【ラノベ】俺にはこの暗がりが心地よかった３－絶望から始まる異世界生活、神の気まぐれで強制配信中－【３巻／感想／ネタバレ】

著：星崎崑　イラスト：Niθ

ゴリラ二頭に引っ張られたら真っ二つに引き裂かれて死ぬのでは？？？

2022年６月刊行物。約３週間の積み。４ヶ月振りの新刊。

さて、故郷に帰ったリフレイアと別れ、孤独に戻ったヒカル。そんな彼の前に現れたのは転移者人気ナンバーワンの少女ジャンヌ。彼女は死者蘇生の宝珠をヒカルの元へと持ってきて……。
粗筋の「ひょんなことからナナミ復活」って書き方おかしくない？そんな軽いテンションの話じゃないでしょｗ

神から突然与えられた地球にいる親族との通話チャンス。折角、ヒカルのメンタルが救われるチャンスだったのに、あろうことか妹ちゃんズではなく義理のお母さんに繋がってしまう。
えぇ、お母さん、ドクズじゃん……。ババア、何してくれてんだてめぇぇええええええ!!ってなりましたね。

という感じで今回の前半は地球側パート。どうやらヒカルの周辺って異世界転移前から、かなり闇塗れのようでなぁ……。
セリカとカレンはワンセットみたいな立ち位置でこれまでは語られていたけど、明確に行動理念の異なるキャラクターだということも分かってきたな。
今回はセリカの視点だけ。いずれカレンの視点も出て来るのかしら。ちなみに誰の視点かを最初に明記しちゃうのダサいぞ。
ヒカルの炎上は兄を異世界で何としてでも生還させるための妹達の作戦の内だった。は～炎上を利用して視聴者数を稼いだわけか～成程ニェ～。

ナナミは実はヒカルの前では大人しい幼馴染みを演じていただけで、ゴリゴリの戦闘民族なのであった。
そんな彼女は生き返ってしまったことで、転移者第二陣に選ばれることに。ナナミ一家を殺害したオザワの転移も決定して、どーすんだよこれ……。
異世界で安定した生活を手に入れたとしても後発の転移者に引っ掻き回される可能性もあるんかよ……気が抜けないじゃんか……(´･ω･`)
そんな転移者達にはある共通項があるらしい。日常生活に闇を抱えている人とか？どこまでいっても神の掌の上……。

リフレイアの妹の病気、ヒカルが餞別に送ったアイテムで完治したのは凄く喜ばしいことなんだけども、やべぇ、こうなってくるとリフレイアがマッハで戻ってくる……ジャンヌと鉢合わせして修羅場になっちまう……。
と思ったら、早速ジャンヌとイチャイチャしてる姿を目撃されてしまうのであった。バキバキのラブコメみたいな次巻への引き方するやんｗ
いくらパワータイプだからってヒロイン２人が両方ともゴリラ扱いされてるの笑うわｗ

今後この状況にナナミも参戦してくるんだよね？バチバチになりそうやんけ……。
これはもう、途中で読むのをリタイアするなんてことないくらいの面白さだよね？次巻も楽しみでござるぞ。

燃：A-　萌：Ａ　笑：Ａ　総：A+

シリーズリンク
・俺にはこの暗がりが心地よかった２－絶望から始まる異世界生活、神の気まぐれで強制配信中－（2022/02）
・俺にはこの暗がりが心地よかった４－絶望から始まる異世界生活、神の気まぐれで強制配信中－（2023/03）