角川スニーカー文庫

R-15 ようこそ天才学園へ! (角川スニーカー文庫)

著:伏見 ひろゆき イラスト:藤真 拓哉

「なに?恥ずかしがってんの?大丈夫だって。ポルノは文化だから!」

2009年7月の新刊。
約2ヶ月2週間の積み。第13回スニーカー大賞奨励賞受賞者のデビュー作。受賞作にはあらず。スニーカーは受賞作でデビューさせないという方式を時々やるよな。何の意味があるんだろう。
作家にポテンシャルは感じるけど、この作品ではデビューさせられないなって感じか。

さて、イラストが藤真さんなら取り敢えず買うしかないじゃないか!!
ストーリーは高校生にして現役ポルノ作家の主人公、丈途(たけと)が天才ばかりが集う天才学園に入学するところから始まる。

1巻である今回は新入生オリエンテーションでに騒動が描かれるが、うーん、これは面白いのだろうか……。詰まらなくはないんだけど、別に面白くもないという不思議な感じ。
ポルノが文化だとか、18禁じゃないだとかってホントなの?

と言うか藤真さんのイラストの無駄遣いという印象。もっと萌えよりのイラストをバンバン描いてもらえば良かったのに。
あとはネーミングセンスがですね……。

御丁寧にはったり全開っぽい次巻予告まで載ってるけど、これは暫定地雷認定かな……。とか言いつつ、2巻の口絵に釣られて買っちゃうパターンとみた。駄目じゃん。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:B

アニメリンク
R-15 第1話「ようこそ閃学園へ!」

イラストリンク
ガラクタ・パーツ(スーパーダッシュ文庫、2008/01)
魔法少女リリカルなのはViVid <1>(角川コミックス、2010/01)
ウチの姫さまにはがっかりです…。(電撃文庫、2010/10)
まちがい英雄の異世界召喚(ファンタジア文庫、2014/02)
ウィッチ・アームス 魔法少女は素敵なお仕事(ダッシュエックス文庫、2016/06)
S級学園の自称「普通」、可愛すぎる彼女たちにグイグイ来られてバレバレです。(講談社ラノベ文庫、2022/08)

アニメ,トクマノベルスEdge

「もしお嬢さんが勝ったら、小梅さんと呼んでも良いですか」
「えっ……三郎さんのいじわる。私に負ける気が無いこと知ってるくせに」

太郎達小学生チームに勝利出来るようになってきた櫻花會。それを見て、アンナ先生は遂に朝香中学に正式な挑戦状を送ることを決意。

岩崎達は彼女達の挑戦に真摯に向かい合おうとするが、朝香中学の校長は世間体を気にし、岩崎達に黙って、これを断ってしまう。

ここで動いたのが講演会会長の小倉老人。実はこの老人、七話で櫻花會が泥棒と一悶着起こしたときに巻き込まれたあの人だったのだ。あのアホエピソード、伏線だったのかよ!いやあ、構成上手いなぁ。

めでたく夏休み明けに朝香中学との再戦が決定。これを機に櫻花會は合宿を行うことになる。

一方、小梅はうっかりミスで両親に高原の写真を発見されてしまう。それは朝香中学の戦力分析のために用意された資料でしかなかったわけだが、高原が一度家にやって来たこともあり、小梅の両親は誤解してしまう
小梅は小梅で野球のことがバレたと勘違いし、余計にややこしいことに。

事態を知った三郎はショックを受け、陰ながら小梅を応援することを決意する。この人、いちいち行動がヒロインみたいだなw
小梅は罪作りな女です。

そして、ようやく誤解されていることに気付いた小梅は三郎に事実を話すのだった。ハンカチ繋ぎキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
これこそ大正浪漫(?)ではないか!LOVE寄せが止まりません。

次回は合宿でフルスロットル百合です。サービスシーンもあるよ!

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

大正野球娘。 (トクマ・ノベルズedge)
大正野球娘。 (トクマ・ノベルズedge)

雑記,GA文庫

今月は公式発売日15日が火曜。恒例の1日フライングで月曜、更に月曜効果でフライングして土曜発売。ブツは、

・神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS⑤
・ライトノベルの楽しい書き方 <4>

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 5 (GA文庫)ライトノベルの楽しい書き方 4 (GA文庫)

の二冊。
『ラノ楽』は帯にでっかく映画化決定!って書いてあって吹いた。これで迂闊に切り捨て不能。本当に有り難う御座居ました。
内容から考えると、実写で単館上映でドン滑りってところか。

若干気になったのは『くれは×リミテッド!』。イラストがシコルスキーさんなので買おうかとおも思ったんだが、冷静に考えたら、シコルスキーさんのイラスト目当てで買って当たりを引いたことが無いことに気付き、スルー。
よく見たら、表紙イラストが八割くらい肌色でしたw

くれは×リミテッド! (GA文庫 は 6-1)

『ニャル子さん』はドラマCDが秋に発売決定。展開が早過ぎる……。来年くらいにはアニメ化決まりそうだw
でもあれか、GA文庫は『クインテット!』をドラマCD化したくらいだからなぁ。なんちゃってメディアミックスで終わるという可能性もあるか。
『ニャル子さん』の場合は勢いがあるから別かもしれんけど。

這いよれ! ニャル子さん 2 (GA文庫)

まだ公式情報で見たわけじゃないが、十二月に『ポリフォニカ』のキネティック新作『神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール』ってのが出るらしい。
学生編と社会人編のミッシングリンクが語られるとか何とか。
また、学生編とのセット版も出るらしい。セット版の方にのみ付く特典とかあったら嫌だなぁ。

ドラマ,GA文庫

「この悪党め、冥途に落ちやがれ!!」

いよいよ最終回。サブタイトルがシンプル過ぎて吹いた。もうちょっと何かなかったんか……(´・ω・`)

アジアエコロジー会議の関係者の邸宅に爆弾が送りつけられる事件が起きた。その中に海堂家も含まれており、葵は海堂の警護を望むが、彼の命令で大隈家にメイドとして潜入することに。

次回予告を見た段階では、物凄く盛り上がりそうだったんだけど、完全にいつも通りでした。二話くらいに渡って展開したら、もっと盛り上がったと思うんだけどなぁ。

ただ、最後の最後で「冥途」を使ってくれたのは嬉しかった。

ところで、百瀬さんにぱんつをはかせようとする梶警部補って一体……。この人、ドラマ版では特に活躍どころ無かったんじゃね?

総評
そういうわけで、金曜ナイトドラマ『メイド刑事』全十一回でした。初見では随分とぐんにょりしたものだが、三回目くらいで感覚が完全に麻痺したため、普通に視聴出来ました。

放送時間帯とエンターテイメント性ってものを考えたら、こういう内容になるのは仕方ないと思えなくもない。と言うか、こういう時間帯のドラマの原作としてライトノベルがチョイスされたというのは大きい気がするぞ。

テレビでしか出来ないスケバン刑事との共演なんかは趣向を凝らしてあって良かった反面、ニキータさんやルカの出番が無かったのが残念。

普通に続編作れる終わり方だったが、二期の可能性はあるのだろうか。原作が完結したからそれはないかな。

燃:B+ 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

メイド刑事 9 (GA文庫)
メイド刑事 9 (GA文庫)

ガガガ文庫

されど罪人は竜と踊る 7 (ガガガ文庫)

著:浅井 ラボ イラスト:宮城

「とにかく、貴様には妖精が関わるような不思議な理由で死ぬことを薦める」
「ギギナが死ね。身体中に肛門ができる奇病で死ね」

約三週間半の積み。今回は完全真説版の長編アナピヤ編上巻。噂によると、このエピソードの結末はとんでもない絶望らしいが今からwktkが止まりません(ぇ

帯には暴力等の過激表現が含まれていることに対する注意書きが。それ、三巻四巻の時点でやっておくべきだったと思うんだ。

今回はガユス、少女性愛に目覚めるの巻ということで、ゲストヒロイン、アナピヤが登場。ラノベヒロインの年齢としては極めて普通なんだが、『され竜』は登場人物の平均年齢が高めだから、かなりのロリキャラに思えるワナ。

戦闘は相変わらず凄過ぎて何がどうなっているのか判らない。

今回は巻末にこれまでの表紙イラストのラフを一部収録。
また、遂に後書きらしきものが付きました。上から後書き書けという指令が来たそうです。そりゃラノベで後書き無かったらぐんにょりするもの。
担当さんとの対話形式になってるんだけど、相当嫌がった形跡がw

こういう捻くれたところをアピールすると、角川とのトラブルにしても、浅井さん側にも原因があるんじゃねぇかと邪推してしまうなぁ。

燃:B 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

スーパーダッシュ文庫

迷い猫オーバーラン!〈5〉本気で拾うと仰いますの? (集英社スーパーダッシュ文庫)

著:松 智洋 イラスト:ぺこ

「ちょっと苦いけど、でも美味いよ。カカオの香りがいいな」
「ふふん、まあ、ほろ苦いのは当然よ」
「そうね、あえてビターにしたんだけど正解だったわ。だってあたしたち――」
「「「甘い女の子じゃないから」」」

約二ヶ月二週間半の積み。隔月刊行第五弾。表紙は二巻で登場して以来ご無沙汰だった竹馬園夏帆様。

さて、前巻の騒動で足を骨折した巧は年末年始を病院で過ごす羽目に。その入院した病院が竹馬園系列の病院だったから、さあ大変。

バレンタインは近づくわ、珠緒先輩は絡んでくるわで、また一騒動が巻き起こる。
ピンナップがまさかの珠緒先輩フィーチャーだったから、またもや巧のハーレム要員増加かと思いきや、あっさりとミスリードに引っ掛かりました。

あれ、でもここで珠緒先輩のクライマックスが終わったら、表紙要員居なくなんじゃね?
そして動き出す夏帆様。何、このボスキャラ登場っぽい雰囲気。一応次巻に続く。

ところで巧の悪友、家康の台詞はいつも名台詞候補には挙がるんだが、必ず本物の名台詞の前に消し飛んでますw

次は八月。だからもう出てるんだってば!!
その次は隔月ではない模様。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-

雑記,電撃文庫

今月は最低日数フライングで1日だけのフライングとなりました。ブツは、

・灼眼のシャナⅩⅨ
・Kaguya5 ~月のウサギの銀の箱舟~

灼眼のシャナ〈19〉 (電撃文庫)Kaguya〈5〉月のウサギの銀の箱舟 (電撃文庫)

の二冊。えっ、しょぼっ!!電撃って年に一回くらい思いっきり不作な月があるよなぁ。『シャナ』も最近はモチベーション上がらんから、ほんとに今月は不作だ。積み本を減らすチャンスではあるんだが。

『れでぃ×ばと!』はアニメ化決定です。予定調和過ぎて何の驚きも無いw
最近の電撃はアニメ化の前振りが激しいからなぁ。

製作は『かのこん』でやらかしたXEBECで、監督とキャラデザが『かのこん』と一緒とか、やらかす気満々過ぎるwwwwww
AT-Xオンリーフラグwwwww
でも実際どうすんだろう。昨今の電撃のアニメ化作品がそんなことすんのかなぁ。

キャストはドラマCDのままのようです。やっぱりドラマCDで若手起用の気配があればアニメ化という考え方は正しいみたいだな。

れでぃ×ばと!〈9〉 (電撃文庫)

『乃木坂春香』はガイド本『乃木坂春香ガ全テ』が発売決定。「ノ」じゃなくて「ガ」なんだ。

乃木坂春香の秘密〈10〉 (電撃文庫)
乃木坂春香の秘密〈10〉 (電撃文庫)

『9S』はまさかの絵師交代。山本ヤマトさんから増田メグミさんにバトンタッチ。こりゃまた思いきったな。

9S(ナインエス)〈10〉true side (電撃文庫)

来月の新刊で気になるのは『小春原日和の育成日記』かなぁ。イラストが西又さんだしな。
それと『少年テングサのしょっぱい呪文』。イラストがエロ方面で有名なすめらぎ琥珀さんとなれば気になってしまうワナ。

アニメ,角川スニーカー文庫

「俺は今、猛烈に理性を試されている!朝比奈さん、その姿は犯罪です!」

OPカットで開始。『憂鬱』編のときも途中でOPカットの回があったな。

さて、ハルヒの唯我独尊っぷりはエスカレートし、遂にキョンはブチ切れてしまう。仲直りは次回まで引っ張っても良かったんじゃないかなぁ。
キョンとハルヒが言い争うシーンは久し振りに動いてるなあという感じがした。

ハルヒが部室で自分の髪をポニーテールにしようとしてたのはキョンのご機嫌をとるためだったんだろうか。そう考えるとハルヒ可愛いよハルヒ。

ところで、こっぱずかしいことを「こっぱ」って略すの?

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

ファミ通文庫

バカとテストと召喚獣 6.5 (ファミ通文庫)

著:井上 堅二 イラスト:葉賀 ユイ

「……大丈夫。きっと、いつまでも好きだから」

約一週間半の積み。四ヵ月振りの新刊。表紙は遂にその姿をイラストに現した秀吉の姉優子。秀吉よりちょっと釣り目なのね。優子可愛いよ優子。

口絵は女性陣の水着姿。一部は3.5巻で御披露目された水着です。最初からスク水なんて期待してなかったぜ!
秀吉が完璧にヒロインの中に混じってる件w

さて、短編集第二弾はオール書き下ろしです。

『アタシと愚弟とクラス交換』
タイトル通り、双子の入れ替わりネタです。
この短編はFBonlineに特別掲載されている。
今後も優子はストーリーに絡んでくるんだろうか。

『僕と海辺とお祭り騒ぎ(前後編)』
前巻からネタ振りされていた、海へと遊びに行くエピソード。いつも通り。

姫路さんと美波の浴衣姿が眩しいです。

『雄二と翔子と幼い思い出』
遂に語られる二人の始まりのエピソード。何故、雄二が翔子を拒絶するのか理解らん。

次の表紙は葉月か小暮先輩か、それとも新キャラか。

ところでアニメのPV見たんだけど、クオリティ高そうだな。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

ファミ通文庫

“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)

著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂

「今まで世話になりました。先輩が教えてくれた、ハイネも、バイロンも、中也も、タゴールも、すっげーいい詩ばっかりだった。忘れない」
「けどさ!先輩も、人に教えるだけじゃなくて、たまには自分のために読んで、実践してみるのもいいと思うぞ」
「恋をしろよ!文学少女!」

約一週間半の積み。四ヵ月振りの新刊。短編集は八ヶ月振り。
表紙は単独で琴吹さん。

というわけで、今回はずっと琴吹さんのターン!!と見せかけて、八割くらい亮太と森ちゃんのターン!!
ページをめくってもめくっても亮太と森ちゃんの話w

ただ、これがなかなか馬鹿にできたものではなく、本編の裏側で進行していた物語となっており、本編にも影響を及ぼしていたという衝撃。この構成は上手いと言わざるを得ない。

書き下ろしも亮太と森ちゃん成分が多いのだが、最後の心葉と琴吹さんのデートを描いた一本がえげつない。
この短編だけ見れば、全開LOVE寄せなんだが、この後どうなるか知っている状態で読むと、うわぁあああぁあああああああ琴吹さぁぁあああぁぁああぁああああああああん!!

そういうわけで、短編集二巻でした。短編集は次でラストかな?
次は年末、『“文学少女”見習いの、傷心。』。DVD付き特装版を予約しました。
「次、年末か。大分空くなぁ」って思ったけど、後四ヵ月しかねぇえええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!一年経つの早ッ!!

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
“文学少女”と恋する挿話集 <1>(2008/12)
“文学少女”見習いの、初戀。(2009/04)
“文学少女”見習いの、傷心。(2009/12)
“文学少女”と恋する挿話集 <3>(2010/04)

コミカライズリンク
“文学少女”と恋する詩人(2011/01)