富士見ファンタジア文庫

RPG W(・∀・)RLD2 ―ろーぷれ・わーるど― (富士見ファンタジア文庫)

著:吉村 夜 イラスト:てんまそ

RPGのいいところって、なんだと思う?
勇者になれること?魔法が使えること?女の子と旅ができること?色々な意見があることだろう。
でも、この僕、宮本翔に言わせれば、RPGの一番いいところは――それは、努力が必ず報われることなんだ。

約二ヶ月の積み。三ヶ月振りの新刊。
ギャスパルクの復活を目論む教団を止めるため、旅を続けるユーゴ達。今回は新たに訪れた王都ガライアでの物語。
王への謁見、新たな仲間、蠢く陰謀ともうコッテコテの展開。だが、それが良い。

ショウはイシュラとレヴィアにえっちぃ下着を装備させようとするが、当然下着なので服の下に着られて(´・ω・`)
って、ドラマガに載ってたイラストって水着じゃなくて下着だったのかYO!しかも使い回し。

一巻の時点ではユーゴにしてもショウにしても普通の高校生がゲーム世界で勇者としてチヤホヤされるも、現実とのギャップに悩む、みたいな展開が根幹にあったが、今回はユーゴがチート過ぎる気がします。
いくら心の中ではガクブルと言われても、実際には結果を出しまくりだし、読者視点からはちょっと外れてきたかなぁという印象。
その分、読者視点はショウに集約されてきた。どっちに感情移入するかと言えば、断然ショウです。

何にせよライトノベルらしいライトノベルで楽しめました。次は十月。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

富士見ファンタジア文庫

ぼくと彼女に降る夜 デッドエンド・ランナー~滅亡に向かう者 (富士見ファンタジア文庫)

著:八街 歩 イラスト:深崎 暮人

「……一つ訂正しよう」
「先ほど私に傷をつけるのはムリと言ったが……今のは少し痛かったな」
「ああそうだな。今の技は何とか防げたが、少しばかり、いや、かなり痛かったよ」
「片腹がね」

約二ヶ月の積み。四ヵ月振りの新刊。新章突入のシリーズ第六巻。
『異』の魔乖術師サクラリスがナイトと友達になろうとやって来る。『天才』と呼ばれるだけあって、かなりのチート性能を誇ります。
このサクラリス、対象の快楽を制御出来たりもして、ターゲットとなったヨルのエロいことエロいこと。

今回のメインはサクラリスとの対決ではなく、あの《塹壕の剣龍皇》シチガイ・キョウシロウとの決戦。
何回本気になるんだこいつw
更に〈七剣八刀(ソード・オブ・ブレイド)〉から奪った刀の力で不死身。細胞の一欠片まで消滅したとしても復活するとかチート過ぎるwwwww

それでもナイトは持てる力の全てを使い、何とかこれに勝利する。

案の定、復活するキョウシロウだったが、ナナの人格を押しのけて出て来た先生にさくっと倒されるのだった。何このチート祭りw

しかもキョウシロウが倒したという〈七剣八刀〉は十五人中最も弱い奴だったらしい。滅茶苦茶過ぎるwwwwwwwww
あんなに苦労して倒したエリザベートも所詮大したことはなかったみたいな展開ですよ。
でも何だかんだでナイトの成長速度が物凄いらしいので、次巻できっとチート技が発動するんだろうなぁ。
何だかあっちもこっちもチートで笑えてきた。いや、面白いんだが。

そういうわけで、ここにきてまさかのようじょ襲来の第六巻でした。規格外過ぎて、ようじょとは認められないが。
いやしかし、終盤戦の筈なのに、全然落とし所が見えねぇ。
次は十一月。

燃:A 萌:A+ 笑:B+ 総:A

富士見ファンタジア文庫

かしこみっ! 1 かみさまは氏子募集中ですが、なにか!? (富士見ファンタジア文庫)

著:尼野 ゆたか イラスト:bb

「お前その彼氏持ちの女の子を片っ端からアバズレ認定するのやめろよ!どんだけ器が小さいんだ!」

約二ヶ月の積み。ファンタジア文庫。『ムーンスペル!』で御馴染みの尼野さんが約三年振りに文庫に復活。その間にファンタジアバトルロイヤルやドラマガで発表していた『ハレルヤ☆バレット』はどうなったんだろう。一冊で良いから文庫出してくれんかなぁ。

さて、本作は女に間違われる、神社の息子雅也の前に神様を名乗るようじょミヤが現れるところから始まる。
このミヤ、実は雅也が幼い頃に一度出会っており、失った力を取り戻すと本来の大人の女性の姿を取り戻すというテラ『ポリフォニカ』。
まぁ、お約束な設定っちゃーそうなんだが。

うーん、詰まんなくはないけど、積極的に続きが読みたいかと訊かれれば全然そんなことはないというアレ。

既に二巻の発売が決まっているが、これは一巻の刊行前から決まっていたこうだそうで、十分打ち切りの可能性は残っている。
次は十月。もう買わないけど。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B

著者リンク
フロムエース1 可愛すぎるクラスメイトとバイトするんだけど、何か質問ある?(2012/10)

富士見ファンタジア文庫

蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)

著:橘 公司 イラスト:森沢 晴行

「騎士の誇りなどどうでもいい。在紗の誕生会の前にはゴミのようなものだ」

約五ヵ月の積み。三ヶ月振りの新刊。相変わらず表紙はシリアス一辺倒。裏表紙の粗筋は多少内容の馬鹿っぽさが滲み出ている。

さて、今回も基本は姪の在紗最優先で突き進む駆真の姿が描かれるわけだが、ところどころに露骨な伏線が。しかもシリアスに寄っちゃいそうな感じのものが。
一巻の冒頭みたいに極端な展開やっといた方が面白そうなんだけどなぁ。

口絵のなんちゃってネタ振りは面白かったと思う。

全体的に見ると、もう切りかなぁという印象。ただ、新キャラ槙奈の147ページの挿絵は可愛いと言わざるを得ない。

燃:C 萌:A- 笑:B 総:B

富士見ファンタジア文庫

ぼくと彼女に降る夜 ルナティック・ルーラー~狂濫を征する者 (富士見ファンタジア文庫)

著:八街 歩 イラスト:深崎 暮人

「ナイト――わたしはあなたと一緒に、わたしのもう一つの夢を実現させたいと思うわ。そしてそれができるのは、わたしの隣にいてほしいのはあなたしかいない、今でははっきりそう思っている」
「ナイト――好きだわ。愛していると言ってもいい。だからもう、わたしから離れないで」

約半年の積み。四ヵ月振りの新刊。シリーズ第五巻。後回し後回しにしていたら、半年も放置しちゃったよ。
さて、エリザベート編下巻。表紙は前巻と対の構図になっているので是非並べてみてください。

遂に日本にやって来たエリザベート。《星辰の祭壇》を発見するも力を得るには至らず、ナイトとヨルの連携の前に敗れ去ることに。
それでも死ななかったから、前巻のキョウシロウみたいなことになるのかと思いきや、最後は自らその生命を絶った。最期までやりたい放題だったなこの人。自分の腸を引きずり出して咀嚼するとかどんだけ。

そしてナナの中のもう一つの人格はどうやら先生(マイステリン)のようだ。どのタイミングで入ったんだろうか。

全体として見たら面白いんだが、擬音を使い過ぎなのがちょっと引っかかるところ。腕が吹っ飛んだりとハードな戦闘で擬音が多様されると、どうにも拍子抜けするんだよなぁ。

後書きによると、これから終盤戦だそうな。
そう言えば、今回マイが出て来なかったけど、ホントに死んじゃったのかな。
次は七月。とっくに出ています。

燃:A- 萌:A- 笑:C 総:A

富士見ファンタジア文庫

生徒会の六花 碧陽学園生徒会議事録6 (富士見ファンタジア文庫)

著:葵 せきな イラスト:狗神 煌

クラスメイト一同『お前らもう付き合っちゃえよ……』

約二ヶ月の積み。三ヶ月振りの新刊。第二部卒業編に突入。表紙はやはり一周回って会長。胸元をはだけて若干エロス風味です。

さて、基本的にはいつも通りなのだが、第二部になり、プロローグとエピローグが新しくなりました。卒業式前日、杉崎が行方不明になり、林檎が知弦さん達に助けを求めに来るというもの。
後書きでも、この作品におけるシリアスはギャグを引き立てるものと明言されているから、特に心配はしていないが、一体どう落し込むつもりなのか。

真儀瑠先生も言ってるけど、ちょっとマンネリ感が出て来たかな。だからこその最後の夢世界のRPGなのかもしれんが。
でもRPG世界での椎名姉妹が可愛かったので満足しました。

真儀瑠先生の話と言えば、サブキャラ街道まっしぐらを三回ほど経験しているというのが気になる。『マテゴ』と『生徒会の一存』で二回。なら後一回ってのは何なんだ?彼女の弟が絡んでるのか?

あとはいつの間にか終了していた文化祭。夏休みもスルーされたけど、その辺はいずれ語られるんだろうか。『黙示録』とは別にシリーズ立ち上げとか?

次は九月、『生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2』です。って、もう出てんじゃねぇか!

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

富士見ファンタジア文庫,角川つばさ文庫

ぼくとレギオスの旅2 生まれゆく都市 (角川つばさ文庫)

原案:雨木 シュウスケ 著:川村 ひであき イラスト:今野 隼史

「おぼえとけ。世の中には正義とか悪とかカンケイない、だれにもやぶることはできない、ルールってもんがあるんだ」

約五日の積み。三ヶ月振りの新刊。全三巻予定とか言っていたのに完結巻です。終わり方が物凄い唐突だったので打ち切りか?謎も放ったらかしだったしなぁ。

最後のgdgdっぽいラストを除けば、今回もハートフルあり、教育的メッセージあり、ラブコメあり、原作とのリンクありと面白かった。
ロス姓のキャラを出してくるとか原作ファンのツボを巧みに突いてくる。

最後にステラは学園都市になることを決意するが、もしかして彼女がツェルニなのか?

総評
そういうわけで、『ぼくとレギオスの旅』全二巻でした。メディアミックス展開の一環として、とにかく本を出せ、みたいな流れで出たっぽい割には非常に良質な作品でした。惜しむらくは打ち切り臭い終わり方ってことだが。

ニルフィリアお姉ちゃんのサドっぷりをもっと堪能したかったなぁ(ぇ

燃:B+ 萌:A 笑:C 総:A-

鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫)
鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫)

MF文庫J,富士見ファンタジア文庫,雑記

ファンタジアは20日が日曜なので公式発売日自体が1日前倒し。
MFはいつも通り公式サイトでは25日発売とアナウンスされているが、シルバーウィークパワーで6日フライング。6日とか滅茶苦茶過ぎるw
で、こういうときに限って買うものが多かったりするワナ。

・鋼殻のレギオス14 スカーレット・オラトリオ
・火の国、風の国物語7 緑姫憂愁
・生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2
・ハイスクールD×D4 停止教室のヴァンパイア
・いつか天魔の黒ウサギ5 夏休みカタストロフィ
・けんぷファー⑩1/2
・聖剣の刀鍛冶7
・いつも心に剣を <3>
・三流木萌花は名担当!
・桜木メルトの恋禁術

鋼殻のレギオス14 スカーレット・オラトリオ (富士見ファンタジア文庫)火の国、風の国物語7 緑姫憂愁 (富士見ファンタジア文庫)生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2 (富士見ファンタジア文庫)ハイスクールD×D4 停止教室のヴァンパイア (富士見ファンタジア文庫)いつか天魔の黒ウサギ5 夏休みカタストロフィ (富士見ファンタジア文庫)けんぷファー 10 1/2 (MF文庫 J つ 2-13)聖剣の刀鍛冶 #7 (MF文庫 J み 1-15)いつも心に剣を 3 (MF文庫 J し 5-3)三流木萌花は名担当! (MF文庫 J た 5-8)桜木メルトの恋禁術 (MF文庫 J も 2-5)

の計十冊。ああ、また積み本が百冊突破した……(´・ω・`)

ファンタジア側では『これはゾンビですか?』三巻の口絵の吸引力が凄かったが、内容があまりにもアレなので今度こそスルーしました。

これはゾンビですか?3 いえ、それは爆発します (富士見ファンタジア文庫)

中堅作家の新作『1×10』と『氷結鏡界のエデン』は取り敢えずスルーしました。ドラマガの特集等を読んでから判断しても遅くはあるまい。

1×10 藤宮十貴子は懐かない (富士見ファンタジア文庫)氷結鏡界のエデン 楽園幻想 (富士見ファンタジア文庫)

MF側では『刀鍛冶』のアニメが家では映らないことが判明しました。
『けんぷファー』はBSのお陰で耐えました。ただ、放送開始は十月末。キャストが原作に忠実過ぎるのでちょっと楽しみです。
ナツルのキャストは井上麻里奈さん。ファンタジアの『SH@PPLE』の淡谷姉弟のキャストも井上さんというのが面白い。

来月はヤマグチさんと兎塚さんの新作が登場。タイトルからすると、『ゼロ使』のスピンオフっぽいけど……。

あとは、ドラマガ買いました。

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2009年 11月号 [雑誌]

それから注文していた本を色々と。

・純潔ブルースプリング
・にょろーんちゅるやさん めがっさ限定版
・レンタルマギカ Ⅴ
・神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト <1>

純潔ブルースプリングにょろーん ちゅるやさん めがっさ限定版レンタルマギカ 第5巻 (あすかコミックス)
神曲奏界ポリフォニカエターナル・ホワイト 1 (プリンセスコミックス)

『図書館戦争 LOVE&WAR』四巻は売り切れていたので、注文します。

図書館戦争LOVE&WAR 4 (花とゆめCOMICS)

富士見ファンタジア文庫

狗牙絶ちの劔3 ―刀と鞘の物語― (富士見ファンタジア文庫)

著:舞阪 洸 イラスト:うなじ

「香月に美玖ちゃんを殺させない。そういう覚悟なら、あるよ」

約三ヶ月一週間の積み。積み過ぎ……orz
半年振りの新刊。表紙は順当に明。ってことは次は棚倉の双子あたりか。あ、その前に遊眞か。
相変わらず表紙の構図は格好良い。

登場人物紹介では既に死亡したと思しきキャラには×マークが。何という『男塾』w
いや、よくある手法だろうか。

今回は連載四回分を収録。駿が皆に黒幕の正体を告げるまでが描かれる。

書き下ろしは香月の初めての狗牙絶ちの話。

総合的に見て、今後も買い続けるかどうかと言うとなぁ。読み易くはあるんだけど……。もう切りかなぁ。

燃:B- 萌:B+ 笑:B 総:B+

一迅社文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記

今月はファンタジアが一冊、一迅社が三冊で、内訳は、

・まぶらほ ~じょなんの巻・ご~
・宇宙をかける少女 下巻
・フォルマント・ブルー リミックス
・Le;0 -灰とリヴァイアサン-

まぶらほ~じょなんの巻・ご~ (富士見ファンタジア文庫 つ 1-1-17)宇宙をかける少女 下巻 (一迅社文庫 せ 1-2)フォルマント・ブルー―リミックス (一迅社文庫 み 1-2)Le;0―灰とリヴァイアサン (一迅社文庫 む 1-2)

の四冊。『ハイスクールD×D』四巻は延期。ただ、石踏さんのブログを見る限りでは落としたんじゃなくて編集部側の都合らしい。

と言うかファンタジアの購入冊数ムラあり過ぎ……(´・ω・`)

来月は一迅社の方で気になるのが色々と。
『創黎のアリシア』はもう『シャナ』っぽさを出そうとしているとしか思えない。でもこういうタイトル好きだから買っちゃうぞ☆<気持ち悪い
イラストは桐野さんです。ま た か

『えでぃっと!』はラノベネタだから気になりました。イラストが『学校を出よう!』の蒼魚真青さんってのも注目ポイント。
でもこれ、粗筋を見た感じ、GA文庫の『ライトノベルの楽しい書き方』みたいなんですけど……。

『ヴァンパイアノイズム』はまたもや十文字さんの新作。イラストが『ぷりるん』と一緒なんだけど、繋がってるんだろうか。