【特撮】王様戦隊キングオージャーラクレス王の秘密　第１話【感想／ネタバレ】

「私はラクレス・ハスティー。始まりの国の王━━━━これが運命だ」

2023/04/23、東映特撮YouTube Officialにて配信開始。本編で不穏な振る舞いを見せるシュゴッダムの国王ラクレスの知られざるエピソードを描く番外編。
このテのスピンオフは昨今珍しくなくなったけど、東映特撮YouTube Officialでの配信というのは今まであっただろうか。大体、TTFCをはじめとする有料サイトでしか見られないという印象だったけど。
発表当初は何も言ってなかったのに配信直前になって続き物だと判明。事前に言ってなかったよな？唐突に１話が出来ました！とか言い出して驚いたぞ。

尺は10分無い程度。
茶谷監督で、川滿佐和子（かわみつ・さわこ）さんという方が脚本を担当。結構、クセのある撮り方をしているように感じましたね。ニチアサでは見ないような画にしてるのはわざとだろうな。
反面、妙にチープな合成カットがちょっと気になったか。

いきなり後に市場最悪の王と謳われることになるラクレス王とか不穏も不穏なナレーションが入ってビビる。
これはどうとでもとれるよなぁ。本当に最悪だったのか、はたまたギラのために敢えて汚名を被るのか……。
時系列は本編開始直後くらいかなぁ。バグナラクが復活してるっぽかったし。

ラクレスはベダリアとコフキという科学者にオージャカリバーZEROとキングオージャーZEROの研究、壁画の謎の解明を依頼していた。
元々オージャカリバーZEROは初代シュゴッダム王から代々受け継がれてきたものだそう。ということはギラ達が持っているオージャカリバーはこのZEROをベースにヤンマが複製／改良を加えたものということ？

べダリアは犯罪者らしく、ラクレスの依頼が完了した時点で処刑されることが決まっているとか。この辺の関係性がよく理解らない。ベダリアがラクレスに従う理由って何なんだろう。何か理由があるような口振りではあるが……。

で、そんなベダリアは人間じゃないのかな。この後、忍び込んできたシデジームと同一人物っぽいのよね。
このシデジーム、下半身は普通の服になっていて低予算は低予算っぽいんだが、本編に登場する怪ジームの素体とは違うんだよな。何か意味あるんかしら。

ハスティー家が何十年も待っていた、というのもよく理解らんよなぁ。今回は取り敢えず謎を散りばめるだけ散りばめて、ラクレスの変身を見所にするという算段か。
襲われそうになったコフキを守るため、刃を素手で受け止める姿は国王らしい振る舞いで。うーん、真意を読ませない男やでぇ……。

シデジームを倒したラクレスはリタに連絡を取り、自ら殺人を犯したと告げるのだった……。というわけで２話へ続く。次回予告はあったが、次がいつかは判らない。

燃：A+　萌：B-　笑：Ｃ　総：A+

本編リンク
・王様戦隊キングオージャー　第８話「王と王子の決闘裁判」

エピソードリンク
・第２話