電撃文庫

ロウきゅーぶ! (15) (電撃文庫)
著:蒼山 サグ イラスト:てぃんくる

こんなにも美しい存在、たとえ小学生だろうと手を出さずにはいられない!

おまわりさん、こいつです。
2015年7月の新刊。約2ヶ月3週間半の積み。1年4ヶ月振りの新刊。『天使の3P!』5巻からは5ヶ月振り。
そんなに久し振りの新刊なのか。

さて、最終巻。表紙は3巡目最後を飾るひなた。綺麗に表紙ローテーション完成しましたね。
今回は全編書き下ろしでエピローグエピソード。偶然繋がった縁で慧心女バスは他県へと遠征することに……。ということで初期キャラ以外には殆ど出番ありません。
あれ……?絶望した!紗季だけ単独挿絵が無いことに絶望した!!

相手のファウルを誘発するプレーやメンタルへの攻撃に翻弄される慧心女バス。これまでにないタイプの敵に思わぬ苦戦を強いられるもっかん達。
構成としては面白いんだけど、いかんせん最終巻でやるうようなことか……と思わないでもないんだよなぁ。

ラストのもっかんとのデートシーンで昴さんが完全にアウトな思考をしていて吹く。そこでボケ挟んでくるんかいw

えっ、最後の葵のパート要る?いや、葵のパート自体は必要だと思うだけど、何でそれを最終巻の最後に配置したし。物凄くもやっとするラストなんだけど……。

総評

そんなわけで少女はスポコン!コーチはロリコン!?な電撃文庫『ロウきゅーぶ!』全15巻、これにてゲームセットです。6年5ヶ月も続いてたのか。
丁度ウチのブログの開設直後に1巻の感想を書いているから感慨深いものがあるな。

ヒロイン達が可愛いだけでなく、真っ当なスポコンものとしてのアツさも備えた良作だった。
小学生ヒロインの魅力を世に知らしめ、多くの読者を悟りに至らせた功績は偉大と言えるだろう。

結局、昴の顔は最後までイラスト化されることは無かったんだろうか。正直、原作で見た憶えが無いんだけど……。

最後はお馴染みのこの台詞で締めたいと思います。

まったく小学生は最高だぜ!!

次は2015年10月に『天使の3P!×6』。

燃:A- 萌:A 笑:A 総:A

シリーズリンク
ロウきゅーぶ!⑭(2014/03)

著者リンク
天使の3P!×5(2015/02)
天使の3P!×6(2015/10)

コミカライズ,GA文庫

聖剣使いの禁呪詠唱(2)<聖剣使いの禁呪詠唱> (角川コミックス・エース)
漫画:七桃 りお 原作:あわむら 赤光 キャラクター原案:refeia

「女の子(じぶん)の価値を下げるな。どうせなら、おまえの笑顔で俺を喜ばせてくれよ」

諸葉さんKAKKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!
2015年1月の新刊。
いくらアニメ放映直前とはいえ、コミカライズの2ヶ月連続刊行は珍しい気がするな。
さて、今回は原作1巻後半と2巻前半を収録。基本的な筋は原作と変わらずか。エドワードが綺麗なイケメンだから困るw
アンジェラさんが可愛くなるところまでやってほしいけど、無理だろうなー。

折角、女の子の作画が良いんだから、もっと日常パートにページを割いても良いと思うんだけど。まぁ、そうしたら話の進行がどんどん遅くなっていくけどw

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

シリーズリンク
聖剣使いの禁呪詠唱 <1>(2014/12)
聖剣使いの禁呪詠唱 <3>(2015/08)

アニメ,角川スニーカー文庫

「朝から痴女の居る食卓━━爽やか」

どこがだw
1期の終了から半年、分割2クールの後半戦がスタート。サブタイの「BURST」は「BUST」とかけていると思われ。

まずはOPからなんだけど、あれ、1期に比べて随分とクオリティが上がってないか?予算増えたのかしら。

さて、近付く体育祭ということで実行委員を務めることになった刃更だったけど、どうにもこうにもトラブルが起こってしまって……。

初回ということもあり、勿論エロパートもあるんだけど、タガを外し過ぎたのか、ほぼ全カットでござる。
さあ、これからサービスシーンだ!というところで場面が切り替わって事後になるという。見たかったらBlu-rayを買うんだ。良いね?んン?ってことですね。

エロだけじゃなく、バトルシーンの作画も結構しっかりしており、これはなかなかに期待出来そうではある。
特に後半になると戦闘が苛烈になってくるからな。
EDはまぁ可もなく不可もなく。

燃:A 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
新妹魔王の契約者 第12話「この夜、このときのために」

エピソードリンク
第2話「深まる疑惑と謎の中で」

原作リンク
新妹魔王の契約者Ⅳ(スニーカー文庫、2013/11)

アニメ,GA文庫

「僕の最強をもって、君の最強を打ち破るッ!!」

GA文庫の人気シリーズがアニメ化。どうもアニメ化を見据えて最初から展開していたような節がある。タイトルの「英雄譚」は「キャバルリィ」と読みます。
製作はSILVER LINK.とNexusという会社。Nexusってところはまだ小さい会社みたい。

舞台は己の魂を武器に変えて戦う伐刀者(ブレイザー)が存在する世界。伐刀者の養成学校である破軍学園に通う主人公、黒鉄一輝(くろがね・いっき)は落第生のレッテルを貼られているが、実は彼の本当の実力は……。
おい、己の魂を武器に変えるって設定、MF文庫J『アブソリュート・デュオ』でも見たぞw

OPカットで本編開始。うっかりヒロインの着替えを目撃しちゃって、何やかんやで決闘する流れ、実はメチャクチャ強くて勝利しちゃうとか、ハイパーテンプレートなんだけど、見せ方が格好良いな。
このクオリティが最終話までもつかという問題はあるんだけども。

一輝が落第生として扱われているのは、彼の実力が学校では評価されない部分にあるかららしい。あかん、電撃文庫『魔法科高校の劣等生』の所為で笑ってしまうw

EDとしてOP映像を流して終了。やだ、格好良い……。ラノベ原作アニメで男性ボーカルって珍しくないか?

ギャグのテンポも良いし、一輝の一本芯の通った性格も好ましいし、なかなかどうして良いんじゃないでしょうか。

燃:A+ 萌:A 笑:A- 総:A+

エピソードリンク
第2話「落第騎士 Ⅱ」

コミカライズ,ファミ通文庫,メディアワークス文庫,漫画,講談社X文庫ホワイトハート,雑記,雑誌,電撃文庫

色々買ってきました。ラノベは、

・ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 <8>
・薔薇十字叢書 石榴は見た 古書肆京極堂内聞
・薔薇十字叢書 ジュリエット・ゲェム
・アクセル・ワールド19 -暗黒星雲の引力-
・天使の3P!×6

それから買い逃していた、

・女騎士さん、ジャスコ行こうよ <4>(MF文庫J)

の計6冊。

ファミ通文庫では『バカとテストと召喚獣』の井上さんの新作『Lady!?Steady,GO!!』が発売決定したんだけど、限定版には『バカテス』の書き下ろし短編が付いているそうで。流石に露骨過ぎないか……?

コミカライズは、

・図書館戦争 LOVE&WAR 別冊編 <1>
・ロウきゅーぶ! は~ふたいむ <3>
・甘城ブリリアントパーク #04

漫画は、

・トクサツガガガ <4>
・ONE PIECE 巻七十九〝LUCY!!〟

あと電撃文庫MAGAZINE買ってきました。


KADOKAWAとはてなが12月にラノベの二次創作が可能な小説投稿サイトをオープンすると発表。これ、人気が出たものは書籍化してボロく儲けようって魂胆がスケスケじゃねーか。大してヒットしなくてもイニシャルコストがそんなに要らないだろうから、スベってもダメージは少なそうだし、万が一ヒット作が出ればオイシイし。
今でもタイトルに「ハルヒ」って付けてるだけで、それなりには売れるんじゃないのかな

富士見ファンタジア文庫,富士見L文庫,雑誌

ドラゴンマガジン 2015年11月号

『デート・ア・ライブ』

表紙。十香が劇場版限定フォームで登場してるんだけど、凄いネタバレじゃねーかw 橘さんのインタビューによると、あの姿は〈神威霊装・十番〉【万】(アドナイ・メレク・エンスフォーム)、〈鏖殺公〉と遂になっているのは〈滅殺皇(シェキナー)〉というらしい。やだ、格好良い……。

『暗黒騎士を脱がさないで』

いよいよ連載スタート。特集ページに『これはゾンビですか?』でお馴染みのチェックシートがあって吹く。

『英雄都市のバカども』

ファンタジアBeyondで連載中の『アルコ・ホール三番街の何でも屋』がタイトルを変えて、正式にシリーズ展開するようです。
アサウラさんにはコメディを書いてほしいんだけどな……。

『ここは異世界コンビニ デモン・イレブン』

物凄く久し振りに大楽さんの新シリーズです。久し振り過ぎて、最近の読者には最後尾のコラムを書いてる人という認識になっている様子。
イラスト担当が今野隼史さんということで期待が高まるが……。

『できそこないの魔獣錬磨師』

オリジナルモンスターコンテストなるものが開催されるそうで。勢い止まんねぇな……。

『戦艦学園のグラムリッター』

手島史詞とカスカベアキラさんの新作。「最強に導かれ少女たちは戦場(そら)を翔ける━━」って『空戦魔導士候補生の教官』じゃねーかw
取り敢えずカスカベさんのイラストはけしからんと思います。

『魔導書姫(グリモワール)は教えてくれない』

橘ぱんさんの新作。『落ちこぼれの竜殺し』が4巻であえなく打ち切り完結となったので、またエロ方面に戻ってきたでござるといったところか。

『自作ゲーム世界で俺が、神戦略で無双する』

吉村さんの新作。タイトルを今風にしただけで『GOD W(`・ω・´)RLD』と大して内容が変わらん気がするのだが……。

『バーガント反英雄譚』

9巻にて見事完結か。やっぱり戦記ものはメディアミックスし難いんだな……。

『薔薇十字叢書』

薔薇十字って何か聞いたことあるなーと思っていたら、何と京極夏彦さん公認の元、『百鬼夜行』シリーズの世界観を使ったシェアードワールドのことだそうな。
レーベルをまたがって展開するようで、これは全部買わざるを得ないな!

不思議なのは結構どでかい話の筈なのに、一切特集ページが組まれていないってところ。富士見L文庫の新刊ページにしれっと載っているだけという。

第28回ファンタジア大賞

受賞作が決定。おい、過去の大賞作品の文庫を並べるなよ、微妙なラインナップで悲しくなっちゃうだろ!特に『心空管レトロアクタ』と『100万回死んでも少女は死体回収屋の苦労を知らない』が……。

今回気になるタイトルは「暗殺教師に純潔を -アサシンズプライド-」「非オタの彼女が俺の持ってるエロゲに興味津々なんだが」「佐藤太郎と帰宅戦争」「姫騎士はオークにつかまりました。」「甘口甘日は空を飛ぶ」と殆どが気になってる俺です。
また、全部買う羽目になるんだろうか……。

燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A

雑誌リンク
ドラゴンマガジン 2015年9月号
ドラゴンマガジン 2016年1月号

富士見ファンタジア文庫

GOD W(`・ω・´)RLD2―ごっど・わーるど― (富士見ファンタジア文庫)
著:吉村 夜 イラスト:早川 ハルイ

そうよ、運命があたしに背を向けたなら、えり首つかんでこっちを向かせるまでだー!

2014年4月の新刊。約1年5ヶ月3週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
強大なナヴレス軍に対抗するために、何はともあれ良質な神粘土の確保が必要と判断したカイネとダジュラはクノーデンの鉱山を奪還するべく動き出すが……。

うーん、悪くないんだけど、やっぱりカイネのキャラが受け付けないというかしんどいというか。見た目はかなり可愛いのにな……。ヒロインという立ち位置でさえなかったら問題無いんだけど。
それはそうとイラストの雰囲気が1巻と変わってない?

長らく積んでる間に新刊が出なくなったから、あーいつものファンタジア2巻打ち切りの闇に呑み込まれたかーと思っていたんだけど、全く話が畳まれないまま終了。完全にブツ切れで終わっている。

後書きでは打ち切りの経緯が真摯に説明されていて逆に申し訳なくなってくるレベル。積みっ放しにしていて申し訳ありませんでした。

所々妙に文字密度が高いページがあるんだけど、もしかしてキリの良いところまでストーリーを展開するために無理矢理詰め込んだんだろうか。

次は2015年10月に新シリーズ『自作ゲーム世界で俺が、神戦略で無双する』。

燃:B+ 萌:A 笑:B- 総:A-

シリーズリンク
GOD W(`・ω・´)RLD1 -ごっど・わーるど-(2013/12)

MF文庫J,アニメ

「強いて言えば、自分がなすべき事を探すことかな」

MF文庫Jの人気シリーズが満を持してアニメ化。正直、原作1巻の時点から狙っていた感ある。
何といっても原作絵師があの『IS〈インフィニット・ストラトス〉』のokiuraさんだからな。

しかもA-1 Pictures製作ということで威信を賭けてる感が凄い。
既に分割2クールであることが発表されており、後半戦は2016年春放送予定。
今までMFアニメにA-1 Pictures製作も分割方式も無かった筈だし、力の入れようが窺える。
タイトルの「学戦都市」は素直に「がくせんとし」と読みます。

OPカットで開始。
舞台は未曾有の大災害「落星雨(インベルティア)」によって激変した世界。主人公の天霧綾斗は新人類、星脈世代(ジェネステラ)は星導館学園への転入直後、ヒロインのユリスの着替えを覗いたことで決闘を受けることに……。
キャラデザは結構、原作絵に近い気がするがどうか。

綾斗とユリスの決闘では技名が画面に表示されるという好き嫌いの分かれそうな演出。ギャグとして認識されそうだけど……。
決闘を観戦してるモブがCGだったのが違和感バリバリだったけど大丈夫かしら。

最後にはOP映像をEDとして流して終了。結構、格好良いんじゃないでしょうか。
次回予告がまさかのLive2D使用で吹いた。既に発売が決定しているゲーム版のプロモーションも兼ねてるのか。ビックリしたわw

そんな具合で第1話でした。中二臭い専門用語がわんさか出て来る展開は凄く俺好みだし、あまり学園感が強くないストーリーになれば、うっかり原作買っちゃう可能性もある気がするぞ。

燃:A 萌:A 笑:C+ 総:A+

エピソードリンク
第2話「セル=ベレスタ」

MF文庫J,アニメ,コミカライズ

「あたしが敵だったら━━風穴空いてたわよ」

MF文庫Jの大人気シリーズのスピンオフコミカライズがアニメ化。タイトルの「AA」は「ダブルエー」と読みます。

電撃文庫『とある魔術の禁書目録』に対する『とある科学の超電磁砲』みたいなもん。
スピンオフコミカライズのアニメ化と言えば、他に『長門有希ちゃんの消失』があるけど、これからはそういうアニメ化も増えていくのかしら。

本編アニメの終了からは4年3ヶ月振りなんだけど、スタッフはキャスト以外総入れ替えっぽくて、最早別物と言って良いと思う。
製作は動画工房。ここって結構良いものを作っているイメージあるな。動画工房がMF文庫Jの関係作品を手掛けるのは初か。

舞台は武装探偵を育成する東京武偵高校。優秀な武偵、神崎・H・アリアに憧れる少女、間宮あかりは先輩に教えを請う制度、戦姉妹(アミカ)の申請をそのアリアに出すのだが……。
本編以上に女の子ばっかり出て来る作風となっている。

OPはスタイリッシュな感じで。きゃぴきゃぴ感は殆ど無いな。
今回は導入編といった感じで、あかりが隠している闇もちらちらと見せつつ、主だったキャラが総出演している。
本編側のキャラもアリアを始めとして、キンジ、白雪、理子、レキが登場。

更に高千穂麗や風魔、夾竹桃等、今後活躍するキャラもあれこれ登場。麒麟も出てたし、原作既読組としては嬉しかったですね。

初回ということもあってアクションシーンには結構力を入れている様子。確か、『アリア』のアニメの方では初回から、CG演出の所為でおや?と思った憶えがあるし、良いんじゃないでしょうか。

EDを歌うのはアリアとあかりか。
そんな感じで1弾でした。結構、丁寧に作ってありそうで面白くなりそうな予感でござる。

燃:A 萌:A 笑:B- 総:A+

シリーズリンク
緋弾のアリア 第12弾「ブラド」

エピソードリンク
2弾「危険な関係」

原作リンク
緋弾のアリアAA <1>(2011/03)

アニメ,一迅社文庫

「あたしに庶民を教えなさい!」

一迅社文庫初のアニメ化は順調に巻数を重ねていた本シリーズでした。アニメ化にあたってタイトルを『俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件』から変更されている。

原作のCMでもタイトルを『庶民サンプル』と略した形でしか言っていないので、恐らく「拉致」という単語がNGなんだと思われる。
「ゲッツ」にしたのは劇中に登場するから。OPのCDの宣伝にダンディ坂野が出てるけど、その内本編にも登場するんだろうか。

製作はSILVER LINK.。最近のSILVER LINK.は製作本数を増やしたためか、そんなに良いクオリティのものは出て来ないイメージがあるけど……。無難止まりというか。

閏月戈さんが挿絵を担当しているラノベがアニメ化されるのはMF文庫J『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』に続いて2回目か。

おおまかな内容としてはタイトルでほぼ全て説明されてますw
OPは電波ソングの類なのかな。繰り返し聴いていたら洗脳されそう。

今回は導入ということで、庶民サンプルとして選ばれた主人公、公人(きみと)がお嬢様達との価値観のギャップに翻弄される様子が描かれる。
お礼状をしたためる展開ワロタ

EDはOPに反してまともな曲
そんな具合で第1話でした。あまりにもカオスな内容だったら大ヒットワンチャンあるかと思ったけど、どうだろうな。筋肉の活躍に期待。

燃:C 萌:A- 笑:A- 総:A

エピソードリンク
第2話「麗子様は私たちの憧れですわ」

原作リンク
俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」として拉致られた件(一迅社文庫、2011/11)