富士見ファンタジア文庫

終わるデイ・バイ・デイ〈下〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)

著:賀東 招二  イラスト:四季童子

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

結局五ヶ月くらい間が空いた模様。約270ページと、何で分冊したの?とは思わない程度の厚さ。上下巻でのバランスは悪いが。

さて、ドン底まで落ちた宗介とかなめは、それぞれ答えを見付け、新たなステージへ進む。ガウルンとの因縁にも決着がついたし、ここで第一部終了ってところかな。
やっぱり『TSR』を先に視た後では、パッとしない盛り上がりだったけど。

後書きで、今回が重い分、次の長編は軽くするって言ってるけど、どうせその次でドン底を突き抜けるじゃんw

燃:A-  萌:B+  笑:B+  総:A

富士見ファンタジア文庫

七人の武器屋―結婚式をプロデュース! (富士見ファンタジア文庫)

著:大楽 絢太  イラスト:今野 隼史

「ノォォン!デクさん!結婚……オメデトウございまぁぁぁす!」

ジャンの漢気に全俺が泣いた。

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

さて第二巻。よく見ると、タイトルにカウントを表すものが何も入ってないんだな。表紙の何処かに「EPISODE○」と入っているってのが面白い手法。棚差しでは全く判んないけどな!

で、ノンのウェディングドレス姿が眩し過ぎる表紙ですよ。この巻を読むと、ノンが目茶苦茶可愛く思えてくるから困る。
今回は、一巻で結婚すると宣言していたノンが実際に結婚式を挙げるエピソード。
一巻では、ぼちぼちだったテンションが一気にクライマックスで吹いた。アツ過ぎた。特にミニィちゃんのポジションがオイシ過ぎるw
喝を入れて良し、戦って良し、ぶりっこして良しって、何という万能キャラ。

これは良い作品だ。

燃:A+  萌:A+  笑:A-  総:A+

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス MISSING MAIL1 (角川コミックス ドラゴンJr. 123-1)

原作:雨木 シュウスケ  作画:清瀬 のどか  キャラクター原案:深遊

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

エイジで連載中のコミカライズ第二弾。クオリティは今一つなのは、まぁ仕方ないとして、キャラの性格がえらい違うんですが……。特に、レイフォンのテンションが終始おかしい。
わざとやっているのか、何にも考えていないのか……。

それとフェリの出番がやたら多い件。いや、それは別に良いんだが。

そして、タッチが、やたら少女漫画チックな件。何で、清瀬さんが選ばれたんだろう……。
つーわけで、典型的なお茶濁しのコミカライズでした。

燃:B-  萌:B+  笑:B  総:B+

富士見ファンタジア文庫

ミキシング・ノート―鋼殻のレギオス〈8〉 (富士見ファンタジア文庫)

著:雨木 シュウスケ  イラスト:深遊

「メイシェンはいい子だよ。僕が忙しいからって、いつもお昼の弁当を作ってくれるんだ」

レイフォン、核地雷踏んだ!!正妻の前で、何てこと言うんだ、この人!?

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

さて、『レギオス』初の短編集ですよ。今回はドラマガ初登場だった短期集中連載分を収録。通常の連載作品よりページ数が多いので、短編三本に書き下ろし中編一本で文庫が一冊出来てしまうワナ。
つーか、短編集出すの遅過ぎじゃね?
で、リーリンと再会したレイフォンがツェルニで出会った少女達のことを彼女に話して聞かせるという構成。正妻を前にして、何と言う命知らずwww

『クール・イン・ザ・カッフェ』
フェリのエピソード。ピンクのフリフリウェイトレス姿のフェリ!この一点に尽きる。
以前ドラマガの付録として付いてきたドラマCDを聴き返しているんだが、原作を知ってから聴くと、すげぇ面白いな。くぎゅが演じるフェリが病みつきになってきたw

『ダイアモンド・パッション』
ニーナのエピソード。パンダの縫いぐるみを抱っこしないと、ちゃんと眠った気分にならない隊長可愛いよ隊長。
彼女と同じ寮に住んでいるセリナとレウは、この短編が初登場だった筈。つーか、文庫に出て来てたっけか?
実は、ニーナが金剛剄を習得するという重要エピソードなんだが、何でこんなお馬鹿エピソードに……。

『イノセンス・ワンダー』
メイシェンのエピソード。最近影が薄いな……。まぁ、武芸関係の話になると、絡めなくなるからなぁ。
で、メイシェンがナルキ、ミイフィと共に、天剣授受者の謎に迫る。結局判らないまま、終わっちゃうんだけど。
三本の内、唯一真面目な話。でも、三本とも本編を読んでいてこそ楽しめる内容だよなぁ。この辺は、ドラマガ掲載時に読んだんだけど、これといってパッとしなかったし。

『なにごともないその日』
書き下ろし。レイフォンが天剣授受者になった直後のエピソード。取り敢えず、エロい侍女の格好して、リンテンスの部屋を掃除しに来る女王陛下自重w
つーか、この世界にコンセントあるのか!!

で、今巻の書き下ろし分で、大分天剣授受者の面々の設定が明らかになった。列挙するのが、面倒臭いくらいに。これからも天剣授受者のエピソードは読んでみたいな。性格悪い人多そうだけど。
そして、天剣授受者三人を秒殺する女王陛下は化け物ですか?

つーわけで、短編集一冊目でした。

燃:A+  萌:A+  笑:B+  総:A+

富士見ファンタジア文庫

七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ! (富士見ファンタジア文庫)
著:大楽 絢太  イラスト:今野 隼史

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  七人のオコサマ達が四苦八苦しながら、武器屋を経営する『七人の武器屋』ですよ。取り敢えず、文章が主人公マーガスの一人称で、やたらめったら軽い。真面目な文章は一切期待出来ないが、読み易さはピカイチかと。

  武器屋の経営が部活感覚なのはプラスなのかなぁ。まぁ、そんな糞真面目に経済小説されたって面白くないけど。
  勢いを楽しむのが、正しい読み方かな。

燃:B+  萌:B  笑:B  総:B+


富士見ファンタジア文庫

終わるデイ・バイ・デイ〈上〉―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)
著:賀東 招二  イラスト:四季童子

 過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  長編第四弾。初の分冊と思ったら、薄ッ!?本編、二百ページも無ぇぞ!後書きで、大人の事情とか言ってたけど、それってあまりにも原稿落とすから分冊にしましょうとかいうオチじゃないのか?

  さて、宗介とかなめに忍び寄る別離の危機。幸せな日常から一気にドン底へと急降下。『疾る』『揺れる』と、巻き込まれただけだったかなめが、再び事件の中心に。
  本格的に展開するのは、下巻から。

燃:B+  萌:B+  笑:B-  総:A


富士見ファンタジア文庫,雑誌

DRAGON MAGAZINE (ドラゴンマガジン) 2009年 09月号 [雑誌]

ドラゴンマガジン 2009年9月号

『いつか天魔の黒ウサギ』
 表紙。ヒメア可愛いよヒメア。
 表紙登場は1月号以来なのでアニメ化作品並のスパンです。

 で、その勢いでドラゴンエイジでコミカライズ&ドラマCD化決定。コミカライズは予告イラストを見る限りではクオリティ高そうでした。

 もうこれは確実にアニメ化の勢いだなぁ。アニメ化キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!→ZEXCS制作→(´・ω・`)→神奈川テレビ他U局→(´・ω・`)という流れがありそう過ぎて困るぜ……!

 あと、鏡さんは今月から、また四ヵ月連続刊行だそうな。だから死ぬって。まぁ、死ぬ死ぬ言いつつ、何回も連続刊行やってるわけだが。

 さらっと書いてあるけど、『伝勇伝』がゲーム化らしいね。

『ハイスクールD×D』

「どんぶらこ、ばいんばいん。どんぶらこ、ばいんばいん。どう見てもGカップ以上の爆乳です。張りといい、形といい、極上の乳でした」

 えっ、石踏さん、頭異常しいの?死ぬの?

 ポスターはヒロイン勢の水着イラストですが、露出が高過ぎるエロ水着が多くてぐんにょりしました。
 小猫ちゃんは白スクより普通に紺色が良かったです。

『生徒会の一存』
 アニメ版のイラスト?公開。全員、黒ニーソ……だと……?
 生徒会メンバー五人のキャストがみんな若手っぽいんだけど、これは制作側が声優で釣らなくても売れるものを作ってやんよ!という意気込みでやったと好意的に解釈して良いんだろうか。

 グッズでは会長の体操服セットがあるそうな。まぁ、確かにある意味コスプレアイテムなんだろうけど、考えた奴は二三時間正座な。
 更に、今後のドラマガに付録として、ねんどろいどぷちが付くそうな。出来が良いのが付いてくるなら、嬉しくないこともないが……。

『これはゾンビですか?』
 やっぱりチェックシートで吹いてしまうw
 特集イラスト絡みのショートショートを掲載。

『鋼殻のレギオス』
 あれ、『シークレット・サイド』って二巻で完結だったの?

『フェリ詩』では遂に『ぼくとレギオスの旅』までもが犠牲に……w
 ねんどろいどのレギオスくんあったら、ちょっと欲しいな。

 そして何と次号から深遊さん版のコミックが始まるそうです。キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

『かしこみっ!』
『ムーンスペル!』の尼野さんの新作。文庫同時発売で買ってあります。読むのはいつになることやら。アンケート葉書が挟まってたら、優先的に読むけど。

 短編の内容自体は普通だったが、内容を反映させたおまけページを設ける構成は面白いな。

『刹那のイグザルト』
 古株、市川丈夫さんの新作。これって確かかなり発売延期したんじゃなかったっけ?設定だけ見ると、電撃にいっぱいありそうな感じ。

『おまもりひまり』
 誌面には載ってないけど、ZEXCS制作らしいですぜ……。
 
『本日の騎士ミロク』
 ファンタジーなのに、スク水っぽいものが出て来る……だと……?

『SH@PPLE』
 付録のドラマCD体験版では僅かなドラマパートと井上さんとくぎゅのトークが収録されていた。雪国の声はイメージ通りかなと思うけど、舞姫はちょっと大人っぽ過ぎないか。
『H+P』
『SH@PPLE』に比べて、ドラマCDの収録時間が長い。キャストトークはキタエリが一人でべらべら喋ってました。

 周ちゃんのブログによると、短編の方は半分連載になってるみたいだな。

『蒼穹のカルマ』
 特集と四コマ。駆真の変態っぷりに霞みそうだが、在紗が白スクです。だから何故白にするんだ……!?

『しずるさん』
 ソフトカバーで復活。今度はがっつり他の上遠野さん作品とリンクするそうです。統和機構って言うと、『ブギーポップ』か?

『幻想譚グリモアリス』
 特集のみ。8月に富士ミスで出ていた『夜想譚』シリーズ全三冊の新装版が登場するそうです。

『碧海のAiON』
 リニューアルに伴う方針の変更で、漫画は全部打ち切ったくせに、ドラゴンエイジからの出張版とはいえ、コミカライズでもない漫画を載せるのはおかしくね?
『ヘカトンテイル』と『ろーぷれ・ぐるぐる!』を復活させてくれよう。

『フルメタル・パニック!』
 クライマックスシリーズ特集に載せるのはやめてもらえませんか。どうせ年内になんか出ないんだろ?

 付録にはこれまでにドラマガに掲載された四季童子さんの四コマをまとめた小冊子が。そんなので誤魔化されないぞ!

『ソード・ワールド2.0』
 ゲームブックDSシリーズに今後ドラマガ連載中の作品が登場するって書いてあるけど、それはTRPG関係に限らずってことなのか?

『RPG W(・∀・)RLD』
 特集のみ。イシュラとレヴィアの水着姿が見れたので満足しました。

『身代わり伯爵の冒険』
 ビーンズ文庫作品が二ページに渡って紹介されていてビックリした。アニメ化候補か……?

・イラストコンテスト
 今回の受賞者には葵さん、雨木さん、鏡さんが書き下ろした完全新作短編の挿絵を担当する権利が与えられるらしい。それは良いけど、何故忙しい作家ばかりをチョイスする……(´・ω・`)

 最後に新刊情報を。『黄昏色の詠使い』は完結臭いな。
 水城さんが久し振りに富士見に登場。『ちょコワ、いかがでしょう? ほんとにあった、ちょいコワ奇譚集』ってタイトル長ッ!と言うか一巻打ち切り臭が……。

 9月は『詠使い』の細音さんと『二ノ宮くん』の鈴木さんの新作が登場。まぁ、粗筋とイラスト次第かな。

燃:A- 萌:A+ 笑:A 総:A+


富士見ファンタジア文庫

これはゾンビですか?2 そう、私は死を呼ぶもの (富士見ファンタジア文庫)
著:木村 心一 イラスト:こぶいち むりりん

「……アユム、言っておきたいことがあるんだ」
「こんなこと、本当は恥ずかしくて口にもしたくないんだけど」
「今言わないと、もう言えない気がして」
「あたしね――」
「――トイレ行きたい

 約二ヶ月の積み。一巻で切り捨ての予定だったのに、ドラマガで巻頭特集されたりするから、買っちゃいましたよ。
 表紙はハルナに続いてユー。

 で、やっぱり出だしのチェックシートなんかは面白くてwktkするんだよなぁ。
 しかし、ストーリーはびっくりするくらい面白くない。どうしたいの?シリアスにしたいの?ふざけたいの?

 時折、クスリと出来る部分はあるんだけど、本筋がこれではなぁ。イラストは凄い良いのになぁ。

 しかも、今回露骨に次巻へと続いてます。今度こそ切り捨てるぞ!

燃:C 萌:A- 笑:B 総:B


コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

鋼殻のレギオス MISSING MAIL (4) (角川コミックス ドラゴンJr. 123-4)
作画:鳴瀬 のどか 原作:雨木 シュウスケ キャラクター原案:深遊

「それでもわたしはお前の仲間で隊長なんだ……!」

 前巻でサブタイトルのカウントが「LAST MAIL」になっていたので、どうなるのかと思ったら、普通に「SECOND MAIL」になっただけでした。単に、新章扱いになっただけなのか。

 で、一気にオリジナル展開が強くなってきました。世界的にセルニウムの量が減少し、鉱山を手に入れようと暴走する都市が出始めた。
 また、レイフォンはフェリの笑顔が本当はサヴァリスに向けられていたのではないかと思い悩む。

 切り捨てようとすると、先が気になるという恐ろしいジレンマ状態です。

燃:B 萌:B+ 笑:B+ 総:B+

鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫)
鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫)

富士見ファンタジア文庫,角川つばさ文庫

ぼくとレギオスの旅1 歩行する都市 (角川つばさ文庫)
原案:雨木 シュウスケ 著:川村 ひであき イラスト:今野 隼史

『イエス、ボーイ。帰る場所(マイホーム)があるから、旅だってできるんだっずぇい!もし帰る場所がなかったら、それは旅じゃなくて、お別れ(グッバイ)なのさ』

 約二ヶ月四日の積み。『レギオス』の公式外伝が角川つばさ文庫から登場。
 物と話が出来る少年アッシュと電子精霊ステラがなりたい自分を探す旅に出る物語。旅の途中ではあのニルフィリアが加入したりもする。
 また、イラストは『七人の武器屋』で御馴染みの今野さんということで、買わない理由が一つも無い。
 そう言えば、キャラクター原案として深遊さんの名前は入ってないんだな。

 物と会話出来るアッシュの能力は生まれついてのものらしいけど、それって念威が変質した能力なのかな。

 正直、児童書ということで、そんなに期待してなかったんだけど、かなり良質で驚いた。児童書らしい教育的なメッセージを盛り込みつつ、これまで語られていなかった『レギオス』世界の設定も開示し、ハートフルエピソードあり、ラブコメありと盛り沢山。

 ステラ可愛いよステラ。ボクっ娘って『レギオス』では初めてじゃない?
 また、本編からのゲスト的登場のニルフィリアは周囲が年下なので、姉ポジション。嗚呼、ニルフィリアお姉ちゃんに蔑まれたい(ぇ

 そういうわけで、『ぼくとレギオスの旅』一巻でした。ソフトカバーのシリーズよりは断然面白かったです。これは続きが楽しみだ。

燃:A- 萌:A+ 笑:B- 総:A+

鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫)
鋼殻のレギオス (富士見ファンタジア文庫)