富士見ファンタジア文庫

デート・ア・ライブ (13) 二亜クリエイション (ファンタジア文庫)
著:橘 公司 イラスト:つなこ

「今鏡見て気づいたけど、穿きかけのストッキングやべえ、超エロい」

2015年10月の新刊。約2週間の積み。隔月刊行。本編進行は4ヶ月振り。
久し振りに表紙が新キャラということで新鮮な気持ちに。と思いながら表紙をめくったら、いきなりローション的なアレでけしからん!もっとやりたまえ。

さて、今回の精霊、二亜はあのDEM社が捕らえていた精霊で、その天使の能力により色々と重要な情報を持つ立場。
しかし、そんな彼女は二次元にしか恋をしたことがないと言い出して……。

二亜のあっけらかんとしたキャラは良いと思うけど、折角のお姉さん設定なんだから、もっとこうエロい感じにしてくれても良かったのよ。もう一押し!俺のツボに対して、もう一押しなんだよなー<聞いてない

粗筋だけ見ると、シリーズ初期みたいなノリなんだけど、実際には思いっきりウェストコットが動いていて、相当えげつない話も出て来ている。
彼に魔王の力が渡ってしまった時点で大分積んでる感があるんだけど大丈夫か……。しかも、しれっと配下としてアルテミシアが出て来るし。
まさか、ここで『デート・ア・ストライク』と繋がってくるとは。ただ、彼女が出て来たってことは、ゆくゆくは〈ラタトスク〉とASTの共闘路線も見えたのではないかと。

士道は前巻の霊力暴走をきっかけとして、徐々に天使の使い方を感得していっている様子。これはその内、オリジナルの霊装とか生み出しそう。

そして、二亜が言うには精霊は基本的に皆、元は人間だったそうな。やっと、その話が出て来たか。6、7巻くらいから匂わせていたから、ようやくだな。
顕現装置で精霊の記憶を操作可能とも判ったし、どんな事実が出て来るか、こりゃもう判んねぇな。

次は『いつか世界を救うために』の2巻。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
デート・ア・ライブ12 五河ディザスター(2015/06)
デート・ア・ライブ アンコール <4>(2015/08)
デート・ア・ライブ14 六喰プラネット(2016/03)

著者リンク
いつか世界を救うために2 -クオリディア・コード-(ファンタジア文庫、2016/01)

富士見ファンタジア文庫

まわせっ! 課金戦乙女のヒルデさん (富士見ファンタジア文庫)
著:日の原 裕光(ひのはら・ひろみつ) イラスト:やむ茶

こいつ……既にダメ絶対音感を身に付けつつあるのか!成長が楽しみだ!

むせる。

ファンタジア文庫2015年8月の新刊。約2ヶ月1週間の積み。デビューシリーズ『ウチの彼女が中二で困ってます。』が2巻で打ち切り完結を迎えた日の原さんが1年振りに復活。
タイトルの「課金戦乙女」は「ヴァルキリー」と読みます。
課金を扱った作品ということで気になったので購入。

ホントは5月に復活する予定だったんだけど、発売日直前に急遽発売中止になるという事件が。
読者側から判る範囲で見ると、どうやら『アイドルマスター』関係で怒られたっぽい。そりゃ『XENOGLOSSIA』のロゴを丸ごと使ったら怒られるわなw

修正は、なるべく本編への被害が出ないようにゲームの略称は変わらない形で変更されている様子。

さて、主人公、安沢潤矢の元にやって来た戦乙女ブリュンヒルデ。敵対するヴァン神族の企みを阻止するのが目的だった筈が、うっかりソシャゲにハマってしまう。かくして、ここにまた1人、重課金兵が生まれた……というお話。

ヴァン神族との戦いはあくまでもおまけで基本的には課金の闇が前面に押し出されている……ような気がする。
課金が制限されると闇堕ちしてエロくなるって設定は別に要らなかったかなぁ。今一つピンとこない。
多分、どんなときでも戦乙女達はサークレットを外さないから、それが違和感あるんだと思う。

別に課金を推奨してるわけではなく、ちゃんとソシャゲは自分が無理無く課金出来る範囲で楽しむのが一番と明言されてるし、ヒルデもちゃんとバイトした上で課金しているので好印象。
まぁ、潤矢に対して借金もしてるんだけどw

個人的にはもうちょっとソシャゲの説明に深く突っ込んでほしかったかなぁと。複アカとリセマラとか専門用語には解説を付けておくべきかと思う。

オタネタが多いこと多いこと。『Go!プリンセスプリキュア』ネタは評価する。
唐突に見開き挿絵で『ラブライブ!』ネタをぶっ込んできて吹く。GA文庫『のうりん』みたいなことすんなw
ところで潤矢が偶然助けた声優さんはシリーズが長期化すればヒロイン化するんですよね。

そんな具合で新シリーズでした。ソシャゲネタを中心にオタネタのごった煮にすればワンチャンあるんじゃないかと思うけど、さくっと2巻で打ち切られそうな気もする。
特設サイトで擬似ガチャが引けたりと結構力を入れている様子なので、期待したい。
次は2015年12月に2巻。

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
まわせっ!課金戦乙女のヒルデさん <02>(2015/12)

著者リンク
ニチアサ好きな転生メイド、悪を成敗する旅に出る ~気づいたら、ダメ王国を立て直していました~(2022/11)

イラストリンク
小説 ガーリッシュナンバー <1>(2016/07)

コミカライズ,富士見ファンタジア文庫

甘城ブリリアントパーク (4) (ドラゴンコミックスエイジ よ 3-1-4)
作画:吉岡 公威 原作:賀東 招二 キャラクター原案:なかじま ゆか

(辛いことばかりでした。逃げ出したいことばかりでした。それでも椎菜は甘ブリ(みんな)の一員でした)

2015年10月の新刊。
表紙からも判るように原作3巻突入ということでアニメではやっていない部分に入りましたね。
ってか何で原作の表紙イラストそのまんまの構成なのか……。

そういうわけで今回は殆ど椎菜が出ずっぱり。よし、この辺はハートフルだからアニメ2期でやろう(提案)

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
甘城ブリリアントパーク #03(2015/04)
甘城ブリリアントパーク #05(2016/03)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「言わなかったか?既にお前は俺の術中にハマってるってな」

最終回。レアルの暴走を止めるため、カナタの教え子達が活躍する。E601小隊は活躍を認められて、見事ランク昇格か……と思いきや、諸々の責任と相殺されて現状維持でござる。ぎゃふん。

EDは一部が最終回専用の一枚絵に。何という苦し紛れなw

総評

そんな具合で最強への方程式、ファンタジア文庫原作『空戦魔導士候補生の教官』全12話でした。
まだ原作特装版の特典が残ってるけどな。

結局、原作消化具合は2巻までという随分なスローペースに。とはいえ、3巻になると新ヒロインのブレアが出てくるので話がとっちらかりそうだし、ここで終わっておく方が良いんだろう。

放送開始を3ヶ月延期したけど、このクオリティってことは延期してなかったら相当ヤバいもんが出て来てたってことなのかな。
2期は無いだろうな……。

燃:C+ 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第11話「決勝戦、そして・・・」

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「今の僕は君より格段に強い!」

遂にミストガントーナメント決勝戦。会場って物販コーナーとかあるのかよw
殆どの生徒がユーリ率いるA227小隊を応援する中、E601小隊が打ち破ったアニオリキャラ達が横断幕を掲げてくれる。
このアニオリ達、結局目立ったのかそうでないのかよく理解らんなw

見事、優勝をもぎ取ったE601小隊。しかし、そこへレアルが乱入してきたから、さあ大変。作画はイマイチだけど、レアルさんがハッスルし過ぎてる所為で大変なことになっとるぞw

燃:B 萌:A 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第10話「ゼロが生み出す可能性」
第12話「空戦魔導士候補生の教官」

MF文庫J,コミカライズ,ダッシュエックス文庫,富士見ファンタジア文庫,富士見L文庫,漫画,講談社タイガ,講談社文庫,GA文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・聖剣使いの禁呪詠唱 <14>
・出番ですよ!カグヤさま
・超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!
・俺、ツインテールになります。 <10>
・デート・ア・ライブ13 二亜クリエイション
・甘城ブリリアントパーク #07
・オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。 <3>
・ここは異世界コンビニ デモン・イレブン お客様、回復魔法をかけながらの立ち読みはご遠慮下さい!
・SとSの不埒な同盟 <2>
・世界で2番目におもしろいライトノベル
・そんな世界は壊してしまえ -クオリディア・コード-

の計11冊。
GA文庫では『最弱無敗の神装機竜』のアニメが2016年1月放送開始決定。

ガガガ文庫では、折込チラシにて水沢夢さんのインタビューを企画したら川岸殴魚さんがインタビュアーを志願したそうで。何でだよw

ファンタジア文庫では『フルメタル・パニック!』新作アニメ製作決定。ようやっと来たか。

オーバーラップ文庫では『灰と幻想のグリムガル』が2016年1月よりA-1 Pictures製作でアニメ化決定。いきなり過ぎてクッソ吹いた。オーバーラップ、初のアニメ化ですね。
十文字さん、遂にアニメ化作家になるのか……。

ボーダーは、

・薔薇十字叢書 天邪鬼の輩
・薔薇十字叢書 桟敷童の誕
・晴追町には、ひまわりさんがいる。 はじまりの春は犬を連れた人妻と
・バビロン Ⅰ -女-

の計4冊。

コミカライズは、

・コミック版 姑獲鳥の夏(上)
・コミック版 姑獲鳥の夏(下)
・僕は友達が少ない <13>

の計3冊。

漫画は、

・愛蔵版 フルーツバスケット <3>

の計1冊。


誠に遺憾ながら『終物語』の視聴を諦めました。だって秋クールの新アニメ多過ぎるんだもの。
このペースだといつまでも続きそうだし、今が切り時かと判断しました。

富士見ファンタジア文庫

オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。 (2) (富士見ファンタジア文庫)
著:佐倉 唄 イラスト:三輪 フタバ

「そもそも、女の子を楽しませれば男子も幸せ、って等式が成り立たない。仮にそれが等式というなら二つの項目を移項して、男子が幸せなら女も楽しいって、等式は成り立つのか?中一に戻って方程式をやり直せ」

ラノベで移項なんて単語初めて見たわw
2015年5月の新刊。約4ヶ月4週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は新ヒロイン、日高千編(ちあみ)。総扉では漫画の原稿が消えて、黒ストに包まれたぱんつが拝めます。けしからん、もっとやりたまえ。

さて、今回の屈折のデザイアは、自分を主役にしたエロマンガを描かないとスケベなハプニングの被害者になる、というもの。
偶然、千編のデザイアを知ることになった弥代は彼女を助けることになるが……。

口絵で、あー水着回なのかーと思ったら、劇中に微塵もそんなシーンが無かった件。おいおい、いくら何でも潔過ぎるだろw

新たに語られた弥代の過去が壮絶で辛い。かと思えば、スケベハプニングはやたら描写がエロくて、そうこうしている内にクライマックスは妙に男を見せる展開になったりと、とっちらかってんな!

最後には、それぞれの思惑も見え始めて、益々シリアス展開へと向かっていくのだろうか……。
ただ、1巻みたいに終盤に頭おかしい展開をぶち込んでくるんじゃないかと期待していた身としては拍子抜けしたという気持ちもある。

留学生のハンナは出した意味あんのかよ……と思っていたけど、3巻でメインを張る予定なのか。
というわけで次は2015年10月に3巻。

燃:B 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。(2015/01)
オレのラブコメヒロインは、パンツがはけない。 <3>(2015/10)

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「これが正真正銘!全力全開!E601小隊全員の力で撃つ!!収束魔砲(ストライクブラスター)ぁぁぁああああああッ!!」

アバンで静かにキレるクロエさん怖過ぎワロエナイ
さて、ユーリのストーカー問題はさておき、共同生活を送ることで協調性を高めるE601小隊。

フィニッシュのミソラの台詞が何故かやたらとアツかった件。映像が追いついていれば、なお良かったのに。

燃:A 萌:A 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第9話「必勝の方程式」
第11話「決勝戦、そして・・・」

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「草薙流免許皆伝、草薙タケル!一方的に斬らせてもらう!!」

ファンタジア文庫の人気シリーズがアニメ化。製作はSILVER LINK.ということで、今期、この会社、3本もラノベ原作アニメ作ってるんだけど……w

原作絵師である切符さんが挿絵を手掛けるラノベがアニメ化されるのはGA文庫『のうりん』に続いて2作目。『のうりん』もSILVER LINK.だったな。
SILVER LINK.がファンタジア文庫のアニメ化を手掛けるのは初なのか。

さて、OPカットで本編開始。ここ最近、この「OPカットで本編開始」って文章を何回も書いてる気がするぞw

舞台は現代日本……なのかな?魔女を狩る異端審問官を目指す主人公、草薙タケルは時代遅れの刀を武器にしている変わり者。
そんなタケルの所属する35試験小隊にエリート、鳳桜花が編入されきて……。

もうホント、学園バトルもの多過ぎだろ……と思いながらも作画が良いと、それなりに楽しめちゃう俺です。

最後にED代わりのOPが来るかと思いきや、普通にEDでした。いとうかなこさんの歌なんて久し振りに聴いたなと思ったら、この人、ラノベアニメの主題歌担当するの初めてなのか。そりゃ聴かない筈だわ。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第2話「英雄召喚」

富士見ファンタジア文庫,富士見L文庫,雑誌

ドラゴンマガジン 2015年11月号

『デート・ア・ライブ』

表紙。十香が劇場版限定フォームで登場してるんだけど、凄いネタバレじゃねーかw 橘さんのインタビューによると、あの姿は〈神威霊装・十番〉【万】(アドナイ・メレク・エンスフォーム)、〈鏖殺公〉と遂になっているのは〈滅殺皇(シェキナー)〉というらしい。やだ、格好良い……。

『暗黒騎士を脱がさないで』

いよいよ連載スタート。特集ページに『これはゾンビですか?』でお馴染みのチェックシートがあって吹く。

『英雄都市のバカども』

ファンタジアBeyondで連載中の『アルコ・ホール三番街の何でも屋』がタイトルを変えて、正式にシリーズ展開するようです。
アサウラさんにはコメディを書いてほしいんだけどな……。

『ここは異世界コンビニ デモン・イレブン』

物凄く久し振りに大楽さんの新シリーズです。久し振り過ぎて、最近の読者には最後尾のコラムを書いてる人という認識になっている様子。
イラスト担当が今野隼史さんということで期待が高まるが……。

『できそこないの魔獣錬磨師』

オリジナルモンスターコンテストなるものが開催されるそうで。勢い止まんねぇな……。

『戦艦学園のグラムリッター』

手島史詞とカスカベアキラさんの新作。「最強に導かれ少女たちは戦場(そら)を翔ける━━」って『空戦魔導士候補生の教官』じゃねーかw
取り敢えずカスカベさんのイラストはけしからんと思います。

『魔導書姫(グリモワール)は教えてくれない』

橘ぱんさんの新作。『落ちこぼれの竜殺し』が4巻であえなく打ち切り完結となったので、またエロ方面に戻ってきたでござるといったところか。

『自作ゲーム世界で俺が、神戦略で無双する』

吉村さんの新作。タイトルを今風にしただけで『GOD W(`・ω・´)RLD』と大して内容が変わらん気がするのだが……。

『バーガント反英雄譚』

9巻にて見事完結か。やっぱり戦記ものはメディアミックスし難いんだな……。

『薔薇十字叢書』

薔薇十字って何か聞いたことあるなーと思っていたら、何と京極夏彦さん公認の元、『百鬼夜行』シリーズの世界観を使ったシェアードワールドのことだそうな。
レーベルをまたがって展開するようで、これは全部買わざるを得ないな!

不思議なのは結構どでかい話の筈なのに、一切特集ページが組まれていないってところ。富士見L文庫の新刊ページにしれっと載っているだけという。

第28回ファンタジア大賞

受賞作が決定。おい、過去の大賞作品の文庫を並べるなよ、微妙なラインナップで悲しくなっちゃうだろ!特に『心空管レトロアクタ』と『100万回死んでも少女は死体回収屋の苦労を知らない』が……。

今回気になるタイトルは「暗殺教師に純潔を -アサシンズプライド-」「非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが」「佐藤太郎と帰宅戦争」「姫騎士はオークにつかまりました。」「甘口甘日は空を飛ぶ」と殆どが気になってる俺です。
また、全部買う羽目になるんだろうか……。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

雑誌リンク
ドラゴンマガジン 2015年9月号
ドラゴンマガジン 2016年1月号