【コミカライズ】塩の街 -自衛隊三部作シリーズ- 1巻【感想/ネタバレ】
作画:弓 きいろ 原作:有川 浩
「あいつを最後に穏やかにしてやったのはお前だよ」
2022年4月の新刊。
大長編となった『図書館戦争』のコミカライズが遂に完結を迎えてしみじみする暇もなく、今度は有川さんの原点である自衛隊三部作がコミカライズ決定。まずは有川さんのデビュー作『塩の街』からとなる。
弓さんのコミカライズ能力の高さは『図書館戦争』で証明されてるんだからそりゃ買うよね~。
謎の塩化現象によって文明崩壊の危機に立たされた現代日本。主人公の真奈と彼女を保護する青年の秋庭さんが様々な人と出会っていく。
原作の刊行は2004年。コミカライズは劇中で普通にスマホが使用されているので、その辺は現代にフィットさせた模様。ってか原作出たの18年前なのかよ……怖……。
大元の電撃文庫はイラストが付いていたが、キャラデザはコミカライズ用に弓さんが新たに起こしているっぽいな。
秋庭さんのぶっきらぼうだけど優しいところは堂上教官のルーツを感じさせますね。
街中を覆い尽くす塩の正体を第1話のラストでバラして次回へ引く構成、容赦が無さ過ぎる。塩化しているとはいえ、人体の一部がポロっととれるのはショッキングな画ですわ……。
そもそもがクッソ重たい世界観なのに、また弓さんの優れた構成力によってパワーマシマシで胸を抉ってきやがるから辛いのなんの。
開幕早々、塩害に遭って死の淵に立たされたからこそお互いを想う気持ちに気付けた幼馴染みとかえげつないものぶっ込んでくるの辛ぇわ……(´;ω;`)
ってなわけでクオリティに何の不安も無い第1巻でした。これ、タイトルにわざわざ三部作と銘打っている以上は最後までやり切るだろうし、何なら『ラブコメ今昔』と『クジラの彼』もやるよなぁw
燃:C 萌:A 笑:C 総:A+
シリーズリンク
・塩の街 -自衛隊三部作シリーズ- 2巻(2022/10)
原作リンク
・角川文庫版 塩の街(角川文庫、2010/01)
著者リンク
・図書館戦争 LOVE&WAR 番外編(2021/02)
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