【漫画】金色のガッシュ!!２１巻【感想／ネタバレ】

作：雷句誠

（魔界の王、金色のガッシュ!!!それが蘇ったのだ。最強のパートナーと共に!!!）

2022年９月の新刊。
2008年頃に完結した伝説の少年漫画が小学館と揉めたりしながらも復活。完全版を刊行したりして動きが色々あるのは知っていたけど、まさか続編が始動するとは……。
クラーケンとかいう出版社のクラーケンコミックスから刊行。電子書籍形式でWeb連載中なんだけど、紙の単行本を出してくれるならやっぱそっちが良いよね～と。ただ、紙質が硬くて私の好みではなかった……。

前にも書いたけど、タイトルロゴのシンプルなダサさ、何とかならんかな～。それと「Ⅱ」が本題の後ろに配置されてるんだけど、これがまた見難いのよ。背表紙だけだと『１』と間違っちゃわないかしらん。

『１』から数年後、100人の魔物の子供達の戦いを制したガッシュが王となった魔界には平和が訪れていた……筈だった。
魔物ではない謎の存在が魔物を滅ぼすべく動き出したようで……。

元々ダメージ描写はハードな方だったが、掲載誌のレーティングを気にしなくて良くなったからか更にハードな作風になった？
既にテッド、チェリッシュ、レインが殺された！みたいな勢いなんだけど、流石にそんなあっさり死亡退場させないよな……？

ガッシュ達は術を奪われている状態からのスタートで、術は不思議な瓶に収められている。これを使うと誰でも術を使える模様。味方側も瓶を使っていたので、新たに魔界で開発された技術ってことかしら。
謎の敵の暴虐に大人しくやられている魔物達だけじゃない筈だけど、みんなどうしてるんやろ。

いずれ訪れるであろう魔界の危機に備えて準備を進めていた清磨は遂にガッシュと再会する。最高のザケル出してくるじゃん……。
数年が経ったことによって人間的に成長はしている一方で術は一部奪われているというのが絶妙なパワーバランスよね。

清磨は以前よりもちょっと精悍な顔つきになったかなくらいだけど、ガッシュは等身が伸びて見違えるように。
ラシルドって今まで目の前にしか出せなかったよな？ちょっと離れたところにも展開出来るようになったの成長を感じるわ。

印象的なシーンはカラーで見せてくれるのが嬉しいね。しっかりキメてくるじゃん。
一方、何で今そのギャグ入れた？っていうセンスも相変わらずで笑っちゃった。ほんと何でそこでボケた……？ｗ
『１』から正式に続投しているキャラは現状、清磨とガッシュのみ。今後続々出て来るんだよね？流石に２人だけってことはないだろう。

そんな具合で期待感高まる第２部スタートです。贅沢を言うともうちょっと連載ペースを上げてくれたら嬉しいんだけどなぁ。

燃：A+　萌：Ｃ　笑：Ａ　総：A+

シリーズリンク
・金色のガッシュ!!２　Page.１（2022/03）
・金色のガッシュ!!２２巻（2023/04）