アニメ,ノベライズ

機動戦士ガンダム00P Vol.4―ガンダム00公式外伝! (電撃ホビーマガジンスペシャル)
「……ヒクサー」
「生きろ!」

『OOP』セカンドシーズン完結巻にして、シリーズ全体としての完結巻でもある。

ヴェーダに介入して計画を歪めているものが居ることに気付いたグラーベ。彼は警戒心を抱くが、それも空しくリボンズの計画は進んでいく。

『OOI』の1巻でハレルヤが言っていた変なガキって人革連のレナードのことだったのね。

いよいよ登場するガンダムマイスター874専用機体ガンダムアルテミー。本編ではGNアーチャーとして生まれ変わったが、当時はかなり奇抜なデザインだったのね。モロに蜂じゃねーか。ちょっと『Gガン』臭いよな。

インターミッションではおやっさんがシェリリンの才能に驚愕するシーンが。元々シェリリンはモレノが拾ってきた孤児だったそうな。そういう出所だったのか。今はフェレシュテ解散後はソレスタルビーイングの技術部に合流したらしいけど、劇場版には出て来ないのかなぁ。
つーか、何故ロリシェリリンのイラストが無いんだ!?

ラスボスはOガンダムの後継機1ガンダム。『OOI』にも出て来たアレ。パイロットはイノベイド、ビサイド・ペイン。最終話での彼の退場の仕方からして、レイヴの中に居るとしか思えねぇ。
レイヴはこっちのラストバトル、ラジエルVS1ガンダムを夢に見てるしなぁ。

1ガンダムが引き連れていたGNキャノンがごつくて格好良い。キット出たら買ってしまうかもしれん。出ないだろうけど。「GN」の部分はどう読むんだろう。まさか「ガンキャノン」なのか……?

小説の後には本編と外伝の人物相関図を簡単にまとめた総括と『OOF』のプロローグとなるコミックが掲載されている。ヒクサーとハヤナが行動を共にするきっかけが語られている。

総評

そういうわけで、本編の過去を語る『機動戦士ガンダムOOP』全四冊、これにて完結。と見せかけて、電撃HOBBY誌上ではフォンが登場して新シリーズやってるよ!1回こっきりじゃなくて連載みたいだし、またまとめのムック出るよね?つーか出てもらわんと困るぞ。
一応完結したから、総評書くけども。

本編のソレスタルビーイング活動開始までの物語を描きながら、他の外伝ともがっつりリンクさせるている構成が大好きでした。お互いに上手いこと補間し合ってんだよな。

レナードとデルフィーヌは結局どうなったの?他の外伝に登場すんのかな。

これで外伝は終わりかと思いきや、新たに『OON』というのがスタートしてます。どんだけ外伝増えんねんw
また、『OOP』に関しては小説部分をまとめた単行本が上下巻で発売されました。書き下ろし付きとかズルいわ……。まぁ、この本はムックだから、厳密には書籍にまとまったとは言い難い状態ではあるんだが。

燃:A+ 萌:B+ 笑:C 総:A+

アニメ,ノベライズ,角川スニーカー文庫

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン(4)アニュー・リターン (角川スニーカー文庫)

原作:矢立 肇/富野 由悠季 著:木村 暢
イラスト:海老川 兼武/柳瀬 敬之/羽音 たらく

「戦いは破壊することだけじゃない。創りだすことだってできる」
「……俺は信じてる。俺の、俺たちのガンダムなら、それができると……あとは、お前次第だ……」
「…………」
「……ぼくは、引き金を引けない……」
「わかっている」
「ルイスに叫び続けることしかできない」
「わかってる」
「それでも、ぼくは……ぼくは……」
「逢いに行こう」
「逢いに行こう、ルイス・ハレヴィに」
「……ああ……ああ!」

約7ヶ月1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。表紙は身を寄せ合ったライルとアニュー。アニューが後ろ手に銃を持ってるのが涙を誘う。帯で隠れてるのは意図したものなんだろうか。
今回も大ボリューム、約400ページ。収録は#18から#22の途中までを収録。

巻頭の簡単な設定解説で知ったんだけど、マスラオ及びスサノオのトランザムと後にイノベイターが使っていたトランザムで同一のシステムじゃないのね。てっきりビリー経由でイノベイターに流れたとばかり。
それと、レグナントはヴェーダのデータを使って建造されたため、ガンダムタイプの頭部が隠されているらしい。そんなんアニメで確認出来るシーンあったっけ?

さて、期待通り、ライルとアニューのシーンの掘り下げが。ライルはアニューがマーカーになってることに薄々気付いてたのね。
しかし、掘り下げられるということは『アニュー・リターン』のシーンが益々えげつなくなるということで。
劇場版ではライルがアニューのことに触れるシーンとかあるかなぁ。

もうひとつの掘り下げは留美と紅龍に関して。ライルとアニューには比べるべくもないが、多少、彼等のバックボーンが語られました。個人的にはもう少し説明が欲しかったところではあるんですが。

そして両親の仇を討ったことで、どんどん深みにはまっていくルイス。このどうにもならない感が堪らない。

次はいよいよ最終巻『再生』。3月発売なので、とっくに出てますよ。

劇場版で登場するラファエルガンダムは良く見ると、背負っているユニットがガンダムに変形しそうに見えてきました。背面から見える部分が上半身になりそう。
何でか知らんが、ラファエルだけはソレスタルビーイング開発じゃないらしい。また、ガデッサシリーズがベースになっている不思議。その辺は外伝での説明になるのかな。

燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

アニメ,ノベライズ,角川スニーカー文庫

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン(3)散りゆく光の中で (角川スニーカー文庫)

原作:矢立 肇/富野 由悠季 著:木村 暢
イラスト:海老川 兼武/柳瀬 敬之/羽音 たらく

世界は続いていく。
アロウズを打倒したあとも。
あるいはソレスタルビーイングが目的を達成したあとも。
あるいは刹那たち全員が命を失ったとしても。
世界は続いていく。
人は生きていく。
そのために。
そうだ、すべては。
「━━未来のためだ」

約9ヶ月2週間の積み。3ヶ月振りの新刊。どんだけ積んでんねん俺……orz
アニメ放映中は少しでも前知識を持って視た方が面白いと思って、出たらすぐ読んでたけど、本編が終わったらモチベーション下がる下がるw
秋公開予定の劇場版の情報が出て来たので、いい加減読みださなアカンかなと思いまして。『OO』の関連書籍を読むのは約8ヶ月2週間振り。
ちなみに、こいつを抜いて、今『OO』関係で7冊積んでます。どんだけー。

表紙はティエリア。1期のノベライズは全3冊だったが、2期は3冊では終わりません。なのに、今回のボリュームの凄いことといったらもう。約450ページありますよ。
収録は#11から#17までを収録。

大分、設定忘れてんだよなぁ。GNアーチャーが元々はガンダムとして設計開発されていたって設定も、忘れてるだけなのか知らんかったのかが分からない(´・ω・`)

心理描写がしっかりしているのは相変わらず。これはノベライズならではの部分で嬉しい限り。結構、アニメでは唐突に感じた部分や物足りなく思った部分を補ってくれてるんだよな。
例えば、ライルとアニューがエロい関係になったのが唐突に感じたんだけど、こちらでは初対面の際にライルがアニューを意識する描写が。
また、マリナはせっちゃんを偶然助けた際に、4年経って男へと成長したせっちゃんにDOKIDOKIしていたりするのが判る。ノベライズで、ようやっとヒロインっぽい描写が出て来たか……。

マスラオって漢字で書くのかよ!磨修羅生だとさ。

そしてハーキュリーのクーデターは失敗し、雄々しき男達の生命が散っていく。心理描写が多くなればなるほど、このシーンはやるせない。軌道エレベーターの破片を砕くために、皆の心が一つになった直後だけに余計に。

次は2009年11月。とっくに出てるよ!
あとは劇場版の話とかを。舞台は2年後。マイスター達のガンダムは全て新しくなるわけだが、その中でもティエリアのラファエルガンダムが凄い。今度はデカブツではなく、最初からナドレやセラフィムのような細身の機体にとんでもなくゴツいバックパックが。つーか、どう見ても下半身に変形しそうなんですが。キットはちゃんと自立出来んのかな。
ロックオンのサバーニャとアレルヤのハルートもゴツゴツしてるし、今度こそ合体すんじゃね?ガンダム本体ごと合体するか、パーツの一部が合体すんのかは分からんけど。

また、俺が『OO』から離れている間に、キットが色々出ており、外伝のキット化がHGにスライドしたようです。アヴァンランチエクシアやダブルオーセブンソードやアストレアなんかがHGで発売されている。この勢いで、もっとマイナーな機体も発売せんかなぁ。

燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

HG 1/144 ダブルオーガンダムセブンソード/G ~ガンダム00(ダブルオー)シリーズ~
HG 1/144 ダブルオーガンダムセブンソード/G ~ガンダム00(ダブルオー)シリーズ~

コミカライズ,ノベライズ,漫画,画集,角川つばさ文庫,雑記,電撃文庫,GA文庫

先日、帰宅途中の電車内で角川つばさ文庫を読んでいる女の子を発見しました。椋本さんのイラストが表紙っぽかったので、多分『死者の学園祭』じゃないかな。
ちゃんと売れてんだなぁ……(ぇ
死者の学園祭 (角川つばさ文庫)


予約していたものを取ってきました。


・神奈月昇イラストレーションズ -神曲奏界ポリフォニカ-
・アスラクライン <3>
・機動戦士ガンダムOOP <上>
・機動戦士ガンダムOOP <下>
神奈月昇イラストレーションズ -神曲奏界ポリフォニカ-機動戦士ガンダム00P(ダブルオーピー)〈上巻〉機動戦士ガンダム00P(ダブルオーピー)〈下巻〉
アスラクライン 3 (電撃コミックス)

小説関係じゃないから挙げてないけど、これ等の他に『ガンダムウェポンズ 機動戦士ガンダムOOV編』というを買ったら、何か合計金額7000円オーバーしました。すごい!ふしぎ!
ガンダムウェポンズ 機動戦士ガンダム00V編 (ホビージャパンMOOK 336)
高額商品1時期に集中し過ぎだと思うの。

『OOP』はまだムック最終巻を読んでなかったりします。って言うか、読み易いサイズにまとめ直して書き下ろし追加するとか何なの。
これで現在、『OO』関係の本、7冊積んでることになるぜ……

ところで、以前記事を書いた『朝まで授業Chu!』ですが、きっと元バイト先には入荷してないだろうとe-hon使ったのに、入荷してたってどういうことなの。
で、記事を見た先輩が5冊追加発注して、結果、3冊売れるってどういうことなの……?あからさまな萌え系は売れないと思ってたのに……。理解らない……。
って言うか、あの感想文で何故追加したし!?
おのれディケイド!

JUMP j-BOOKS,ノベライズ,漫画

ぬらりひょんの孫 浮世絵町綺譚 (JUMP j BOOKS)

原作:椎橋 寛 著:大崎 知仁(ともひと)

「消えぬぞ」
「幸せは消えぬ。ワシが消さぬ」
「よいか、珱姫。ワシのそばにいろ。ワシを見続けろ。ワシはぬらりひょん。敵の目をくらまし、姿を消すのがワシの畏れじゃが……、約束しよう、あんたの前からは消えぬ。あんたの目に、ワシは映り続ける」

ネットで面白いと評判だったこともあり、古本市の500円券を使うために購入。JUMP j-BOOKSなんて初めて買ったぜ……。
j-BOOKSってーと、赤の背表紙ってイメージがあったんだけど、最近はそうでもないのね。もしかして、小説ってバレ難くして漫画と間違って買わせる策略なんだろうか。

さて、本作は奴良組の妖怪達の日常と、じいちゃんと珱姫の祝言を描いた短編集。現代編でメインとなるのは良太猫、鴆(ぜん)、黒羽丸の三人。スポット当てるところが物凄いニッチな気がするのは俺だけなのか。
しかし、ニッチならニッチで苔姫の話なんかが読みたかったです。

で、スポットの当て方は面白いと思うんだが、いかんせんストーリーがなぁ。読み易いんだけど、ただそれだけと言うか。
じいちゃんと珱姫のエピソードに関しては、もっとイチャラブなのを期待していたら空振りだしなぁ。

まぁ、ノベライズだったら、こんなもんかなぁ。うーむ。
そうそう、カバー下にはコミックスと同様に描き下ろしがありました。

燃:C 萌:B 笑:B- 総:B

ぬらりひょんの孫 1 (ジャンプコミックス)
ぬらりひょんの孫 1 (ジャンプコミックス)

アニメ,ノベライズ

機動戦士ガンダム00P Vol.3―ガンダム00公式外伝! (電撃ホビーマガジンスペシャル)

「だから人間はすばらしい」

セカンドシーズン突入の第三集。相変わらず本編や他の外伝と有機的に絡み、展開していくストーリーが面白い。

マイスターの候補者として、エコやエイミーの名前が出ている。エイミーは『OOV』に登場しているキャラだった筈。
また、トライアルシステムは元々ハナヨが搭乗する機体に搭載される予定だったが、ハナヨが肉体を得ることを拒否したため、ナドレが開発されることになったんだとか。で、ハナヨガンダムになる予定だった機体はGNアーチャーになりましたとさ。
で、ハナヨの肉体になる筈だったのがハヤナってことらしい。

木星基地では過去に何か大きな事故が起こったらしい。その辺は劇場版に絡んでくるところなんだろうか。

本編や他の外伝のキャラや設定もわんさか登場。ニールやティエリア、フォン、リンダの名前、フェレシュテの初期構想、GN粒子の毒性についての研究etc.

終盤ではヒクサーが生命の危機に晒されるが、もしかしてオリジナルは死亡して、コピーであるイノベイドと入れ替わったとかか?

一方、『OOF』が完結し、イノベイドに視点を当てたコミカライズ『OOI』が始まるそうな。

そう言や最近、第四世代ガンダムの最終決戦装備バージョンがHGで出てるらしいね。

燃:A+ 萌:B+ 笑:C+ 総:A+

機動戦士ガンダム00 (1) [DVD]
機動戦士ガンダム00 (1) [DVD]