MF文庫J,ノベライズ

緋弾のアリアAA (3) (MF文庫J)
著:赤松 中学&チームアミカ イラスト:こぶいち

間宮あかり。
なんと、なんと、純真で━━
それが故に罪深い、天使だろうか……!

2015年9月の新刊。約2ヶ月3週間半の積み。隔月刊行。本編ⅩⅩⅠ巻からは連続刊行。多分、こっちは赤松さん本人が書いてるんじゃないと思うけど、それにしても刊行ペース早いな……。

表紙は志乃と高千穂さんというライバルコンビ。これからもノベライズの表紙は2人ずつの登場となるのかな。
志乃さんの思考も大概アカンけど、高千穂さんの脳内も相当キてるなぁw

というわけで3冊くらいでサクッと終わるかなーと思っていたら、夾竹桃との決戦を描いた後は、普通に新章突入でした。
待望の桜登場!これで勝つる!

次は2015年12月にⅣ巻。

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
緋弾のアリアAAⅡ(2015/07)
緋弾のアリアⅩⅩⅠ 秋霜烈日の獅子(2015/08)
緋弾のアリアAAⅣ(2015/12)

CD,アニメ,ノベライズ,講談社ラノベ文庫

おジャ魔女どれみ19 ドラマCD付き限定版 (講談社キャラクターズA)

「そうか、どれみちゃんもリア充だったね」

『おジャ魔女どれみ19』限定版の特典ということでドラマCD第3弾にしてラスト。
今回の内容はおんぷちゃんのお母さんの死とどれみの大学受験失敗と、物凄くヘビーな展開となっている。

構成は殆ど『おジャ魔女どれみ18 2nd Spring has……』、最後に『19』のエピローグ部といった感じ。

はづきちゃんの惚気話でぐぬぬってなったのは俺だけではない筈。まさる君爆発しろと言わざるを得ない。
おんぷちゃんが「ゴミクズ」とか言うの破壊力ヤバい。ただゴミの話してるだけなのに、あの可愛い声でゴミクズとか……。ZOKUZOKUするねぇ。

ちょっとだけだけど『わたしのつばさ』も聴けます。
よくよく見たら、スタッフの中に「文字:千葉千恵巳」って書いてあるw
どれみが黒板に書いた自分の名前、千葉さんが書いたのか……。

燃:B- 萌:A 笑:B+ 総:A+

限定版リンク
おジャ魔女どれみ19 ドラマCD付き限定版(2015/12)

シリーズリンク
ドラマCD おジャ魔女どれみ16 Vol.2(2014/03)

アニメ,ノベライズ,講談社ラノベ文庫

おジャ魔女どれみ19 ドラマCD付き限定版 (講談社キャラクターズA)
原作:東堂 いづみ 著:栗山 緑 イラスト:馬越 嘉彦

「ありがとう。ハッピーラッキー、みんなにとーどけ!」

2015年12月の新刊。約2日の積み。半年振りの新刊。
表紙は見事教師になったどれみ。何だろう、違和感あるような無いような。

さて、高校を卒業し、それぞれの夢に向かって進み始めた元おジャ魔女達。今回はこれまでの構成とは一変、どれみ、はづきちゃん、あいちゃん、おんぷちゃん、ももちゃんの5人それぞれの一人称で語られるエピローグ的連作短編集となっている。

口絵は大奮発の8ページ。どうした今回と思ったら、その分、挿絵が1枚もなかったでござる。ぎゃふん。
おんぷちゃんが美人過ぎて辛い。

おい、あんまり小学校時代のことを振り返るんじゃない!涙腺にがっつんがっつんきちゃうだろうが!
エピローグみたいなもんなので、劇的な展開は起こらず、半ばダイジェストで語られていく。
どれみは無事一浪で済んで良かった良かった。

巻末には後書き代わりに栗山さんのインタビューが掲載されている。
ドラマCDの感想は別で。

総評

そんなわけで伝説の再動、講談社ラノベ文庫『おジャ魔女どれみ16』シリーズ全9巻、これにて終幕。丸4年やってたのか。

まさか今になって、またどれみ達の物語に触れることが出来るなんて思っていなかったので本当に嬉しかったですね。
ちょっと現実の厳しさを前に出し過ぎた感がないでもないが……。

前半は結構、クラスメイト達のエピソードも挟んでいたけど、後半はあんまり無かったよな。一切語られていない人も残ってると思うし、まだどっかで補完してくれても良いんですよ?チラッチラッ

結局、アニメ化には辿り着けなかったのか。いやまぁ、このままの内容でやったらメチャンコ重くなるだろうけど。
ただ、同じ時期に放送していた『デジモンアドベンチャー』は大人向けで続編アニメを作ったことを考えると、まだワンチャンあるのかもしれん。

巻末には「いつから、これで終わりだと錯覚していた?」的に画集の発売が告知されてるし。2016年春に出るそうです。
んほぉぉぉおおおおおおおぉぉぉお、まだまだ『おジャ魔女』から搾り取られちゃうぅぅぅうううううビクンビクン(錯乱)

せや!どれみが受け持ったクラスの子供を魔女見習いにして、どれみはその娘達を見守るポジションに配置すれば世代交代して新章始められるやないか!
そんで『魔法つかいプリキュア!』とコラボ映画や!これで勝つる!!

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

限定版リンク
ドラマCD おジャ魔女どれみ18

シリーズリンク
おジャ魔女どれみ18 2nd Spring has……(2015/06)
おジャ魔女どれみ20’s(2019/10)

画集リンク
おジャ魔女どれみ16 馬越嘉彦Illustrations(2016/06)

 

 

MF文庫J,ノベライズ

緋弾のアリアAA II<緋弾のアリアAA> (MF文庫J)
著:赤松 中学&チームアミカ イラスト:こぶいち

「しっ……姉妹丼……!」

志乃さんアカン。
2015年7月の新刊。約2ヶ月3週間半の積み。半年振りの新刊。
表紙はアリアとアカリに続いて、ライカと麒麟か。ふともも!ふともも!
先に志乃が出て来なかったのが意外っちゃー意外。

今回も順当に原作通りの展開。強襲科ではマーガレットや少コミよりちゃおやなかよしの方が人気があるらしい。まぢかよ……。

それよりも驚いたのは夾竹桃が24歳だったという事実。何……だと……?ってなったわ。そんな年齢に見えねぇw

次は2015年9月にⅢ巻。

燃:B- 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
緋弾のアリアAA(2015/01)
緋弾のアリアⅩⅩ 恋と戦の超伝導(2015/05)
緋弾のアリアⅩⅩⅠ 秋霜烈日の獅子(2015/08)
緋弾のアリアAAⅢ(2015/09)

アニメ,ノベライズ,講談社キャラクター文庫

小説 ハートキャッチプリキュア! (講談社キャラクター文庫)
著:山田 隆司 イラスト:馬越 嘉彦

「勇気、愛、友情、優しさ、悲しみ、喜び……たくさんの気持ち。みんなの心。私は戦う!みんなの心のために!」

月光に冴える一輪の花。

2015年9月の新刊。約3日の積み。『ふたりはプリキュア』と同時発売。
『プリキュア』ノベライズ第1陣は初代と『ハトプリ』が選ばれた。何故『ハトプリ』なのかって話だけど、著者の山田さんが同じニチアサ枠の『おジャ魔女どれみ』のノベライズを別名義でやってるからってのも理由にあるのかしら。
というわけで執筆するのは本編メインライターの山田さん。表紙イラストは勿論キャラデザの馬越さん。

事前に公開されていた表紙イラストと粗筋からムーンライトさんがメインで、かつ本編をなぞった展開なんだろうということは予想がついていたけど、大体その通りでしたね。

最初の100ページくらいはキュアムーンライト誕生を丁寧に描いている。薫子さんにプリキュアになることを認めてもらうために修行するとかいうオトコマエな展開で吹く。そりゃ生身でも強いわけだわ。

コロンからプリキュアの種を得て変身するゆりさんのシーンは感慨深いものがあるな。よし、このプロローグ部分をOVAでやろう(提案)

ムーンライトさんがメインという時点でハードな展開になるだろうとは思っていたけど、「社会的制裁」とか「嬲り殺す」とか「血を吐く」とかいう表現が出て来て震える。俺が読んでるのホントに『プリキュア』のノベライズなんだよな……?って心配になってくる。
サソリーナの素体になった人間の過去、悲惨過ぎるだろ……。ノベライズで規制が緩んだからってブチ込んでき過ぎですわ……。

設定的に色々補完されている部分があるのが嬉しい。どうやら砂漠の使徒はDNAを扱う技術を得ていたようで、サソリーナ達3幹部も砂漠の生物のDNAを組み込まれた人造人間という扱いだったんだとか。

ダークプリキュアがプリキュアと同じタクトや技を使えるのはこころの大樹の力も組み込まれているとか、片翼の理由も明らかに。
しれっとキュアフラワーの先代がキュアローズだったことも書かれている。それ何てミルキィローズ?

更に何故かコッペ様の身体の中にある異空間、温泉が登場。これ、コミカライズ新装版のコメントに書かれていた、最終決戦のプロット段階であったけどボツになったっていう話じゃねーかw

他にも本編では殆ど出番の無かったパフュームでの身体能力強化も登場したのが嬉しかったな。あのシステム、便利そうなのに全然使われなかったからな……。

最後の最後でお父さんとコロンの生存エンドワンチャンないかなと淡い期待を抱いていたんだけど、全然そんなことなかったわ……。

4クール分を200ページくらいの尺に収めているので駆け足なのは仕方ないか。ただ、頻繁に出て来る「ダークなエネルギー」って表現が気になったな。他のところはやたらめったらハードなのに、この表現だけ妙に子供向けっぽくて違和感が。「闇の力」で良かったと思うんだけど。

次は2016年3月に『プリキュア5』『フレプリ』。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

本編リンク
ハートキャッチプリキュア! 最終話「みんなの心をひとつに!私は最強のプリキュア!!」

シリーズリンク
小説 ふたりはプリキュア(2015/09)
小説 フレッシュプリキュア!(2016/03)

著者リンク
おジャ魔女どれみ16(講談社ラノベ文庫、2011/12)

アニメ,ノベライズ,講談社キャラクター文庫

小説 ふたりはプリキュア (講談社キャラクター文庫)
著:鐘弘 亜樹 イラスト:稲上 晃

「人間関係も同じじゃないのかな。私となぎさは全然違うタイプだけど、人はみんな違って当たり前。大切なのはどうやって相手に歩み寄るかだと思う」

ノベライズだなんて、

ぶっちゃけありえない。

講談社キャラクター文庫2015年9月の新刊。約1日の積み。
以前から講談社キャラクター文庫から『プリキュア』のノベライズを出せ出せと喚いていた俺ですが、遂にシリーズ刊行開始。発売を知ったときは狂喜乱舞したものです。
『ハトプリ』と同時発売。平成ライダーのノベライズは発売スケジュールが乱れまくったので、こちらもそうなるのでは不安だったんだけど杞憂でしたね。

著者は『仮面ライダーディケイド』のノベライズを担当した鐘弘さん。
イラストは勿論、キャラデザ担当の稲上さんなんだけど、他の講談社キャラクター文庫と同じく挿絵は一切ありません

さて、描かれるのはキリヤ登場直後からのエピソード。それに絡めて、さなえお婆ちゃんとミップル(が中にいるコミューン)の物語が明らかに。
農作業編後と明記されているので17話以降ということになるか。
ちなみにクイーンとポルンにちょっとだけ出番があります。

設定的にはアニメ版と矛盾しないが、中盤からの展開は大きく異なっている。途中まではアニメでは語られなかったエピソードって形かと思ったけど。

キリヤの心情を掘り下げる構成は良かったな。まぁ、初代のどこを切り取るかとなれば、そりゃキリヤってことになるんだろうけど。
ただ、粗筋ではキリヤのことには一切触れられてないんだよなw

さなえお婆ちゃんのエピソードとは戦後ということで、アニメ本編では描き難そうな内容となっている。
まさかジャアクキングの暴走で現代にタイムスリップしてくるとは思わんかったがw
つまりお婆ちゃんがプリキュアのことを知っていそうな言動をたまにしていたのは、このときに実際にプリキュアを見たからだったんだな。
10年越しに明らかになるとはな……。

何がビックリするってアニメでは3回しか使わなかったレインボー・セラピーが登場したのがビックリする。俺も読むまで、そんな技があったことをすっかり忘れてたわw

次は2015年9月同時発売の『ハトプリ』、2016年3月に『プリキュア5』『フレプリ』と続きます。

燃:B+ 萌:A- 笑:B 総:A

シリーズリンク
小説 ハートキャッチプリキュア!(2015/09)
小説 ふたりはプリキュアマックスハート(2017/10)

著者リンク
小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界 ~レンズの中の箱庭~(2013/04)

 

MF文庫J,アニメ,コミカライズ,ノベライズ,富士見ファンタジア文庫,富士見L文庫,講談社キャラクター文庫,雑記,雑誌,電撃文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・青春ブタ野郎はおるすばん妹の夢を見ない
・エロマンガ先生⑤ 和泉紗霧の初登校
・のうりん <11>
・りゅうおうのおしごと!
・中古でも恋がしたい! <3>
・異世界ラ皇の探求者 03.ロリ吸血鬼はハフハフです!
・姉と妹の下着事情。
・小説 ふたりはプリキュア
・小説 ハートキャッチプリキュア!
・ぼくのゆうしゃ <8>
・オレと彼女の萌えよペン <4>
・緋弾のアリアAAⅢ
・機巧少女は傷つかない15 Facing “Machine doll Ⅰ"

の計13冊。
電撃文庫では『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』に続くニコニコ動画とのコラボ企画が『青春ブタ野郎』になるそうです。アニメ化内々定出てるのかなー。

GA文庫では『りゅうおうのおしごと!』のコミカライズがヤングガンガンで連載決定。えっ、まさかもうアニメ化内々定してるのか……?

『中古でも恋がしたい!』はドラマCD化決定。コミカライズを挟まずに、いきなりドラマCDというのはどういう流れなんだろうか……。

講談社キャラクター文庫では、しれっと新刊の帯に2016年3月に『Yes!プリキュア5!』『フレッシュプリキュア!』のノベライズの発売予定が書いてあって吹く。もっと大きく書けよw

コミカライズは、

・緋弾のアリアAA <Ⅹ>
・オレと彼女の萌えよペン <2>

の計2冊。
あとドラマガ買いました。

アニメ,ノベライズ,講談社ラノベ文庫

おジャ魔女どれみ18 2nd Spring has…… (講談社ラノベ文庫)
原作:東堂 いづみ 著:栗山 緑 イラスト:馬越 嘉彦

「付き合ってるのに、小竹はどれみが天然だってこと、なんで知らないんだろうねっ」

精神的フルボッコ。

2015年6月の新刊。約3日の積み。9ヶ月振りの新刊。
表紙はおジャ魔女全員集合ということでサブタイも相俟って、まるで最終巻であるw

いよいよ卒業が近付き、遂に小竹の約束が果たされる時が来た。受験に進路に恋愛と、相変わらず慌しいどれみの日常だが……。

小竹が男を見せ奮闘する美空高サッカー部激闘編に遂に幕が下りる。約束が果たせてウルトラハッピー!かと思いきや、おんぷちゃんを悲劇が襲う。
病気療養中だったお母さんが脳梗塞で倒れて、そのまま亡くなったのだ。おいおい、マジかよ……。どんだけ痛めつけるんだよ……。
何なの、栗山さんはを精神的フルボッコにしないと気が済まないの?

少しでもおんぷちゃんを癒すため、最後のマジカルステージを発動させるどれみ達。ハナちゃんの詠唱が「にこやかに」ってのは、いかにもハナちゃんらしくて良いですね。

ところで、おんぷちゃんの「恋は時間じゃない」発言が意味深過ぎて困る。おんぷちゃんに恋人とか、おじさん絶対に許さないよ(気持ち悪い)

そして、どれみは大学受験を失敗し、浪人生活が確定という。リアル過ぎて笑えないわ……。
こんなん高校生くらいで読んでたら未来に不安しか覚えないぞ、きっと……。
いや、勿論、鬱なだけじゃなくて、ちゃんと前を向く物語にはなってるんだけどさ。

恒例となった巻末インタビューはプロデューサーの関さん。途中まで良い話してたのに、最後の最後でアニメ化は売り上げ次第とか生々しいこと言うから台無しじゃねーかw
ってか、こんだけクソ鬱な話ばっかりしてるのに、まだアニメ化狙ってるのか。てっきりアニメ化を諦めたから、アニメに向かなそうな話をしてるんだと思ってたわ……。

次は2015年12月にドラマCD付き最終巻。次巻もハッピーラッキー、みんなに届け!

燃:B+ 萌:A 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
おジャ魔女どれみ18(2014/09)
おジャ魔女どれみ19 ドラマCD付き限定版(2015/12)

 

 

MF文庫J,ノベライズ

緋弾のアリアAA (MF文庫J)
著:赤松 中学&チームアミカ イラスト:こぶいち

あかりちゃんは━━きっと、本物の天使なんだ。
学校で孤立しているかわいそうな私に、神様が遣わして下さった天使なんだ……

2015年1月の新刊。約1ヶ月2週間半の積み。
MF文庫J『緋弾のアリア』のスピンオフコミカライズで、アニメ化も決定した『緋弾のアリアAA』のノベライズ。

キャッチコピーは本編の「大スケールアクション&ラブコメディー」に対して「中スケールアクション&日常コメディー」となっているのが面白い。

著者は赤松さんだけでなく、チームアミカという謎の名義が。これは赤松さんがコミック用に書き下ろしたプロットをベースに誰か別人が執筆してるってことなのかな。

内容は小説オリジナルではなく、単純に『AA』のコミックの小説版という体裁。各章はコミック版の各話に相当してるのかな?
ただ、そこはやはり文章媒体ということでコミックでは拾い切れていない情報があるみたい。

後は志乃さんがコミックよりヤバくなってるw
「あっ……(察し)」ってなるわ……。
これからどんどんノベライズしていくのかな。それともアニメが終わったら、そこで終了するのか……。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A-

シリーズリンク
緋弾のアリアⅩⅨ 小舞曲を御一緒に(2014/12)
緋弾のアリアⅩⅩ 恋と戦の超伝導(2015/05)

緋弾のアリアAAⅡ(2015/07)

原作リンク
緋弾のアリアAA <Ⅰ>(2011/03)

 

ノベライズ,特撮,講談社キャラクター文庫

小説 仮面ライダーウィザード (講談社キャラクター文庫)
著:きだ つよし

「一人ぼっちだから放っておけないの……そんな操真晴人という人が」

ウィザード、本当のフィナーレ。

2014年10月の新刊。約3日の積み。
取り敢えず出すと発表されている中ではラストとなる『ウィザード』のノベライズがいよいよ登場。

これまでの表紙の背景は単色だったんだけど、今回は魔方陣が描かれている。改めて見返したら『忍風戦隊ハリケンジャー』のノベライズも模様入ってるな。

著者はメインライターであるきださんということで、内容はがっつりテレビ本編と繋がりのあるものとなっている。
きださんは『響鬼』のノベライズも書いていましたね。

時系列は『戦国MOVIE大合戦』の後となっており、『ウィザード』本当の完結編といった様相。
0課と協力し、ファントムの残党を倒していた晴人の前に現れたもう1人の晴人。2人の晴人の存在に晴人だけでなく、凛子も心かき乱されて……。

メインライターが書いているだけあって、色々と本編で説明しきれていない事情なんかも出てきている。
まさか今更、晴人がプレーンシュガーに拘る理由が明らかになるとは思わなかったわ……。

タイムウィザードリングが『MOVIE大戦アルティメイタム』でしか使われてない理由付けも一応されている。
ってか、あの指輪が他の媒体でちゃんと登場するとはな……。

晴人が戦いの後に言う口癖は「ふぃー」じゃなくて「ふぅい」だったという地味な衝撃。いや、とてもそう言っていたとは思えないんだが……。

やっぱりテレビシリーズでは出来ない要素を入れてくるんだな。2人の晴人なんて撮影がメチャンコ手間そうだしなw

何よりヒロインのようなポジションに居ながら全然色っぽい展開の無かった凛子が逆転ホームランかましたのが良かったですね。
インタビューやら何やらで、晴人のコヨミに対する感情は恋愛感情ではないとか言われていたけど、こういう形で決着するとは。
きっと2人は子供にコヨミと名付けるのであろう。

そんな具合で最後のショータイム『小説 仮面ライダーウィザード』でした。やはり平成2期のノベライズは傑作の法則なのか。
次は『鎧武』が出るんだろうかね?

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

映画リンク
仮面ライダー×仮面ライダー 鎧武&ウィザード 天下分け目の戦国MOVIE大合戦

シリーズリンク
小説 仮面ライダーフォーゼ 天・高・卒・業(2014/02)
小説 仮面ライダー鎧武(2016/03)