コミカライズ,電撃文庫

灼眼のシャナ 4 (4) (電撃コミックス)

作画:笹倉 綾人  原作:高橋 弥七郎  キャラクターデザイン:いとう
のいぢ

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  裏表紙の構成が変わった。そういうのは統一しろっつーに。

  さて、前巻のラストで出てきた燐子のエピソードは『リシャッフル』じゃなくて、ドラマCDの方かな。断片的にしか語られたなかったから、よく判らんが。

  マージョリー姐さん本格登場。原作よりも絶対領域多めでお送りしています。加えて、ワイルドな感じ?

 トーガのデザインはアニメじゃなくて、原作準拠。トーガはアニメ版の方が格好良いんだけどなぁ。まぁ、原作の方が描き易そうだけど。つーか、ポケモンのゲンガーに見えるw

  原作二巻と言えば、マージョリー登場巻という印象が強いが、吉田さんの出番が増えてくる巻でもある。しかもコミカライズではオリジナルエピソードも用意されていた。ちょ、笹倉さん作画の吉田さんが可愛過ぎるんですが。そんな彼女をサポートする池君。アニメでは、すっかりギャグキャラとして定着している彼だが、本来は爽やかイケメンだったんだよなぁ。

  ちなみに千草さんも可愛いです。出番少ないけど。

  それと"屍拾い"ラミー。彼が自分の目的を語るシーンで何気に"螺旋の風琴"リャナンシーの姿が出ています。こうやって、原作で後々出てくる設定を上手いこと組み込んでくるのが良いな。

  そして、最後の見開きページの構成が秀逸。

燃:A  萌:A  笑:B  総:S

HJ文庫

放課後の世界征服 (HJ文庫)

著:わかつきひかる イラスト:歩鳥(ほとり)

「君は、世界の王になる人間である」

中古。HJ文庫2009年2月の新刊。『AKUMAで少女』で痛い目にあったのでスルーしていたんだが、発売から1ヶ月もしない内にブックオフで見付けたら、うほっ、良い中古!ってなって買ってしまうのも仕方がないと思うんだ。

目次で各章タイトルがラノベのパロディになってるのを見て、期待出来るかなと思ったんだけど、中身は今一つでした。

前シリーズがジュブナイルポルノでの執筆経験を活かして、エロに突き抜けていたのに対し、今回は大分ソフトな仕上がりになっている。
いや、エロ減らしたらアカンやろ!ストーリーが面白いんじゃないんだから!

TS要素も中途半端に入れなくても良いのに……。
読み易いのが救いだが……。
5月だったかに出る2巻は口絵次第ですね。

燃:C 萌:A- 笑:B- 総:B

著者リンク
恋愛負け組の僕に、Hなメイドが届きました。(このライトノベルがすごい!文庫、2014/01)

 

アニメ,電撃文庫

「それでアイツが救えるのなら」

さあ始まっちゃいましたよ、電撃文庫原作のハイスクールパンクが!
製作チームは洛高生徒会。つまりスタッフが三つ巴なんですね、分かります。

Angelaの歌うOPはもうテンション上がるのなんの。原作6巻くらいまでのキャラは大体網羅していると見せかけて、加賀篝とひかり先輩が居ないワナ。ひかり先輩はそんなに重要キャラじゃないと思うけど、加賀篝が居ないってのはどういうことだ?
その反面、噛ませ犬だったGDの里見が出てたりとよく理解らんチョイス。
サビの戦闘は鳥肌立ちます。

サブタイトルのカウントは「EX000」。何でエクスハンドラー?

基本的には原作通りの筋なんだが、1回目に機巧魔神の登場を持ってくるためにか、一部のエピソードが前後している。
作画は大分和狸さんの絵に忠実。凄い。

操緒は本当に薄くてビックリした。また存在感が薄いとかいっていじられるな……。
そんな彼女は眠るときは裸Yシャツで智春の頭上をぷかぷか浮いているようだ。性欲を持て余す(ぇ
操緒可愛いよ操緒。

奏っちゃんが見つめていた機巧魔神は《鋼》か?《白銀》ではないよな?

1話目から、どうも1巡目の世界のシーンが挿入されている模様。ってことは明確に原作とは違う落とし所を用意しているってことなのかな。

EDでは、この縦ロール女、誰やねんって思ったら、どうも《翠晶》の副葬処女の姫笹さんらしい。

エンドカードでは専門用語をどう書くかの説明をやるみたいだ。今回は「射影体」。

そういうわけで、EX001でした。期待通りのクオリティでwktkが止まりません。
ところで分割2クールってマジなの?

燃:S- 萌:A+ 笑:B+ 総:S-

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「何のための力かってことになっちゃうだろ」

 

 今回から後半戦なのか、提供バックが変わりました。

 

 この作品では時々思うことだが、タイトルコールのタイミングおかしくね?

 

 剄脈加速薬に手を出していると噂の第十小隊との試合が迫る。その裏で暗躍する人々。

 ミュンファ可愛いな。

 本編はそんなに書くことが無いんだよなぁ。

 

 EDが新しくなりました。『愛のツェルニ』。どういうタイトルだw

 

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A

MF文庫J,コミカライズ

ゼロの使い魔公式アンソロジーコミック 水のルビーの章 (MFコミックス)

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 あらきかなおさんが描く表紙が素敵。ルイズ可愛いよルイズ。ろりぷに具合が素晴らし過ぎる(ぇ

  しかし、中身はどんどんクオリティが落ちてきている気がするぞ。やっぱ毎月刊行でクオリティを維持するのは無理があるんじゃ……。せめて隔月刊行にして、クオリティアップを図れば良いのに。

  ただ、「うるさい淫魔乳!!」は面白かった。

燃:C  萌:A  笑:B  総:B

富士見ファンタジア文庫,雑記

ハリウッドが『フルメタ』の実写映画化権を獲得したって噂を聞いたけど、まぢ?

 獲得してもお流れになる可能性も大いにあるっていうけど、もし実現したら出来がどうであろうと、ラノベ界が震撼するんじゃね?

 と言うかラノベ界を活性化させるためにやってほしい。

HJ文庫,雑記

 二月の新刊の折り込みチラシで知ったんだが、『たま◇なま』完結なのかよ!買うの止めた途端に完結するってどういうこと!?

 

 また第3回ノベルジャパン大賞一時通過者の中に、にのまえはじめって人が居るんだけど、これってスニーカーの『桜ish』書いてた人か?

 

 そして、『超鋼女セーラ』アニメ化の噂。『くじびき勇者さま』や『グロリアスドーン』を差し置いてか?

HJ文庫

彼女は眼鏡HOLIC3 (HJ文庫)
著:上栖 綴人 イラスト:トモセ シュンサク

「わたし……亞衣ちゃんの眼鏡になりたい」
「…………………………」
「良いわよ――それじゃあ、きちんと正しい位置で掛けないとね」

作者病気www

約2ヶ月1週間の積み。4ヵ月振りの新刊にして完結巻。
今回は思いっきりシリアス方向に話が進み、終盤までバトルに次ぐバトル。バトルは要らんわ……。いかにもな敵とか出されてもなぁ。

眼鏡への愛は相変わらず凄い。眼鏡はただ一人の主にために仕える騎士と同じとか。
メガネの錬金術師はしょうもなかったがw

オチは百合百合ん。
一応完結という形はとっているが、どうにも打ち切り臭い。急に設定をどばどば出したりしてるし。

総評

そういうわけで、『彼女は眼鏡HOLIC』全3巻これにて完結。これは間違っても眼鏡っ娘萌え小説ではない。眼鏡LOVE小説である。
眼鏡への愛が尋常ではない。
ストーリー自体はそれほどでもなかったが、その着眼点は面白かった。馬鹿小説はやり切れば凄いことになるという証明になっていると思う。

燃:B- 萌:A- 笑:B+ 総:B+

アニメ,角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの憂鬱 1 限定版 [DVD]

「真性の阿呆だ、こいつ」

 

 大分前に二期の告知をして以降やるやる詐欺だった作品が遂に放送開始!と思ったら、エピソードを時系列順に並べ直した再放送です。本当に有り難う御座居ました。

 まあ、再放送であること自体は放送開始前に判明していたからまだ良かったけど、これ放送まで秘密だったら、えらいことになってただろうな。

 

 初めて放送されたのは丁度三年前か。久し振りに聞くキョンの長ったらしいモノローグが良いな。

 また、この段階ではハルヒよりも長門よりも、圧倒的にみくるが可愛い。正統派美少女万歳。

 

 EDのダンスくらいフルバージョンにしても罰は当たらないと思うんだが、そのままでした。

 

 何故か無い次回予告。時系列順に収録されたDVDには長門がナレーションを務める次回予告が収録されていた筈だが……。

 

 結局、判った変更点はこの次回予告の消滅と提供バックのにゃんこイラストの消滅くらいでした。

 

 そして全二十八話だという噂が。京アニなら何かを仕込んでいる可能性はあると思うが、『ハルヒ』に関してはやるやる詐欺の印象が強いからなぁ……。

 

 それはそうと、スニーカー文庫のCMで『放課後の魔術師』がプッシュされていてビックリした。何か売れてるらしいね。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

富士見ミステリー文庫

ROOM NO.1301 #11 彼女はファンタスティック! (富士見ミステリー文庫)

著:新井
輝 イラスト:さっち

 

「悲しくなるのも寂しいなって、そんなことを思ったんです」

「そうだね。悲しいのも、きっと絆だから」

 

 約三週間の積み。え、半年も空いてたの?

 

 さあ、遂に最終巻です。表紙は単独で千夜子。しまぱんが帯で隠れていると思ったら、帯にも表紙イラストが印刷されているので、普通に見えるワナ。おま、しみじみ終わりたいところで、しまぱんてw

 

 プロローグではいきなり身内ネタでやりたい放題で吹いた。『さよなら、いもうと。』が新井さんの富士ミス作品で唯一増刷がかからなかったタイトルってのもホンマ臭いな。

 更に、きゆづきさとこさんのことにまで触れられている。『GA』アニメ化ってまぢじゃねぇかw

 

 前巻のラストで病院に運ばれた有馬さんはそのまま死亡なさいました。まさかの超ヘビー展開。

 続いて、綾さんは健一に何も言わずに幽霊マンションを出ていってしまう。

 落ち込んだ健一は勢い余って、千夜子に今までしていたエロいことをあらいざらい白状してしまう。

 そして彼は思う。綾さんとエロいことしたのも、今思えば明らかにアウトだった、と。

そんなもん一巻の時点で分かっとったわ!!

 

 結局、千夜子が聖母のようなヒロインだったので耐えました。

 ここで、めでたしめでたしで終わっておけば良かったのに、後日談で実のお姉ちゃんとレッツ子作り!ってところで終了ってハチャメチャ過ぎる。

 だが、それでこそ『ROOM
NO.1301
』なんだよなぁ。

 

 最後の後書きもキャストインタビューとか訳の理解らん形式だしな……。

 

総評

 そういうわけで、富士ミスの人気シリーズ、喪失した愛を探す物語『ROOM NO.1301』本編十一巻、短編集四巻、計十五冊、これにて完結。足かけ六年強か。長かったな……。

 まだ去年の秋に出るって言っていたソフトカバーの外伝が出てないけど、何かもう出ない気がするので総評書きます。

 

 当時はぶっ飛んだエロス展開にびっくりしたものですが、今となってはエロス的な意味ではそう珍しいレベルでもなくなってしまったな。

 だが、その独特の価値観と癖のある文体はオンリーワンと言えるものだったと思います。

 

燃:C 萌:A- 笑:B+ 総:A