GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ メモワーズ・ブラック (GA文庫)

著:大迫 純一  イラスト:BUNBUN

 

「あたし、マティアのこと、好きだ」

 

  何という百合帯(ぇ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  さて、『ポリ黒』第七弾はキネティック版第二エピソード、シェリカとの出会いの焼き直し。『ビキニング・クリムゾン』のような大幅加筆修正を期待したのだが、プロローグとエピローグ以外には目立った変更点は無し。大迫さん自身は大幅に加筆・修正したって言ってるけど。

  本編については、特に言うことは無いんだが、エピローグでシェリカがマナガ達が済んでいるアパートに引っ越してくるところは超重要。しかもトルバス神曲学院に入学したらしいですよ?


  凄いのは、キネティック版のCG使い回しが無いこと。多分。挿絵の枚数も十分数あるしな。BUNBUNさん、仕事早いなぁ。

  次は『ジェラス・クリムゾン』。


燃:B  萌:B  笑:B  総:A

富士見ファンタジア文庫

火の国、風の国物語6 哀鴻遍野 (富士見ファンタジア文庫)

著:師走 トオル イラスト:光崎 瑠衣

「行け。早く」
「は、はい」
「あ、あなたはどうするのですか、騎士さま」
「決まっているだろう」
「無法者どもを、なぎ払う」

約二日の積み。五ヵ月振りの新刊。「哀鴻遍野」は「あいこうへんや」と読みます。
全然空いている気がしないのはドラマガで二ヶ月に一回は読んでいるからか。
表紙は何とパンドラメインです。背景にミーアが居るけど、存在感は薄い。今後、表紙は女性キャラ一人を目立たせる構成でいくのかな。

前巻の後書きでは『哀鴻遍野』前編と言っていたが、いざ出てみれば普通に一冊にまとまっていました。
口絵四ページ目はまたしてもサービスシーン。今巻はエレナ。って、またイメージイラストなのかよ!

さて、北のレアニールの侵攻により、一時的にとは言え、共闘することになった王国軍と解放軍。遂に二大英雄が並び立つことに。
その一方で、新キャラ、商人のヴェリックがアレスの道案内役になるまでの過程が丁寧に描かれる。ヴェリックのシーンが非常に多く、やっぱり今回も分厚くなっております。

アレスはやはりチートとしか思えない戦闘力で敵を蹴散らしていくわけだが、今回はクラウディア様がミーアの衣装を着ている姿を妄想したり、ミーアのぱんつを見てしまったりとムッツリ助平っぷりを発揮。

レアニールの侵攻も大きな危機だが、クラウディア様の前にはアレスと寝たとか寝言をぬかすベアトリスが登場し、LOVE的な意味でも大ピンチです。
クラウディア様の顔の崩れっぷりがw

注目したいのはいつの間にか連載第三期で絶賛登場中のメリステルが解放軍の仲間になっているということ。その辺は今後の連載で語られるのかな。

そしてラストで登場するレアニールの姫巫女。何、あの夢衣装w
次は七月、『双姫憂愁(そうきゆうしゅう)』。

燃:A- 萌:A  笑:C+ 総:A

コミカライズ,GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン 3 (Flex Comix)
原作:榊一郎/ocelot 漫画:緋呂河とも

「あくまで音楽(クラシック)の勉強に行くだけなんだから!変なこと言わないでよね!」

アヤキ委員長について更にkwsk

2009年4月の新刊。
さて、ようやく第3巻。もう9ヶ月スパンは覆らないのか……(´・ω・`)

今回はキネ2話前半部分を収録。それよりも閑話休題のオリジナルエピソードの方が気になる。名前の判らないアヤキ委員長の友人にも是非再登場願いたい。

もう一つの注目ポイントはトルバス神曲学院の夏服。キネではずっと冬服だったよな?女子の夏服自体は『ジェラス・クリムゾン』で登場しているが、男子の夏服がまともに出て来たことって無かったんじゃないかなぁ。
レンバルトが着ているので確認出来たわけだが。フォロンは移行期間だったためまだ冬服です。

学生編は様々な媒体で語られているが、ドーリスラエって殆どまともにビジュアルが出て来たことってないよな?キネでもCGがあるわけでもないし、アニメでもちらっと出て来ただけだったと思うし。

そしてバルゲスがえらい可愛い件。萌えた。

燃:A- 萌:A+ 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <4>(2010/01)

シェアード・ワールドリンク
神曲奏界ポリフォニカ ダン・サリエルとイドラの魔術師(GA文庫、2009/04)
神曲奏界ポリフォニカ アドレイション・ブラック(GA文庫、2009/05)

富士見ファンタジア文庫

伝説の勇者の伝説〈2〉宿命の二人三脚 (富士見ファンタジア文庫)

著:鏡 貴也 イラスト:とよた 瑣織

「別に、父親や母親がいなくたって、不幸とは限らないだろ。子供は誰かに自分が愛されてるってわかってりゃ、強くなれるし、元気なもんだ」

中古。新装版の表紙はフェリス。

長編第二巻の舞台はネルファ皇国。勇者の遺物の情報を求めて旅をするライナとフェリス。そこへシオンも公務でネルファへとやって来て三者が一箇所に集まることに。

また、ミルクやフロワードという今後もメインキャラクターとなる面々も登場。クラウとカルネも初登場だっけか。
ドラマガからの知識で中途半端に知ってるから、混乱するなぁ。

内容は相変わらず、超軽い文体に重い展開です。

後書きでは最年少作家の話が出たときに伊澄優希さんの話が出ていてビックリした。伊澄さんと言えば、文庫1冊出した後、龍皇杯に参加するも全然振るわず消滅したあの人じゃないっすか!

燃:B+ 萌:B- 笑:B 総:A-

MF文庫J

神様家族Z―仮免天国 (MF文庫J)

著:桑島 由一  イラスト:ヤスダ スズヒト

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  延期すること約三ヶ月。このまま発売中止になったりせんかなと思っていた『神様家族Z』が遂に発売。そんな風にまで思うんなら買うなよと自分でも思うが、シリーズまるごと処理すんのもどーかなー、ヤスダさんのイラストは良いしなーとか考えてしまって、結局買っちゃうんだよなぁ。

  さて、舞台は前作から数年後。一度、この世界を離れた神山一家だが、結局戻ってくることに。神山家以外の人間が成長した姿で登場するのは感慨深いものがあるな。

  ギャグのテンションは一時期の落ち込み具合からすると、大分復活した模様。意味不明展開は相変わらずだったが。後書きで著者自身、「好きな人と受け付けない人が分かれる」って言ってるし。

  つーか、『神様家族』の続きより、『南青山少女ブックセンター』の続きを書いてほしいんですが。

 

燃:C  萌:B  笑:A  総:B

角川ビーンズ文庫

思いやれども行くかたもなし―少年陰陽師 (角川ビーンズ文庫)

著:結城 光流  イラスト:あさぎ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  通算二十巻、短編集第四弾。表紙が綺麗。太陰可愛いよ太陰。

 

『百鬼夜行の蠢く場所は』

  何だかんだで、とっしーが好きな俺が居る。

 

『思いやれども行くかたもなし』

  表題作。まさかの玄武のターン!!そろそろ変わった切り口をということで、十二神将を主役にした短編第一弾。って、思い至るの遅ッ!?

  ゲストヒロイン、汐姫と軽いラブコメみたいな状態になった玄武だけど、今後も出てくるんだろうか、汐姫。そもそも外見は汐姫と殆ど変わらん玄武だけど、年齢は相当いってるわけで、こういう場合はロリになるんだろうか<どうでも良い

 

きこと嵐の如く』

  ようやくやって来た太陰のターン!!太陰可愛いよ太陰。

  こちらも玄武に続いて、軽くラブコメみたいなことになりかけたが、そういう展開になる前に終了。『思い~』と、この短編は、その後の展開が非常に気になるな。

 

『それはこの手の中に』

  前二本がラブコメっぽいなぁとか思っていたら、それどころじゃないくらいラブコメなワナ。

  珂神編の後日談。ずっと、りっくんと風音のターン!!昌浩空気w

  風音のことになると、発言が暴走しだす守護妖達が好きだ。

 

  さあ、次からは新章突入だ。


燃:B  萌:A  笑:A  総:A

電撃文庫

タロットの御主人様。〈3〉 (電撃文庫)

著:七飯 宏隆  イラスト:YUKIRIN

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  表紙は"運命の輪"、三崎美咲。YUKIRINさん、スク水描くの上手くない……orz

  さて、水着でテコ入れ。二十二枚もタロットカードを集めんといかんのに、凄いゆったりとした展開です。今回は秋人の親友、猪熊の妹操が加入。カードは"月"。この一枚のみ。一巻毎に二枚くらいは封印していかんと、しんどいじゃね?

  それはそうと、この操、小学生なのに、ぺたんこでないとは、何とけしからん……!

  ただ、今後タロットに憑依されそうな女性キャラはちょこちょこと見受けられる。こういう風に予めキャラ紹介だけやっとくって方が良いかもしれんな。

  意外と燃える敵タロットとの戦闘。持ち札を駆使して戦うってのが良いな。まぁ今回は美咲しか戦ってないけど。いや、それ以前に"運命の輪"強ッ!?

  エピローグで姿を現した新キャラ。秋人と会うのは五年振りとか。


  そして次巻、遂に男のタロットが登場。封印のキスもちゃんとするんだろうか……。激しくどうでも良いなw

燃:B  萌:A  笑:B  総:A

電撃文庫

ラッキーチャンス!〈2〉 (電撃文庫)

著:有沢 まみず  イラスト:QP:flapper

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  表紙のキチが相当可愛いんですが。表紙だけじゃなく、本編でもぶっちぎりの可愛さを発揮。やはりぺたんこヒロインは強いな(ぇ

  連作短編集第二弾。隔月刊行とはやるな、有沢さん。って、口絵が半分くらい一巻からの使い回しや!?間に合わなかったのかな。挿絵は十分量あるけど。

  前巻の絵師後書きで、変態成分の増量が期待されていたが、ホントに変態成分が加速してきた!?まずい、このままでは『いぬかみっ!』の二の舞だ!

  鎮霊局から史上最年少の特命霊的捜査官、天草沙代がやって来た。って、『いぬかみっ!』の世界と繋がってるーーーーーーーーーーーーーーー!!??

 前巻から、そんな感じはしてたけど、やっぱりそうか!しかも沙代の上司って、仮名さんなんじゃね?電話越しの雰囲気がそれっぽいし、人と人外に恋愛が成立する例を知っているらしいし。ついでに言えば、人と人外の間に子供が産まれることもあると言ってます。これはもう『ブレイズ!』への壮大な伏線としか思えねぇ!

  それに霊力の基準を示す単位、TIってよく考えたら、『いぬかみっ!』で使われていた単位「漬物石」の略か!よく読み込むと、繋がりが判るようになってるのね。これはやられた。

  ちなみにネットで調べたところ、川平清明と葛葉の名前って『いぬかみっ!』四巻で既に出てたらしいぞ。それは気付かんかった。

  それから、天草の姓って、どっかで見たことあるなぁと思ったら、電撃hpに掲載されたものの、文庫に収録されなかった短編に登場したらしいキャラじゃないっすか!名前の漢字変わってるけど。

 で、この沙代のビジュアルですが、いかにも「私、ツンデレです」というような外見。

  そして発動するキチの疫病神だった頃の力。何だか若干不穏な空気が漂い始めましたな。

燃:B  萌:A  笑:A  総:A

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス2 (角川コミックス ドラゴンJr. 122-2)

原作:雨木 シュウスケ 作画:深遊

「トマトの切り方が分からないんだ……!!」
「有り難う、目が覚めたわ!!」

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

待望のコミカライズ深遊さんバージョン第二巻が登場。ニーナ隊長がメインだけど、表紙はフェリ。

一巻はまだシリアスとギャグが半々くらいだったのに、今回は九割以上ギャグです。って言うか、ずっとニーナのターン!!
物凄い阿呆な内容なのに、深遊さんの絵、超クオリティ高ぇ……。

でも『レギオス』でこれだけ頭の悪い内容になるんだったら、原作からして頭の悪い『円環少女』のコミカライズとかやったらどうなるんだろう……。

掲載誌ドラゴエイジピュアが休刊しちゃったけど、どうなるんだろう……。打ち切りかなぁ。明かにアニメ化の影響でページ数減ってるしなぁ。

燃:C 萌:A+ 笑:A+ 総:A+

シリーズリンク
鋼殻のレギオス <01>(2008/01)
鋼殻のレギオス <03>(2011/12)

アニメ,GA文庫

「大好きな人のために演奏します」

 

 キネティック一話後半戦。コーティに泣かれてしまい、しょんぼりなフォロン。今回も箇条書きで。

 

    基礎課程の授業を行う際にも上手く単身楽団を展開出来ず、ダングイスに笑われてしまうフォロン。彼は単身楽団の展開は何回も練習していて、淀み無く出来る筈なのでは……?フォロンの落ち込み具合を判り易く見せるための演出なんだろうけど、ちょっと引っかかる。まぁ、主制御楽器が鍵盤じゃなくてギターだったからって勝手に脳内補間しておこう。原作では鍵盤だったし、変える意味はそれくらいしかないと思うしな。

 

    レンバルトがフォロンの授業の様子を覗きに来ているが、自分の授業はどうした。レンバルトなら、要領が良いからちょろっと抜け出してきたとかかもしれんが。

 

    プリネシカの「耳が腐るわ」発言のときの雰囲気が違う。彼女のキャラクターから考えて、ダングイスに靴を投げつけるのは違うと思うが……。

また、無表情に怒っていた原作に対し、こちらは瞳に涙を溜めていた

 

    ペルセルテの演奏を聴いて、フォロンが自分のするべきことに気付くシーンでは、ペルセルテの使っていた単身楽団の主制御楽器が木琴臭かった。少なくともドラムではなかった気がするが……。

BGM制作の都合とかだろうか。

 

    フォロンがコーティのために神曲を奏でるシーンでは進級試験の追試という要素が無くなっている。最低限の尺でストーリーを進めるためにカットしたんだろうなぁ。

 

    神曲を聴いて、コーティが四枚羽根から六枚羽根へ。え、そんなこと出来たっけ?

 

    大人コーティ顕現せず。そう言や、OPにも出てないんだっけ?効果的に登場させるために今回は見送ったんだろうが、いつ出て来るんだろう。

 

    レイトスと政府の人間の会話でサンテラ・ボルゾンの名が先行登場。

 

    最後にライカがちょろっと登場。この人は次回から出て来るだろう。

 

 変更点は大体こんな感じか。このペースなら普通に学生編を全部消化することは可能そうだな。

 どうでも良いけど、主演がティエリアとミレイナなんだよな。

 

燃:A- 萌:A+ 笑:B 総:A

 

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 1 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫)
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 1 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫)