【ラノベ】落ちこぼれから始める白銀の英雄譚 1巻【感想/ネタバレ】
著:鴨山 兄助(けいすけ) イラスト:刀 彼方
「ヒーローとは、魂の在り方、生き方そのもの」
オーバーラップ文庫2023年1月刊行物。約1ヶ月の積み。第9回オーバーラップ文庫大賞銀賞受賞作。
なろう発作品でWeb版のタイトルは『白銀のヒーローソウル』。長文タイトルにこそされてないが、今風の売れ戦っぽい名前に魔改造された感があるな。
このラノ2024にてニチアサ好きにオススメされていたので、ほほぉ、なら読んでみるかと。
舞台は魔獣と契約して変身する操獣者(そうじゅうしゃ)達が暮らすファンタジー世界。亡き養父の背中を追ってヒーローを目指す主人公レイだったが、彼は操獣者に必要な魔核を持っていなくて……。
開幕早々、変身魔本グリモリーダーとかいう商品化前提のアイテムが出て来て笑っちゃった。これにセットする栞型のアイテムによって変身する姿が変わるというシロモノ。
このネーミングは確信犯でしょw
更に3モード変形のコンパスブラスターなる武装も。だから商品化前提のやつw
レイは魔核が無いためイレギュラーな変身となっており、仮面ライダー風に言うと本作は擬似ライダーが仮面ライダーになるまでの物語といった感じか。
ライダーと擬似ライダーが共通のドライバーで変身するって形式、仮面ライダーシリーズではあったかな……。
うーん、出だしはゴリゴリのニチアサギミックで惹きつけられたんだけど、その後のストーリーの盛り上がりが弱かったかなぁ。
決して詰まらないわけじゃないんだけど、この導入ならもっと盛り上がるんじゃないかと期待してしまったというか。
ちょっと引っ掛かったのは、変に漢字を使い過ぎている文章。逆に読み難くなってるんじゃないか……。堅苦しい作風なら良いと思うけど……。
2巻が出たのは昨年5月。そこから音沙汰無いってことは打ち切りかなぁ……。Web版も止まっちゃってるっぽい……?
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A
第9回オーバーラップ文庫大賞リンク
・スペル&ライフズ1 恋人が切り札の少年はシスコン姉妹を救うそうです(金賞、2023/01)
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