著:奈須
きのこ イラスト:武内
崇
「オレ、おまえの部屋のカギ持ってない。不公平だろ、そういうのって」
式がデレ期に入ったんですね、分かります。
さて、下巻。特に巻き返しがあるわけでもなく、淡々と終了。何故こんなに盛り上がらないんだ……。
蘊蓄の垂れ流しとかは結構好きなんだが、ストーリーテリングが今一つなんだよなぁ。
まぁ、ごっつく面白かったら面白かったで、どっぷり浸かってしまいそうだから、これはこれで良かったのかもしれんが。
ラノベやニチアサその他諸々の感想。改名しました。毎日更新でキラッキランラン~♪
著:奈須
きのこ イラスト:武内
崇
「オレ、おまえの部屋のカギ持ってない。不公平だろ、そういうのって」
式がデレ期に入ったんですね、分かります。
さて、下巻。特に巻き返しがあるわけでもなく、淡々と終了。何故こんなに盛り上がらないんだ……。
蘊蓄の垂れ流しとかは結構好きなんだが、ストーリーテリングが今一つなんだよなぁ。
まぁ、ごっつく面白かったら面白かったで、どっぷり浸かってしまいそうだから、これはこれで良かったのかもしれんが。
作画:弓
きいろ 原作:有川
浩
(――――今日は、嫌いな日じゃないです、教官)
LOVE!
出たのは去年の八月です。ずっと積みっ放しでした。
さて、LaLa掲載コミカライズ第二弾。取り敢えず風呂上がりの小牧教官はセクシー過ぎるので自重してください。
あとはまぁ、多分原作通りに一巻の内容が進んでいきます。丁寧にやっているため、二冊使っても原作一巻終わりませんでした。
少女漫画テイストはいかにもって感じがしないでもないですが、花とゆめコミックスに抵抗なんぞ微塵も無いので何とも思わんな。
手塚の告白の下りなんかはいかにも少女漫画チックだと思うのは僕だけですかそうですか。
燃:B 萌:B+ 笑:B+ 総:A-
原作:有川 浩 作画:ふる鳥 弥生
「クマかああ――――――――っ!!」
電撃大王で連載中の『図書館戦争』のもう一つのコミカライズが登場。2008年6月の新刊という事実は秘密だ。ずっと積んでました。
『とある魔術の禁書目録』なんかは二本のコミカライズを本編と外伝として差別化しているわけだが、これはもう一つのコミカライズ『LOVE&WAR』と、どう差別化してくるのかとワクワクして読んだら、特に絵柄くらいしか差が見当たらねぇ……。
『LOVE&WAR』一巻の内容はあんまり憶えてないけど、
まぁ、今後話が進めば取捨選択されるエピソードに違いが出て来るのかもしれんけど。
作画自体は安定しているので安心。
後書きで、しまぱん……だと……!?
燃:B 萌:B+ 笑:B+ 総:A-
著:舞城 王太郎
「たぶん僕が美しすぎるんだよ、ツトム。僕はこの世に存在するには、美しすぎるんだ」
講談社ノベルス。部室に置いてあったのを借りて来ました。タイトルは「ツクモジュウク」と読みます。
え、舞城さんの作品って全部、こんな訳の理解らんテンションなの……?ミステリなのか何なのか。いや、メフィスト賞がこういうタイプの作家を輩出するための賞ですと言われたらどうしようもないけど。
清涼院流水さんの作品と関連性があったり、他の講談社ノベルスの作家の名前が出て来たり、メタ要素が大量に仕込まれていたりと、読めば読むほどなんのこっちゃ理解らない。
で、やっぱり無い記号の後のスペース。何、舞城さんの拘りなの?
そういうわけで、『九十九十九』でした。このノリで六百ページはしんどいわ……。
燃:C 萌:C 笑:B+ 総:B+
「もうな、俺はな、見た瞬間どこのアマゾネスかと思ったぞ。顔に返り血飛ばしてあんなにいい笑顔の女なんか初めて見たわ。あんなに返り血が似合う女も見たことない」
約11ヶ月2週間の積み。本編3巻を読み終わった時点で買おうと決意して、その後の新刊は全て初版で抑えたものの、図書館では『フルメタ』やら『伯爵と妖精』を借りるので忙しかったため、本編最終巻を後回しにしていたら、危うく1年積みにするところでした。
本編は完結したものの、アニメ放映中に新刊が出ないのはマズイということで、出たと思われる、後日談を描いた連作短編集。
帯に「恋愛成分が苦手な方はご健康のために購入をお控えください」って書いてあるだけあって、隙あらば読者を殺しにかかってくる。
堂上教官って郁の前では結構クーデレな気がする。
シリアス成分はかなり抑えめで、ほぼ完全にラブコメです。『とらドラ!』とかより圧倒的にラブコメしてると思う。
燃:B- 萌:B+ 笑:A 総:A+
文庫落ちリンク
・別冊 図書館戦争Ⅰ 図書館戦争シリーズ⑤(角川文庫、2011/07)
シリーズリンク
・別冊 図書館戦争Ⅱ(2008/08)
強欲なのだ、誰もかもが。
2009年3月の新刊。約2日の積み。ドラマガを読むために優先消化。『レジェンド・オブ・レギオス』最終巻で宣言していた通り、ディックが主人公の新シリーズがソフトカバーで登場です。「墓標群」は「グレイブ」と読みます。
『レジェンド』のときは帯にStyle-Fのロゴが入っていたんだが、今回は奥付にこっそり書かれているのみ。まぁ、もう『レギオス』絡みの本しか出てないしなぁ。
また、表紙に普通にイラストがあります。本編に比べてシックな感じにはなっているが。
内容は基本的には『レジェンド』の続編。ただ、ディックは時間軸を無視して、様々な場所に登場しており、本シリーズは『レジェンド』と本編の橋渡しもやっている。
アイレイン、サヤ、ニルフィリア、ジャニス、レヴァンティンといった『レジェンド』の面子が出て来る。
リンテンスやティグリスやデルボネさんなど、天剣授受者も登場。見せ方からすると、ジャニスは天剣たり得る者をグレンダンへと導いているのか?
メインはディックと狼面衆の激突なんだが、やっぱり理解ったような理解らんような内容。
全3巻予定だそうです。
ちなみに、これだけ1日フライングしてるが、本編『ブラック・アラベスク』とガイド本1巻がほぼ同時発売です。
燃:A- 萌:B 笑:C 総:A-
文庫化リンク
・文庫版 聖戦のレギオス1 眠りなき墓標群(2011/09)
シリーズリンク
・聖戦のレギオスⅡ 限りなき幻像群(2009/10)
著:奈須
きのこ イラスト:武内
崇
「自殺に理由はない。たんに、今日は飛べなかっただけだろう」
講談社ノベルス。ずっと前から部室に放置されていたんだが、世界観の広さから手を出すのを渋っていました。ちなみに上中下巻の文庫版も出ています。
『月姫』や『Fate』と世界観を共有する作品で、こいつがその世界観の一作品目なんだっけ?最初はwebで公開されていたが、コミケで販売され、その後書籍化とかいう流れだとか何とか。
あらゆるモノの死を視ることの出来る直死の魔眼を持つ少女、両儀式(りょうぎ・しき)と平凡な少年、黒桐幹也(こくとう・みきや)を中心とした伝綺アクション。
七部作の映画も制作されているし、世間での評価はやたらと高いが、そんなに面白いかなぁ?
設定は面白いと思うんだけど、淡々としていると言うか、盛り上がりに欠けると言うか。まぁ、まだ上巻だから下巻で巻き返すかもしれんけど。
幹也の妹の鮮花(あざか)がもっと露骨にお兄ちゃんLOVEなら、もうちょっと楽しめるのになぁ<最低発言
燃:B 萌:B+ 笑:C+ 総:B+
「幸せになることは簡単なんだ。人をやめてしまえば良いのさ」
いよいよラスト。ひたすら京極堂が美馬坂近代医学研究所で謎を解き明かすシーンが続く。カメラワークとか心理描写とか、その心理を舞台に投射するとかで視聴者を飽きさせない映像作りを心掛けてるんだろうけど、成功してるんだろうか。個人的にはそういうの全然気にならないからなぁ。
で、これ以上この空間に居たら、関口先生が壊れてしまうというところで、美馬坂は陽子と匣に入った久保を連れて屋上へ。そこで彼は久保に首に噛みつかれて死亡。その久保は陽子が刺殺して全ての事件は幕を閉じる。
木場修が陽子に手錠をかけるシーンが切な過ぎる。彼が想った女性は実の父親との間に子を設け、最後には人殺しに手を染めてしまった。踏んだり蹴ったり過ぎる。
そして最後の伏線回収。普通に伊佐間屋が出て来ました。序盤で一回顔見せをしておけば、より引き立ったと思うんだが。
締めは関口先生の「何だかひどく男が羨ましくなってしまった」で。OPを流して締めてくれたら最高だったんだが、生憎普通にいつも通りのEDでした。
そういうわけで、『魍魎の匣』全十三話でした。忠実に原作を再現した上に、アニメ特有の映像による表現を組み込んだ傑作でした。まぁ、これはあくまでも原作既読者の意見だが。
キャラデザにCLAMPを起用したのも良かった。みんな美形になり過ぎのきらいはあるが、京極堂や榎木津はぴったりイメージ通りだった。あと、女性陣が美人揃い。敦子や千鶴子さんや雪絵さんの出番が少なかったのが残念。つーかキャラ数が多過ぎて、折角魅力的なキャラでも出番があんまり無いんだよな。京極堂にしても終盤喋りっぱなしな分、前半全く出て来ないしな……。
このスタッフで『狂骨の夢』か『絡新婦の理』あたりもアニメ化してくれへんかなぁ。『塗仏の宴』は長過ぎて無理だろうし。
燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:S
反復リンク
・2回目
エピソードリンク
・第十二話「脳髄の事」
著:舞城
王太郎
「あ!」
「どうした!?」
「見つけた!」
「何を!」
「理想の結婚相手!な訳ねえやろ!」
何、このしょうもない掛け合いw
講談社ノベルス。部室に誰かが昔から置いていたものを借りて来ました。中身が袋とじで覆われていて一切見えない密室本という企画の内の一冊。面白い発想だけど、凄ぇ手間と金掛かってそうだな。
青春エンタというだけあって、密室が出て来るには出て来るがその本分は青春であり、エンターテイメント。密室が作品の肝というよりは登場人物の心の機微なんかが主軸か。
で、文章的な面で気になるのが、「!」や「?」の後のスペースが無いということ。他の講談社ノベルスもそうなんだろうか。意図的に詰めてんのかな。
それと、文字が無駄に詰まり過ぎ。何でそこで改行せえへんねんって思う。これは別にラノベの白いページを見慣れてるからではないと思うけどなぁ。
そういうわけで、『世界は密室でできている。』でした。『阿修羅ガール』よりは断然理解り易い内容でした。最後の方までぼちぼちかなと思いながら読んでたけど、最後の最後で青春だったのでランクアップしました。
「美馬坂もまた、魍魎に憑かれていたのか」
久保のバラバラ死体が発見され、いよいよクライマックス。京極堂は関係者を美馬坂近代医学研究所に集め、憑きもの落しをするべく動き出す。
一方、木場修は一人、陽子の敵を倒すべく一人暴走。
次からは謎解きなんだろうけど、どう演出するんだろう。ひたすら喋るだけなんじゃ……。
燃:B 萌:A 笑:C+ 総:A+
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・2回目
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・第十二話「脳髄の事」
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