アニメ,富士見ファンタジア文庫

「死ぬわ!!」

ファンタジア文庫原作の大人気シリーズがスタッフを一新して、2期を開始。発表から放送まで凄い長かったよな……。当初は1期のスタッフ継続予定だったけど、揉めて制作会社が変わったりしたのかな?
ディーンからAICに変更、キャストも一部入れ替えが行われている。まぁ、1期のキャラの声とか全然憶えてねぇけどな!(ぉ
1期の放送終了が2009年12月だから随分間が空いたよな……。

2012年10月からニコニコで先行放送されており、3ヶ月遅れでテレビ放送開始。ニコニコでの放送時はタイムシフト不可能だったので、見送っていました。
『えびてん』はテレビ放送時に追加パートがあったらしいんだけど、これも何か増えてるのかな。

さて、導入編ということで、第0話として、杉崎がいかにして生徒会役員となったかが語られる。OPはカットで。
引き立て役として、水無瀬が登場。宇宙姉弟もアニメ初登場だっけな。

原作で読んだときは、かなり面白かったエピソードの筈なんだけど、作画ェ……。おいおい、初回で、このレベルは今後が凄い不安になるんですが……。
ギャグもテンポ悪めだしなぁ。大丈夫かな。
EDはOP映像を流用って形か。

燃:C 萌:A- 笑:B 総:A-

シリーズリンク
生徒会の一存 最終話「生徒会の一存」

エピソードリンク
第1話「テコいれする生徒会」

アニメ,GA文庫

「はいて……ない……!?」

GA文庫原作の甘修羅ラブコメが満を持してのアニメ化。制作は『ソードアート・オンライン』を大ヒットさせたA-1 Pictures。
知ってたわー、アニメ化するとか原作1巻出た頃から知ってたわー。
まぁ、そのヒットのお陰で同時進行する筈だった別シリーズ『踊る星降るレネシクル』は停止してますけどね。

BS11の放送待ちかと思っていたら、何と2012年10月から開始したABCテレビ深夜アニメ枠水曜アニメ<水もん>枠内での放送でした。
前期、この枠では『俺の妹がこんなに可愛いわけがない TRUE ROUTE スペシャル版』を放送してたし、ラノベ原作アニメ枠としても動きそうだな。
ってか、『俺妹』2期もこの枠なのか。
いや、正直、ABCのアニメとか、『プリキュア』があれば、それだけで十分過ぎるのだが。

さて、両親の影響で恋愛アンチを標榜する主人公、季堂鋭太は同じく恋愛アンチの少女、真涼からフェイクの恋人を演じるよう脅されることに。
勿論、鋭太の幼馴染み、千和が黙っている筈も無く……というお話。
まぁ、タイトルから大体理解ると思うが、ガチ修羅場は、ほぼ皆無なので。

自演乙の4人が歌うOPは、やたらたとパステルカラーな色遣い。カット数が多いっぽい。
キャラデザはラノベ原作アニメにしては、比較的オリジナルに近いかなぁ。

今回は鋭太が真涼からフェイク恋人を強制されるところまでなんだけど、何だろう、描写が丁寧というか、雰囲気が落ち着いているというか。アホなノリになってくるのは自演乙が結成されてからかな。
鋭太と千和の関係性とか、過去の出来事を匂わせる台詞があったりも。

真涼が鋭太の黒歴史ノートを出すときに、ちょっと『ジョジョ』っぽくなっていてワロタ
もっと露骨にやっても良いのよ。ってか、丁度向こうもアニメ放送中じゃないかw

暫くは、ヒロイン2人体制だけど、既に大勝利さんらしき女の子の後姿が登場している。
EDを歌うのは真涼か。今回は本編が食い込んだ特殊ED。

あ、ちなみに正確には「俺の彼女と幼なじみと元カノと婚約者が修羅場すぎる」なので注意な。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
#2「新しい部を結成して修羅場」

原作リンク
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる

一迅社文庫

恋人にしようと生徒会長そっくりの女の子を錬成してみたら、オレが下僕になっていました (一迅社文庫)
著:月見 草平 イラスト:さくらねこ

「お前、なにで味つけしたの?」
「塩とカイエンペッパーだけど」
「なんで初心者がそんなチャレンジングな味つけすんの!?」
「辛味を入れた方が、甘さが引き立つってバッチャが……」
「お前にバッチャいないよ!ってか、引き立つ甘さ成分入ってないよ?」

一迅社文庫2012年8月の新刊。約4ヶ月3週間半の積み。一迅社文庫に再びMF文庫J作家の月見さんが登場。前作『まなかみ!』からは2年1ヶ月振り。
イラストがさくらねこさんなら買わないなどという選択肢は無いわけで。

さて、舞台は女性だけがなれる巫女錬金術師(アルケミック・メイデン)を養成するマーサ学院。
何故か男なのに巫女錬金を使える主人公アレクは、自分好みの恋人欲しさに禁忌の人体連成に手を出すことに。生まれた女の子は可愛かったものの、性格に問題ありで……というお話。

近年、一迅社文庫は、やたら長文タイトルの作品を出してるけど、これもその一環か。本作はラノベを馬鹿にするスレで7割くらいの確率で槍玉に挙げられている気がする。

のっけからお漏らしシーンがあったので、タイトルに相応しいイカレた展開かと期待したんだけど、ごくごく普通のファンタジーラブコメでした。MF文庫Jが好きそうなアレ。
ところどころ、ファンタジーらしからぬ言葉が出て来るのはどうかと思うが。アップデートとかな。

しかし、何故お漏らしシーンに挿絵を用意しなかったし。と言いたくなるくらい、イラストがBATSUGUNに良い。アメリア可愛いよアメリア。
つまり、真面目なシーンとか要らないから、もっと挿絵の力を活かせる展開を増やせばいいと思うの。
問題は、俺があんまりガーターベルトが好きじゃないということだな<どうでも良い

次は2013年1月に2巻。もう1冊だけ!もう1冊だけ読ませてくれ!

燃:B- 萌:A+ 笑:B+ 総:B+

シリーズリンク
恋人にしようと生徒会長そっくりの女の子を錬成してみたら、俺が下僕になっていました 2巻(2013/01)

著者リンク
まなかみ!(2010/07)

イラストリンク
レイヤード・サマー(電撃文庫、2011/01)
それがるうるの支配魔術 Game1:ルールズ・ルール(角川スニーカー文庫、2011/04)
優等生以上、フリョー未満な俺ら。(GA文庫、2011/10)
mgmg! 先輩と俺の悩ましき日常(C★NOVELSファンタジア、2012/09)
超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!(GA文庫、2015/10)
一條明日菜の地球連合(ファミ通文庫、2016/05)

アニメ,電撃文庫

「私がニャンゴロー星人を全て倒すわ」

2週振り。
第2クール開始。新OPはスルメ曲かなぁ。全体的に、さくら荘の住人紹介といった感じ。リタの扱いがやたらと良い件。

さて、クリスマスが近付き、そわそわし出す人々。そんな中、様子のおかしいましろんに戸惑う空太。
しかし、ましろんはましろんで、胸の中から消えない空太の存在に戸惑っていたわけで。

空太が声を荒げるのも、お腹痛いけど、基本的に平坦なテンションのましろんが感情を乗せた喋りをすると、キリキリくるわ……。

一方、乙女モード全開の七海が可愛過ぎて困る。しかも、寒くなってきたから制服姿のときはタイツ装備だしな!
ホント、報われないのが可哀想で仕方がない。

新EDのイントロと共に、それぞれのクリスマスが迫る……というところで続く。このタイミングって引っ張ってる時点で、既に七海の負けフラグな気がしないでもない。

新EDは曲自体は良さげだけど、映像がえらい単調だな……。
これは本編が食い込む特殊ED回が多いってことなのだろうか……。

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
#12「愛のパワーin文化祭」
#14「イヴの窓辺とそれぞれの灯り」

ガガガ文庫

やましいゲームの作り方 (ガガガ文庫)
著:荒川 工(たくみ) イラスト:nauribon(なうりぼん)

ちなみに、この世には二種類のPCゲームがある。
パパ・ママに言えるゲームと、言えないゲームだ。

ガガガ文庫2012年12月の新刊。約3週間半の積み。単発作品『ワールズエンドガールフレンド』から丸1年、エロゲクリエイターが本業らしい荒川さんがガガガに復活です。
エロゲ業界ものと聞いて買っちゃいました。え、何これ、ファンタジア文庫『冴えない彼女の育てかた』といい、ラノベにエロゲ業界ブーム来ちゃう?

イラストは最近、色んなところで見かける気がするnauribonさん。ファンタジア文庫『鳩子さんとラブコメ』とかファミ通文庫『デキる神になりますん』とか電撃文庫『秘密結社とルールと恋』とか。

表紙は帯を外すと、ぱんつが見えそうな構図ですが、そんなことはない。ぱんつは総扉でお楽しみください<何なんだ

主人公、直海龍介は30代半ばのエロゲシナリオライター。ある日、事故から息子である忍を庇って不慮の死を遂げてしまう。
何の因果か、忍の意識を押しのけて、彼の身体の主導権を得た龍介は、やり残したシナリオ作成を再開して……というお話。

まさかの、ラノベでオッサン主人公という。他に例あるかな……。まぁ、というわけで、オッサンには感情移入し辛いので、必然的に忍の方に感情移入することになるんだけど、すると、あら不思議。
登場する女性は全員年上じゃないですかー!年上のお姉さん祭りだ!わっしょい!わっしょい!

「きゃー」とか言いながら恥ずかしがるけど、たまにお姉さんっぽくなる平栗さんが可愛いです。

で、勿論フィクション織り交ぜつつではあるんだろうけど、ゲームの制作過程を追っていく展開は楽しいよな。
恥ずかしながら、ミドルプライスとフルプライスとか初めて知りました。

同時進行で、忍の学校生活のエピソードも進めていくのが上手い。どっちの結末も気になっちゃうから困る。
学校生活とエロゲ制作、2つは完全に切り離されているわけではなく、ある1点で繋がってるんだけど、そこが顕在化してくるのは2巻以降か。

あまりラノベでは見かけない視点からの切り口で面白かったです。
そこそこの巻数出てほしいけど、荒川さんって初シリーズの『にこは神様に〇〇される?』は2冊しか出してないんだよなぁ。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
やましいゲームの作り方 <2>(2013/05)

イラストリンク
デキる神になりますん(ファミ通文庫、2012/03)
セントレイン戦記1 ~七戦姫と禁忌の魔剣士~(オーバーラップ文庫、2014/11)
勇者が魔王を倒してくれない(GA文庫、2015/02)
豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい(ファンタジア文庫、2017/02)

角川スニーカー文庫

それがるうるの支配魔術 Game5:キングメーカー・トラップ (角川スニーカー文庫)
著:土屋 つかさ イラスト:さくらねこ

「《犬海丸という人間は、本来存在しない》」
さようなら、みんな。

2012年9月の新刊。約4ヶ月1週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
表紙は、ちょっとアンニュイな感じで。

さて、るうるのお兄さんの残した暗号を頼りに、テーマパーク、ルークスワールドへとやって来た欧文研の面々。
何やかんやでテーマパークを堪能しつつも、暗号を解いていく丸達だったが、そこに隠された真実が明らかになったとき、事態は急転する。

アトラクションの一環で、ウェディンドレスを着ることになったるうる達。3人とも可愛さが半端無いんだけど、小春さんだけ、エロゲ仕様で吹いた。どう考えても、そのままするための格好じゃないですかー!やだー!

また、言乃さんもメキメキとヒロインとしての頭角を現しつつある。何故、眼鏡モードの挿絵を用意しなかったし。
もしかしたら、既刊であったかもしれない。

そして明かされる過去の真相。ラストの数ページの悪い方向への加速感がクライマックス過ぎて鳥肌立った。
そこまで、ふーむ、そこそこ面白いなーくらいの感覚だったのに、一気にグーン!ときたような。

いや、逆に考えるんだ、ここで丸が消えたということは、次巻で復活する筈だと。いやしかし、なんちゅー凶悪な引きだ。
ってわけで次は2013年1月に『Game6:リライト・ニュー・ワールド』。

燃:C 萌:A+ 笑:B- 総:S-

シリーズリンク
それがるうるの支配魔術 Game4:ロックドルーム・ゴッデス(2012/04)
それがるうるの支配魔術 Game6:リライト・ニュー・ワールド(2013/01)

MF文庫J

神聖魔法は漆黒の漆原さん2 (MF文庫J)
著:森田 季節 イラスト:Mitha

「ああ、あれは学園長のファンクラブ、『まったく〇学生の学園長は最高だぜ』の叫びだ。あんまり気にするな。ほら、幼稚園児や小学生に教育されたいという高校生が五人に一人ぐらいいたとしても、おかしくはないだろ」

2012年5月の新刊。約7ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。
さて、帯に書いてある通り、学校の女子制服のスカートが短くなるお話です。どうやら、その校則変更には生徒会の陰謀らしいということで、大介と眞如花達は生徒会に探りを入れることに……。

一応、前巻では、あまり目立てなかったきりんにスポットが当たっている。まぁ、シーンの大半は魂がクマさんの中なんだけども。
ってか、動くクマさんって絵面を想像すると超萌える。

スカートが短いって話だけど、正直、元から短かったし、違いがよく理解らない……。とはいえ、イラストが良いので大変けしからん絵面です。

基本的にラブコメなんだか何なんだか、ふわっとした内容なんだけど、ボケのセンスが妙に俺のツボにハマるから困る。
さてさて、続きは出るのかな~とDOKIDOKIしてたら、全く出る気配がござらん。また、2巻終了か……orz
森田さんはいつになったらMFで3巻を出せるんだ……。
ちなみに、その後、新シリーズが始まる気配も無い。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:B+

シリーズリンク
神聖魔法は漆黒の漆原さん(2012/01)

MF文庫J,コミカライズ

姫宮さんの中の人 5巻 (ガムコミックスプラス)
原作:月見 草平 作画:黒川 いづみ キャラクター原案:Ein

「ちとせ先輩、これが最後のトレーニングです」

2012年5月の新刊。
帯を外すと、由衣が登場。やはり露出度高めで非常にアレでナニ。
カバー下は言わなくても判るな……?

さて、学園祭で、ちとせ先輩に副会長の魔の手が迫る。だから、そういう本筋はいいんだっつーの!
折角なんだからサービスシーンを!サービスシーンをやらんかい!

そんな具合で、今回は殆どシリアス一辺倒。外の人の、やたらファンタジーなデザインのピーターパンに期待するも特に、これといった展開も無く。
最後は原作通りハーレムエンドに。

総評

ってなわけで、原作終了してから、まさかのコミカライズ『姫宮さんの中の人』全5巻でした。コミックスだけで言うと、足掛け1年10ヶ月か。
駆け足展開とはいえ、原作を一通りやるとは思わなかったわ。

原作はパッとしなかったけど、作画が黒川さんになったことで、大分メリハリは出たかなぁと思う。
というか、絵の力に引っ張ってもらった感じ。このストーリーで、しょぱい作画だったら1巻切りしてたところだしなぁ。
ってか、この作画を活かして、もっとドエロイ展開にしても良かったのよ?

後は、手間が結構掛かってそうな帯のギミックが面白かったですね。これは帯も商品の一部として扱ってほしいよな。

この完結したMF文庫Jのシリーズをコミカライズするという仕掛け方は一体何なんだろうな。
謎だけど、こういう良作画のものが出るなら、じゃんじゃんやっていただきたい。どうせやるなら、現行シリーズでやった方が良いとは思うけど。

燃:C 萌:A 笑:C 総:B+

シリーズリンク
姫宮さんの中の人 <4>(2012/01)

MF文庫J,コミカライズ

姫宮さんの中の人 4巻 (ガムコミックスプラス)
原作:月見 草平 作画:黒川 いづみ キャラクター原案:Ein

「高校生が小学生に泣かされないでください!」

2012年1月の新刊。実は5巻を買ってから、4巻を持っていないことに気付いて真っ青になったことは秘密。
こういうときはデカイ書店を探すと、初版が返品されずに残っていることがあるので助かる。

帯を外すと、外の人も加わって、けしからん絵面に。実に、けしからん。もっとやりたまえ。
カバー下は、またしてもアッー!

今回は表紙と帯から、由衣メイン巻と見せかけて、別に言うほどでもない。というか、自立型『外の人スーツ』の匂い立つような色気といったらない。

うーむ、下手に原作をなぞるよりは、無理矢理にでもサービスシーンをブッ込んだ方がクオリティ上がる気がするなぁ。
攻めて!もっと積極的に攻めて!<気持ち悪い

燃:C 萌:A 笑:B- 総:B+

シリーズリンク
姫宮さんの中の人 <3>(2011/08)
姫宮さんの中の人 <5>(2012/05)

MF文庫J,コミカライズ

姫宮さんの中の人 3巻 (ガムコミックスプラス)
原作:月見 草平 作画:黒川 いづみ キャラクター原案:Ein

「おそらくだが━…ちとせには敵がいる」

2011年8月の新刊。
帯を外すと、純人が登場。あれ、何か女子制服っぽい服着てね?
粗筋は帯に書いてあり、コミックス本体には何も書いていない。帯無くなったら、どーすんだよ……。
カバー下はアッー!って、これ、もしかして要垣内か!?イケメン過ぎワロタ

さて、今巻は謎の工作員、浦乃にスポットを当てたエピソードがメイン。
しかし、浦乃よりも由衣が可愛い。ってか、原作よりも髪のボリュームが増えてるんだよな。
髪を2つにまとめているときのモードが良いと思います。

巻末には、『かぐや魔王式!』が続々重版とか書いてあるけど、ホントかよ!

燃:C 萌:A 笑:C+ 総:B+

シリーズリンク
姫宮さんの中の人 <2>(2011/01)
姫宮さんの中の人 <4>(2012/01)