アニメ,電撃文庫

「コ……コスプレ」

 

 前回、《黑鐵》が出て来たところで終了したのに、今回は智春が普通に起床するシーンから始まる。どうも《黑鐵》が出て来た後、神聖防衛隊も嵩月組も撤退した模様。

 

 智春の頭上には裸Yシャツでぷかぷか漂う操緒の姿が。散々、存在感も薄けりゃ胸も薄いとか言われているけど、十分胸あるように見えるんですが……。

 性欲を持て余す(ぇ

 操緒可愛いよ操緒。

 智春の横で寝てた朱浬さんは別にいいです(酷

 

 潮泉翁の元へ鳴桜邸の使用許可を貰いに行く智春。律都(りつ)さんも登場。

そこで奏っちゃんと遭遇。前回はまだ、冷たい印象しかなかったけど、素が出て来た奏っちゃん可愛いな。

 

 で、魔神相克者(アスラクライン)の誕生を阻止しようとする神聖防衛隊に生命を狙われる智春。

《翡翠》の登場シーンは格好良かったです。《翡翠》の攻撃から智春を守って操緒の射影体は消滅。そこへ奏っちゃんが駆け付ける。

 

 今回の注目ポイントは早くも登場した冬流(とうる)会長。朱浬さんと会話をしているシーンがちょっとだけ。このタイミングで出て来るってことは原作の再構成をちゃんとしてくれるってことなのかな。

 

 エンドカードの専門用語は演操者(ハンドラー)。

 

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

富士見ファンタジア文庫

著:鏡 貴也 イラスト:とよた 瑣織/榎宮

『いつか天魔の黒ウサギ』二巻と『真伝勇伝』三巻の応募券を贈ると貰えるコラボ小冊子。

 大兎達の通う宮阪高校にライナとフェリスが購買で売られているだんごを求めてやってくるといういつも通りの展開。

 

 ヒメアの魔法も《複写眼》の前には歯が立たない模様。え、つまり『伝勇伝』組の方が圧倒的に強いってこと?

 

 流石に六ヵ月連続刊行中にこれを作るのは大変だったのか、かなり薄い。まぁ、小冊子ってこんなもんかもしれんが。

 

 後書きはまさかの手書き。フリーダムw

 

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 4 神曲奏界ポリフォニカ (GA文庫 お 2-20)

著:大迫 純一 イラスト:忍 青龍

「誰かが決めるじゃないんだよ。自分で決めるんだよ。自分の大切な人のために、自分が決めるんだよ」

約一日の積み。通算四十冊目。気付けば、とんでもない冊数出てるんだなw
大迫さんの『ポリフォニカ』としては三ヶ月振り。『レオン』は五ヵ月振り。前巻の後書きでは半年後と書かれていたので、一ヶ月早い登場となった。

さて、「一応」最終巻。『ポリフォニカ』のシリーズの中で取り敢えずとは言え、完結を迎えるシリーズは初めて。
表紙はシェリカ。統一性を持たせようという気ゼロ……orz

で、表紙を見れば丸判りなのだが、遂にレオンとシェリカが出会うことに。前巻終了時点で、二人が出会うまでにはまだ一年半の時が必要だったが、レオンが刑務所に放り込まれている間にあっという間に時間が過ぎた。
シェリカはレオンを助けるためにやって来たのだ。

シェリカがレオンを助けたい理由ってのが何だかこじつけ臭い気がしないでもないが、ラストで、レオンの元契約楽士達が集合して、神曲を演奏するシーンがまさかの熱血展開で燃えた。
結局、聖獣とは何の関係も無かったそうです。

彼の初めての契約楽士クレハとの過去は明らかになったが、ゴールディとの過去は未だ謎のまま。何だか、第一部完みたいな終わり方だし、単に一つの山場が終わっただけで、シリーズはまだ続くのかなと思ったら、後書きでレオン編第二部『金』シリーズの開始が告知された。
『レオン・ザ・レザレクター』はレオンが過去から解き放たれるためのシリーズであり、『金』へのプロローグに過ぎなかったということか。こういう構成は面白いな。

絵師紹介には「また来年!」と書いてあるってことは新シリーズ開始は来年で、絵師は引き続き忍さんってことかな?

総評

一応シリーズが終わったので。
シリーズ開始が決まったときは、また大迫さんか!と思ったものの、何だかんだで楽しめました。もうちょっと『黒』とのリンクがあっても良いかなとは思ったけど。
レオンの気取った一人称の文体はちょっとアレだったけど、セヴンのツンツンっぷりは素敵でした。

その内、精霊弁護士リジェーナが主役のシリーズが始まるんですね、分かります。

次は『ダン・サリエルとイドラの魔術師』。

燃:A+ 萌:B+ 笑:C+ 総:A+

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ チェイシング・クリムゾン 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫 (さ-01-13))
著:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇

「だ……だ、だ、誰がツンデレだ!」

お前だ、お前。

約1日の積み。シリーズ第8弾。『赤』は7ヶ月振り、榊さんの『ポリフォニカ』としては1ヶ月振り。通算39冊目。

『レオン・ザ・レザレクター』4巻と『ダン・サリエル』2巻と同時発売で『ポリフォニカ』史上、2回目の3冊同時刊行です。

今回はアニメ1期の初回限定版に特典として付いていた書き下ろし短編を原作準拠の設定に書きなおして、まとめた短編集。書き下ろしは残念ながら無し。DVD特典が文庫化しただけでも有り難いと思うべきなんだろうが。
ちなみにアニメ2期の特典には書き下ろし小説は付かないとの噂。
表紙のコーティがとても可愛いです。

『パフォーマンス・クリムゾン』

月刊オセロットという漫画雑誌には「魔王を殴れ!」という作品が載っているらしい。

プリネシカが「ツンデレ」の意味を説明するシーンがあるが、やたらと饒舌。最近、プリネってこんな役回りばっかじゃね?「ホモが嫌いな女子なんていません!」とか。

『チェイシング・クリムゾン』

表題作。このエピソードからはユギリ姉妹が学院を卒業して、ツゲ神曲楽士派遣事務所の正社員になっている。何故、そういう重要なエピソードをDVD特典でやるんだ……。いや、直接卒業や就職が描写されたわけじゃないけどさ。

挿絵でフォロンが髪をまとめている位置がどうにも高いとかチラシに思いっきり日本語が書いてあるとか突っ込んだら負けなんだろうなぁ。

『リコレクション』

レンバルトがフォロンと友人になった経緯が語られる。レンバルトも最近、こういうところでないと目立てないよな……。

挿絵は彼がフォロンに「やらないか?」と言っているように見えて仕方がない(ぇ

『リライアブル・ツイン』

ユギリ姉妹と変態視姦精霊エルベリオのエピソード。アニメ1期第2楽章の半年後に当たる。

『オフデューティ・チーフ』

ユフィンリーのエピソード。意図的に化粧で雰囲気を変えているとは言え、ユフィンリー、別人じゃね?

『キッドナップ・クリムゾン』

アニメ1期第1楽章に登場したミサキの知人、マユラが登場。フォロンが見事にフラグを立てましたが、今後も登場するんだろうか。

まとめ

各短編には挿絵が1枚ずつあったが、これは特典の時点であったものなんだろうか。また口絵は描き下ろしなのか?

後書きによると、『リライアブル・ツイン』と『キッドナップ・クリムゾン』はアニメを視ていないと訳理解らん部分があると思うので、次の『赤』の短編集でわざわざ正史に組み込む形で小説として書き下ろすそうです。いつのことになるやら……。
つーか榊さん、死ぬぞw

ところで、これ買ったときに『ポリフォニカ』プロモーションカードなるものを貰えた。ご丁寧に包装されており、全7種。ユギリ姉妹のバニーガール姿という大変エロエロしいイラストでしたが、普通に文庫に使用されたカラーイラストの流用もあるようで、俺らっき!

次は『レオン・ザ・レザレクター』4巻。

燃:A- 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

新装版リンク
神曲奏界ポリフォニカ チェイシング・クリムゾン 〈クリムゾンシリーズ8〉(2017/07)

アニメ,角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの憂鬱 1 限定版 [DVD]

「いいから、ちゃっちゃと全部脱げ――――――――ッ!!

 

 涼宮さんマジ外道。

 

 さて、やはり時系列通りに第2話。コンピ研を襲撃した後、バニーガールで団員募集するでござるの巻。また、SF要素が出始める回でもある。

 

『リアリアDS』のCMで朝比奈さんがナレーションやっていて吹いた。

 

 二回目でも面白くて楽しめるんだけど、何かを書きたい面白さではないんだよなぁ。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

電撃文庫

護くんに女神の祝福を! (電撃文庫)

著:岩田 洋季(ひろき) イラスト:佐藤 利幸

 

「あなた、わ、私と……その、つ、つ、付き合いなさい!」

 

 アニメ化もされた激ピュアラブコメディ。部室に長いこと放置されていたので、今更手を出してはみたものの、今一つ……。これ、十何冊も読むのは辛いぞ……。

 ラブコメなんだから、生命を賭けたやりとりとか要らないと思うんだけどなぁ。

 

 文中には絢子の方が護より少しだけ背が高いという記述があるが、イラストを見る限り、とてもそうは思えないくらい護の方が低いんですが……。

 

 イラストにしても、普通に萌え系絵師さんを使えば良いと思うんだが。別に電撃ゲームイラスト出身者使わなくても。

 

 三巻くらいまでは読もうかと思ったけど、これは取り敢えず切りかな。読みたくなったら、いつでも読めることだし。

 

燃:C 萌:B 笑:C+ 総:B

角川ビーンズ文庫

果てなき誓いを刻み込め―少年陰陽師 (角川ビーンズ文庫)

著:結城 光流  イラスト:あさぎ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  通算十九巻、珂神編五巻にして、完結巻。何か天狐編より盛り上がらなかったな。メインキャラが誰一人として、差し迫った生命の危機を迎えなかったからか?

  珂神サイドも全滅エンドは回避したので、今後も登場するのかな。キャラクター的には、そんなに出て来てほしい感じでもないが。むしろ道反サイドに、いびられる六合が見たい(ぇ

  後書きによると、昌浩は現代で言うと小学生六年生らしいです。そんな年齢で、あんなハードな戦いをこなしているのか。すんげぇな。

  次章からはタイトルの言葉に使い回しが出来るようになるらしいです。いや、そこは最初のコンセプトを貫き通してほしいんですが。

燃:B  萌:B  笑:C  総:A

富士見ファンタジア文庫

或る異生物使い(デイスパレイト・ハンドラー)のこと―ディスパレイト!〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

著:榊 一郎  イラスト:増田 メグミ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 「異生物使い」は「ディスパレイト・ハンドラー」と読みます。


  連載分をまとめた短編集が登場。表紙でテレスが見切れてる件。いくら女性向けとはいえ、何という酷い扱い……(´・ω・`)

  収録話数は九話。書き下ろし無しとか……orz

  一部ドラマガ掲載順と収録順が異なるらしい。つーか、昔のドラマガを引っ張り出してきて、それを調べていたら衝撃の事実が。第一話の冒頭でエニーネが眼鏡を掛けているという描写があるぞ!な、なんだってー!?トルクと被るから止めたのかな。

  あれ、別に順番違うところが無いんですけど……。

  文庫でまとめて読むと、エニーネが結構良いツッコミをしていることに気付く。周り全員ボケやからなぁ。ギルクリストはともかく。

  そして、やはり合間合間にちょこちょこと出てくる御説教がたまらない。

燃:B  萌:B  笑:A  総:A

アニメ,GA文庫

「君は何のために演奏しているのですか」

 

 アバンの「ミルク飲んで」を聞いて最低なことを連想したのは俺だけではない筈だ。

 

 さて、第二回。キネティック一話前半戦といった内容。ただ、結構改変されている部分や先行登場している要素も見受けられる。

 今回も箇条書きで挙げたいと思います。

 

    専門課程の学生が基礎課程の学生にガチで授業を行っている。また、授業が一時限目に行われている。原作では午後だったと思う。

    コーティもプリネシカも黒ニーソになってる。

    四楽聖の名前が早くも出ている。

    ダングイスの髪の色が灰色っぽくなってる。髪型も違う?

    フォロンがコーティのリボンで、零した飲み物を拭いてしまっていたが、リボンって物質化したものじゃないの?

    エレインドゥースが登場。

    ミゼルの初登場シーンも変わってたと思う。

 

 等々。

 

 今回はフォロンが何のために神曲を奏でるんかと自問するところまでだが、元気なときのコーティは完全にナギ様のテンションです。

 

 初見のEDはあまり動きがなくて、ちょっとしょんぼりした。ダンスだったら面白かったんだが……。

 

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A

電撃文庫

断章のグリム〈10〉いばら姫〈上〉 (電撃文庫)

著:甲田 学人 イラスト:三日月 かける

 

「早く終わらせて、帰って、白野さんに会いたいですねー」

「…………何でその名前が出てくるのよ」

 

 約四日の積み。四ヵ月振りの新刊。積み本の消化ルールに変更を加えて、最近買った新刊も消化出来るようにしました。

 

 さて、気付けば二桁の大台に突入ですよ。今回は夏休みに突入。夏と言えば夏休み!夏休みと言えば海!海と言えば水着の美少女!!とはいかないのが『断グリ』クオリティ。

 開始早々事件が起こって、ハッスルグロ展開ですよ。上下巻なんだから、もうちょっと日常シーンがあっても良いじゃないか……。

 蒼衣と雪乃さんの日常エピソードとか読んでみたいんだけどなぁ。

 

 後書きでは『輪環の魔導師』で御馴染みの渡瀬さんが『ドラクエⅧ』の主人公の名前に「レタス」とつけたというエピソードが語られている。雪乃さんのネーミングの由来ってそんな超適当なもんだったんだ……。

 

燃:C 萌:A 笑:C 総:A