【漫画】パタリロ! 26巻【感想/ネタバレ】
作:魔夜 峰央
「内村鑑三」
1985年12月刊行物。
ここ数巻、「常春の国マリネラ」というイントロがマンネリだと自虐する流れが続いているが、どこまで本気で気にしているのかさっぱり理解らないw
一方、各国のマリネラ大使館は描かれる度に形が違うという。こういう時、作風に助けられるよな。適当に描いても前と違うって叩かれたいしないだろうし。
前巻の秀麻呂の一連のエピソードもそうだったけど、がっつりとした長編展開ではなく、緩く連続性のあるエピソードが続く展開も色んな方向性のお話が濃縮されていて面白いよな。
今回は敏腕女社長の心の機微から始まって、最後にはバンコラン危うしのサスペンスとなるんだから油断がならない。
バンコランがパタリロに支払う報酬を徹夜してまで値切ろうと奮闘してるのには笑った。何だかんだで相性が良いんだから~。
バンコランが大ピンチに陥るという真面目なシーンなのに秘技リモコン耳とかいうギャグを平気で出してきて、かつそれで話が壊れないの凄いバランス感覚だよな。
バンコランでさえ為す術が無かった強力な暗示を先に自己暗示を掛けることで攻略したパタリロ。化け物じみた能力が珍しく格好良く使われとるw
氷のミハイルって確か準レギュラーくらいになるんじゃなかったっけ。
『霊障事件』では遂に霊感青年44号が登場。霊感というか除霊までしっかりこなす能力の持ち主で、この人、何でタマネギ部隊にいるんだろう……。霊能力者の方で十分食っていけるだろうにw
燃:A 萌:C 笑:A+ 総:A+
シリーズリンク
・パタリロ! 25巻(1985/09)
・パタリロ! 27巻(1986/04)
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