【ラノベ】娘じゃなくて私が好きなの!?⑥【６巻／感想／ネタバレ】

著：望公太　イラスト：ぎうにう

これが夢になるなら五億の借金を背負ってもいいと思った。

2021年11月の新刊。約２日の積み。半年振りの新刊。
表紙はベッドに押し倒された綾子さん……という構図なのかな。何だろう、ぎうにうさんのイラストが俺の性癖にはあまり刺さらないからか、特にエロい……という感想が湧いてこないし、この表紙やべーな……という気持ちにもならないね……。

むしろ口絵ピンナップの洗濯物を取り込んでる綾子さんの方が爽やかでドキッとするぞ。
さて、遂に大きな一歩を踏み出した綾子さん。そうは言っても盛大にスカすんでしょ～？と思っていたのだが、もう１スカしはあったものの、無事最後まで致すことに。
最初にスカした時点で今回丸々１冊、このネタで引っ張るのかと思ったｗ
いや、今回は珍しく巧の方がやらかしたような構図ではあるが……。

本番シーンは直接描写されず、前後のシーン等からある程度類推出来るような形にして電撃文庫の関所を掻い潜った模様。後書きによると大分編集部と戦ったそうな。

そんなわけで一線を超えたカップルはつよいぞ。甘える時は徹底的に甘えちゃう。美羽がやって来てるのに気付かないまま醜態を全力で晒してしまう下りほんとすこ。
挿絵まで用意するの、ふえぇ……やめたげてよぉ！ってなる。

一方、今回は狼森さんの事情の深掘りも。10年振りに再会した息子とのやりとりがハートフルでショック死するかと思った。そういうのもっとください。
狼森さんらしい親子関係の築き方がとても良かったねぇ。

ネクストプロローグって言葉、久し振りに見た気がする。望さんの著作で『異能バトルは日常系のなかで』以外でも使ってたんだっけ？
次のハプニングは遂に綾子さんの両親と正面衝突ですね、分かりますという予想を軽々と飛び越して妊娠である。は？マジで？？？

というわけで次で完結です。巧って大学何年生だっけ。卒業する前に生まれる計算になるが、どうすんだよ。
このシリーズ、ぶっ飛んだ事をやっている反面、意外と地に足の着いたことを言っていたりするので、どう説得力を持って終わらせるのか気になりますね……。
いやしかしワンチャンアニメ化あるかと思ったんやけどなぁ。

燃：Ｃ　萌：Ａ　笑：A+　総：A+

シリーズリンク
・娘じゃなくて私が好きなの!?⑤（2021/05）
・娘じゃなくて私が好きなの!?⑦（2022/04）