GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ メモリーズ・ホワイト (GA文庫)

著:高殿
円 イラスト:凪 かすみ

 

「おまえがどこにいようと、俺は、必ずおまえを見つけ出す。だから、会えないことなんてあるはずがない」

「どこにいようと…?」

「ああ、どこにいようと。どんな姿をしていようとだ」

「それは、なぜ?」

 

「――あのときも、いつかまた、逢える気がしていたから」

 

 約二日の積み。通算四十五冊目。三ヶ月振りの新刊。キネティック後半戦『Endless Area』下巻に当たるシリーズ第八弾。

『クリムゾンS』四巻と同時発売。

 

 さあ、キネティックの焼き直しも遂にクライマックスです。カバー下のイラストは健在。

 

 ダンテとエリュトロンの野望を打ち砕き、無事現代へと戻ることが出来たスノウ達。この体験は彼女達の中に少なくない変化をもたらした。

 

 ナノポニートも加えて、年内には新展開行けるか?

 

 書き下ろし短編は精霊島学院の学園祭にやって来たサラサが主役の『プロデュースド・ホワイト』。

 彼女とリシュリーの絡みを見ていると、和解して、サラサがジョッシュの子供を産むという展開もありそうだ。

 

 サラサはジョッシュの秘書になろうと思い立つシーンがあるが、これが『赤』を始めとする現代のシリーズで登場する神曲楽士派遣事務所の先駆けになっているようだ。面白いところで繋げてきたな。

 

 そして牛と文通を始めることになったサラサ。「よさそうな牛を、つかまえました」で吹いたw

 サラサ可愛いよサラサ。

 

 高殿さんは全体会議で牛の抱き枕カバーを作ってくれと泣きついたらしい。作ったら、ウケは取れそうだけど、売れないだろうなぁ。

 

 来月は『ポリフォニカ』の新刊はありません。月刊ポリフォニカを続けるより、アニメ放映中により多くの新刊を出すことを優先したんだろうか。でも、こっちの帯にはアニメの「ア」の字も書いてないけど。

 

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A


GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 4 (GA文庫 さ 1-14)

著:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇

「見よ。この感動巨編!!」

約一日の積み。一ヶ月延期の末に発売。通算四十四冊目。三ヶ月振りの新刊。榊さんの『ポリフォニカ』としては二ヶ月振り。まぁ、厳密には『エイフォニック・ソングバード』があるから、もっと狭い間隔なわけだが。
『メモリーズ・ホワイト』と同時発売。今月に『ポリフォニカ』は二冊あるけど、両方ともキネティックの焼き直しなので、ちょっとぐんにょり。贅沢ですが。

表紙は大人コーティとエレインドゥース。二人には衣装デザインに共通している部分があったりするので、凄く良いコントラストになっています。ただ、エレインはレイトスとセットにするべきだろう、常識的に考えて……(´・ω・`)
五巻の表紙は誰だろうなぁ。あと女性キャラで出ていないのはユフィンリー、ミゼルドリット、ライカ、イアリティッケ、ウコンあたりか。
可能性として思いつくのはコーティ&ミゼルorイアリティッケ、ユフィンリー&ウォルフィスorミゼルあたりか。大穴でミゼル&イアリティッケ。
ウコンは女性とは言え、キャラクター的に表紙は無理っぽいしなぁ。ライカは微妙だが……。
口絵はピンナップ形式で、表はキネティック前半のパッケージ絵、裏はキャラ紹介になっている。

さて、キネティック三話前半戦。増加するテロに不安を煽られる市民達。それはトルバス神曲学院の学生達も例外ではなかった。しかし、それでも日常は続き、フォロンはコーティとの関係において、悩みが尽きることはなかった。自分達が世界の存亡を賭けた戦いに既に巻き込まれ始めていることに気付かずに……という筋。

今回は学院に〈嘆きの異邦人〉の神曲楽士達が襲撃してきたところまでを収録。後書き曰く、相当な箇所修正を加えているらしいが、特に目立った修正箇所は見付けられなかった。

特別短編は書き下ろし『TWIN SISTER』。ユギリ姉妹のエピソードかと思いきや、ミゼルのエピソードでした。
時期としてはフォロン達の卒業直前。『エイディング・クリムゾン』で語られたミゼルの合体変形の理由がより詳細に語られる。

このエピソード中にエリュトロンの名前が出て来るが、このタイミングでその名前を出すということは、『赤』の次の展開で出て来るということだろうか……。

後書きでシェアードワールドで広がった設定を色々取り込みたいと言っているが、そう言うことを匂わされるとwktkしてしまうなぁ。

そう言や、ブログで新企画がどーのこーのって言ってたけど、折角『イコノクラスト!』が終わって、出来た余裕を自ら粉砕するのか……。

次は『メモリーズ・ホワイト』。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

アニメ,GA文庫

「一緒に戦って、コーティ」

「承知した。希望は私が守る。我が契約主よ」

 

『シンケンジャー』を視た後だと、〈無限鍵盤〉が烏賊折神に見える件。

 

 最終決戦前夜、フォロンとコーティは夜空の散歩を楽しむ。

 コーティ曰く、奏世に必要なスコアはカオルが隠したらいしが、それはコーティの中に隠されているということなのか?

 この辺はアニメで説明するのは難しそうだから、いじってあるのかな。

 

 ユフィンリーが母と食事をするシーンは原作にもあるが、彼女の母親のビジュアルが出るのって初めてじゃね?

 

 そして〈嘆きの異邦人〉のアジトに突入したフォロン達だったが、コーティはフォロンを戦いの場から遠ざけ、単身イアリティッケに戦いを挑む。ってところで続く。

 

燃:A- 萌:A+ 笑:B 総:A


神曲奏界ポリフォニカ 0~4話フルパック
神曲奏界ポリフォニカ 0~4話フルパック

GA文庫

メイド刑事 2 (GA文庫)

著:早見 裕司  イラスト:はいむら きよたか

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  早見さんって、富士ミスの『Mr.サイレント』の人だったのね。

  さて、第二巻。相変わらず萌えは殆ど無し。はいむらさんのイラストのお陰で萌え要素が補われている部分もあるが。

  今巻も連作短編形式。三本目のエピソードでは、葵の両親を死に追いやった存在が見え始める。意外と早く出て来たな。と言うか、やるとしたらラストエピソードかなと思うくらいである。

  そして葵のメイドとしてのプライドが今回も冴え渡る。

燃:B  萌:B  笑:B  総:A

雑誌,GA文庫

ゲーマガ 2009年 07月号 [雑誌]

『スパロボ学園』

 スパロボは何処へ行こうとしているのだろう……。

 参戦作品のキャラ達が入り乱れて学園モノが展開するのかと思いきや、版権関係は戦闘のみなのね。

 

『クイーンズブレイド
スパイラルカオス』

 はいはいキャラゲーキャラゲーと思っていたけど、PV見たら意外とちゃんとしたゲームっぽくて驚いた。『スパロボ』のPVみたいな印象を受けた。

 

『以下略』

 まさかの『幻想水滸伝Ⅱ』オチに吹いた。

 

『神曲奏界ポリフォニカ
エイフォニック・ソングバード』

 ウリ坊のしましまが無い……だと……?でもウリ坊可愛いよウリ坊。

 

 今回はラグナスのサポートでウリ坊がティアンに弟子入りするエピソード。レイファスも登場。今後、色々なところでティアンの出番が増えそうですね。

 

 無意識に神曲を奏でられる云々の下りって『黒』三巻か何かで出て来た話だよな。

 

 次回はLOVEな波乱の予感です。

 

 アニメDVD二巻の神奈月さんの描き下ろしジャケットはズルイと思うんだ。

 

『ロロナのアトリエ』

 PV見たら猛烈にやりたくなってきた……。箱だったら『CHAOS;HEAD』のこともあるし、買おうかなって気にもなるんだが、PS3かよ……。ああ、ほしー。

 

『タイムリープ』

 PVを見たら(ry

 

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

雑誌,GA文庫

GAマガジン VOL.2 (SOFTBANK MOOK)

『神曲奏界ポリフォニカ』
表紙は当然のようにコーティ。コーティ可愛いよコーティ。差分変化イラストのピンナップが付いてます。

特集では、みかきさんが各シリーズのメインキャラクターを描き下ろしているのだが、『青』の面子だけ居なくて全俺が泣いた。文書中にはちゃんと『青』の存在が書かれてるけど。

マティアとウリ坊の抱き枕カバーが出たそうですね。カバーは要らんけど、バスタオルマティアとウリ坊のイラスト部分だけは欲しい。

『エイフォニック・ソングバード』の特別書き下ろし短編は『エイフォニック』の面子に加え、『赤』と『リプレイ』の面子も登場という豪華な内容となっている。

レイファスの力の総量の説明のときに例としてイアリティッケの名前が挙げられている。『クリムゾンS』の原稿を書いていて思い出したんだろうか。
ペルセルテとミゼルドリットが契約を続行していることや現在トルバス神曲学院の学院長はエレインドゥースが勤めていることが判明。レイトスは未だ入院中なんだろうか。
更に恋愛方面で滅多に自分の気持ちを語らないフォロンがちょこっとだけとはいえ、心情を吐露したりとサービス効かせ過ぎw

演劇の衣装でウリ坊がスク水を着て出て来る場面があるが、味も素っ気も無いとはどういうことですか榊さん!?

『エイフォニック・ソングバード』は第1話も掲載。

『リプレイ』はスピンオフとして、リプレイ執筆者の加納さんによる短編小説が掲載されている。ティアンとバーセルがトウヤ神曲楽士派遣事務所に就職したときのエピソード。小説としてはいたって普通なんだが、榊さんの作品の直後に掲載されているため、どうしても見劣りしてしまう。
もうちょっと掲載順考えようぜ編集部……。『ポリフォニカ』でまとめたかったのは理解るけど。

『テスタメントスフィア』
特集のみ。ピンナップ付き。
何故、白スクにした!?

『ばけらの! アンディ・シグの最強講座』

「原稿終わってないんだってば。イヅナだってしめきりやばいだろ。終わったの?」
「ばかやろう、まだ始まっちゃいねえよ」

サブタイトルの時点で、もしかしてとは思ったけど、本当に時雨沢さんが出て来て吹いた。
でもメインはデニ子さんなワナ。イヅナのツンツンは特にどうも思わないのに、デニ子さんのツンツンは良いんだよなぁ。

『ライトノベルの楽しい書き方』
激闘カレー対決。いつも通りでした。

『で・こ・つ・ん★』
人物紹介で紅愛お姉ちゃんが弟に想いを寄せているって明言されていて吹いた。ガチなのかよw

真心と心愛が泉命女学園に入る少し前のエピソード。真心が心愛をストーキングするエピソードです。本当です。
紅愛お姉ちゃんは真心の中学の卒業祝いに、このときのために作成した自分の写真集を送りつけたらしいが、つまりオカズにしろ毎日愛でろということですね、分かります。

『這いよれ!ニャル子さん』

「激マジにラブってます」

文庫はそれなりにストーリー展開をするための要素としてネタ以外のものも入っていたが、それが無くなり、益々やりたい放題に。ネタのチョイスが自由過ぎる。
『となりのせきのますだくん』とか重箱の隅を突くようなネタをw
平成ライダーネタも相変わらず多い。『仮面ライダーG』ネタまであったし。

SAN値については注釈が付いている始末。って、TRPG『クトゥルフの呼び声』のパラメータなのかよ!道理で辞書とか調べても乗ってない筈だよ!!

『オルキヌス』
軽快な会話がぼちぼち面白かったが、いかんせん『ニャル子さん』の後なので見劣りしてしまうなぁ。

『純愛を探せ!』
まぁ、普通にラブコメ。

GA文庫大賞は十一人も受賞者出したのね。まぁ、取り敢えずは書き手を増やしていこうって作戦なのかな。

というわけで、GAマガジン二号でした。一号のときよりも全体のクオリティは上がっている印象。値段は良心的。つーか付録を付けて値段を上げるのは止めてください。
次はいつだろうなぁ。『メイド刑事』実写ドラマ絡みで出たりするかな。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

アニメ,GA文庫

「理解しているつもりだ、フォロンの気持ちは」

 

 次々と奪われていく奏世楽器。その最中、四楽聖が生命を落としていく。キネでもレイトス以外の四楽聖が死んだって明言されてたっけ?

 

〈嘆きの異邦人〉のテロの所為で政府は機能不全状態ということで、フォロン達学生にお鉢が回ってくる。

 

 コーティが叫ぶときの戸松さんの演技が若干過剰気味な気がする。映像と合わないくらいデカい声を出していると言うか。

 

 それはそうと、イアリティッケ可愛いよイアリティッケ。怖いけど。

 

燃:A- 萌:A 笑:C+ 総:A

神曲奏界ポリフォニカ 0~4話フルパック
神曲奏界ポリフォニカ 0~4話フルパック

GA文庫

メイド刑事<デカ> (GA文庫)

著:早見 裕司  イラスト:はいむら きよたか

 

「悪党ども、冥途が待ってるぜ!」

 

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  萌え系作品と見せかけて、実は殆ど萌え要素は無い八十年代テイストの作品。タイトルロゴからサブタイトル、話のオチまで、とことん八十年代っぽい。本物の八十年代テイストをそうそう感じたことが無いので、あんまり断言は出来ないんだが。

  で、萌えは無いが、なかなか燃える。「悪党ども、冥途が待ってるぜ!」が出ると、一気に燃えるな。

  巻数を見ると、アニメ化の条件は十分満たしていると思われるが、どうだろうなぁ。『ポリフォニカ』に続くGA文庫二作目のアニメ化を狙えるか。クオリティさえ高ければ、映える作品だと思うが……。

 と思っていたら実写ドラマ化決定しました。

燃:A  萌:C  笑:B  総:A

アニメ,GA文庫

「本当に怖かったのは……真実を知ったお前に嫌われるんじゃないか、と……」

 

 OP〈嘆きの異邦人〉メンバーのシルエットが解禁

 

 四楽聖は始祖精霊を契約しているって発言があったけど、それは噂の一つに過ぎないのだろうか。

 また、レイトスが眼鏡の再構成や壁抜けをやってたけど、原作でもやってたっけ?

 

 フォロンはようやくコーティがかつて〈嘆きの異邦人〉の仲間だったことを知る。だが、コーティはコーティと考え、絆は更に強くなる。

 ここでようやくコーティが真の姿に。何か顔細長くね?

 原作を読んでいる身としては何の衝撃も無いんだが、原作未読だとインパクトあるのかな。

 

 今回の時点でコーティをスコアにする発言が出ている。

 

 そしてイアリティッケが奏世楽器を奪おうとするところで続く。

 

燃:A- 萌:A 笑:B- 総:A

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 4
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 4

GA文庫

で・こ・つ・ん★2 (GA文庫)

著:野島
けんじ イラスト:しゅがーピコラ

 

 ちょっと脅かしただけで、心愛が首にぎゅっとむきゅっとしがみついてきた。愛らしすぎてたまらない。抱っこちゃん天使だ。

 

 主人公病気wwwwwww

 

 約六日の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙はネコミミ&尻尾付きの心愛。帯には「猫耳心愛はお兄ちゃんによるイメージで、本編のものとは異なります。深くお詫びするとともに、ぜひ連れておかえりください」って書いてあって吹いた。

 お兄ちゃんの妄想なのかよ!!

 

 さて、今回も口絵がサービスいっぱいです。四ページ全てがサービスカットです。これは口絵で釣られても仕方ないわ。

 

 見逃せないのは、裏表紙の折り返し部分にもイラストがあること。こういう細かい仕掛けはいいな。

 

 本編は一巻同様、女装した主人公真心が実の姉や妹に興奮する話です<嘘は言っていない

 

 紅愛お姉ちゃんにもスポットが当たり、彼女の過去が垣間見える。いやしかしお姉ちゃんエロいなぁ。俺もエロいお姉ちゃんほしー。

 

 シリアス部分ではどうも今後、学園の常識を覆す方向に話が動いていきそう。提示した設定をひっくり返すって展開は好きだから、シリアスになるならシリアスになるで期待かな。

 

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A