ある意味、この作品に合ってるのか……?
さて、年を越して運命の受験の日がやって来る。それぞれの進路に向けて進む自演乙の面々。
高校生活が終わるということは、その自演乙という部活動の終了も意味していて……。
鋭太達が大暴れして、この世の常識をぶっ壊す!というような派手な盛り上がりは前巻で終わっており、今回はしんみりと鋭太達が自分達なりの答えを出すことに紙幅が割かれている。
ちょこちょこコロナを思わせる例え話が仕込まれているのが、時代を反映しているなぁ。やはり裕時さんとしては思うところがあるのだろうか。
裕時さん自身の気持ちも乗せたという答辞は、ここからの旅立ちを感じさせるもので何だか切ない気分になりましたね……。
最後まで対立し続けた真涼と千和、姫香、大勝利さんの戦いは未来で延長戦。仲良しこよしで終わらないのがこの作品らしいというか。
さぁ総評書くか~と思ったら、後1冊出るんかいw
鋭太達が大人になった後の物語が見られるらしいので楽しみ。どこまで宣言した通りになっているのか……。
めちゃめちゃ最終巻みたいなパッケージングしてるやんけ。「ストーリー完結」って書き方はまごうことなき最後って意味でしょ。「本編完結」ならまだ続くんだなと察せられるけど……。
どうも『俺修羅』完結と共に作家人生を終わらせるつもりだった様子。しかし、もう1作だけ書いてくれるとか。うーん、こんな熱量を持った作品を書ける人はなかなかいないんだし、ずっと書き続けてほしいけどもなぁ……。
燃:A- 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 16巻(2021/03)
・俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 18巻(2022/02)
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