アニメ,角川スニーカー文庫,角川文庫

「三年三組は死に近いところにあるの」

2012年1月から放送された小説原作アニメ。視聴可能環境だったけど、当時は特に興味も湧かずスルーしていた。正確に言うならば、ラノベ原作アニメをチェックするので手いっぱいで、小説原作まで手が回らないというのが実情なのだが。
だって、『心霊探偵八雲』とか『四畳半神話体系』とか追っかけきれませんって。

制作は作画に定評のあるP.A.WORKS。アニメ化に当たってのキャラクター原案は、電撃文庫『灼眼のシャナ』やスニーカー文庫『涼宮ハルヒの憂鬱』のイラストでお馴染み、いとうのいぢさん。

さて、内容ですが、OPに始まり、演出、作画、BGMと全てが視聴者の不安を駆り立てるような作りになっていて実にアレ。
合間合間に不気味な人形のカットを挟むのが、これまたアレでなぁ。
ってか、全体的に登場人物の肌色が薄めじゃね?鳴なんて、病的な白さだぞ。

アニメ版では色々展開が変わっているのか、まず、恒一のお見舞いに来る面子に赤沢さんが追加。
それと、体育の見学シーンで恒一と心臓の病気持ちの高林の絡みが追加。原作ではロクに絡みも無いまま退場になったわけだが。

今回は恒一が学校の屋上で、鳴と会話するシーンまで。
いやしかし、怜子さんと三神先生、別人過ぎるだろ……。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A

エピソードリンク
#02「Blueprint -思惑-」

原作リンク
Another(上)(スニーカー文庫版、2012/03)

電撃文庫

僕と彼女のゲーム戦争3 (電撃文庫)
著:師走 トオル イラスト:八宝備仁

「何度見ても綺麗だなあ」
「そうね、Xboxほどじゃないけど頑張ってる方ね」
「そうですね、ドリキャスが本気出したらもっと綺麗ですけどね」

2012年5月の新刊。約1ヶ月1週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
あれ、表紙がどんどん過激になってきてね?ヒロインの脱ぎ具合がエスカレートしていってる気が……。
帯を外すと、ストッキング脱ぎかけであることが判る。表紙で黒スト脱ぎかけとか新しいな!
総扉はブルマを期待したら、普通の半脱ぎでした。普通の半脱ぎって何やねん。

さて、今回は岸嶺の幼馴染みであり、新進気鋭のアイドル声優でもある少女、鷹三津宮美(たかみつ・みやび)が満を持して登場。
のっけから恋愛フラグ全立てで、杉鹿と激突することに。あれ、天道さん放ったからし……?

この宮美、実はセガ信者ということで、これはもうスーパーダッシュ文庫『ベン・トー』とコラボするしか!

今回は岸嶺達のライバルとなるであろうチームも登場するのだが、はいはい女の子ばっかり女の子ばっかり。
もうちょっと男女比率をですね……。
ライバルチームの顧問の先生が『ロウきゅーぶ!』のPSP版に熱中していてワロタ

登場するゲームは様々なジャンルを出すつもりっぽいけど、選定基準とかあるんだろうか。単師走さんが最近プレイしたゲームってことなのかなぁ。

次は2012年9月頃。

燃:C+ 萌:A 笑:B 総:A

シリーズリンク
僕と彼女のゲーム戦争 <2>(2011/12)
僕と彼女のゲーム戦争 <4>(2012/09)

アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「よくそれだけ感情移入出来るな……」

原作2巻『愚者のエンドロール』編に突入。って、タイトル変わってないじゃないですかー!やだー!
誰だよ、エピソード毎にタイトルが変わるって言ってた奴。

さて、まだまだ続く夏休み。古典部の面々は文化祭に向けて作成中の自主制作ミステリ映画の結末を考えることを依頼される……というお話。

自主制作映画のシーンは素人が演技しました感を出すのに力を入れてる感じ。妙に3Dっぽい画面構成になったり、どこに予算使っとんねんと思わないでもないが。

どうでも良いが、入須先輩の声、見た目の割に高くない?

燃:C 萌:A 笑:B- 総:A

エピソードリンク
第7話「正体見たり」
第9話「古丘廃村殺人事件」

角川スニーカー文庫

Another(下) (角川スニーカー文庫)
著:綾辻 行人 イラスト:いとう のいぢ

「とどのつまり、わたしはわたしっていう一人きりだもの。生まれてきたときはともかくとして……生きて、死んでいく存在としてはね。そうでしょ」
「いくらつながっているように見えても、ほんとは一人きり。わたしもお母さんも……榊原くんもね」

スニーカー文庫版。2012年3月の新刊。約3ヶ月2週間の積み。上巻と同時発売。
さて、続きが気になって優先で読んでしまいましたよ。

口絵ピンナップのキャラ紹介では、新たに水野さんや三神先生が公開されているが、コレジャナイ感がパネェ。俺のイメージしてた水野さんは髪を後ろでひとつに括ってるんだよ……orz

描き下ろしは表紙だけだと思ってたけど、冒頭のモノクロイラストも描き下ろしなのかな?

さて、加速する三年三組の災厄。久保寺先生がヒャッハー自殺で物凄いアクセルな件。それでも割と冷静な恒一凄ぇな。

結局、提示されたホラー設定の中で、定義に合致する犯人というか、死者を捜せという結末に至ることに。
示されたルールの中で考えるってことは一応ミステリ要素があると言って良いのかどうか……。

最後の合宿が、これまたハッスルでなぁ。あんまり耐性無いから、嫌な意味で結構DOKIDOKIする。

はいはい、最後にちょっとくらい、鳴とのLOVE寄せがあるんじゃないかと期待した俺の負け。
ってな具合で、たまにはホラーを読むのも悪くない。『Another』でした。取り敢えず次はアニメ版だな。

ところで、上巻を読んだときに書くの忘れたんだけど、スニーカーが紙質リニューアルしてから初めて読んだ本でした。かなり俺好みの紙質になっていてビックリした。適度な厚みがあって、かつ触り心地が実に良い。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A+

シリーズリンク
Another(上)(2012/03)

電撃文庫

アクセル・ワールド〈11〉超硬の狼 (電撃文庫)
著:川原 礫 イラスト:HIMA

「《シルバー・クロウの、理論鏡面アビリティ習得作戦》、はっじまっるよー!」

2012年4月の新刊。約2ヶ月の積み。4ヶ月振りの新刊。『ソードアート・オンライン009 アリシゼーション・ビギニング』からは2ヶ月振りということで隔月刊行第20弾。

今回はいつも通りの長編ということで、表紙の雰囲気は元に戻りましたね。
サブタイは素直に「ちょうこう」と読みます。
口絵のアバターリストには、ちゃっかり『マギサ・ガーデン』の面子も。

さて、新章突入。《災禍の鎧》の完全浄化に成功したハルユキが七王会議で依頼されたのは、大天使メタトロン攻略の鍵となるアビリティ《理論鏡面(セオレティカル・ミラー)》の習得だった。
上手く進まない特訓の最中、ハルユキは不可思議なニュービー《ウルフラム・サーベラス》と出会う……というお話。

てっきり『最果ての潮騒』編がメタトロン攻略の鍵になるんだとばかり思っていたんだけど、その話は一切出ず。
素直に《理論鏡面》でどうにかするのかなぁ。まぁ、今回もきっとどんどん脱線していって、習得までに4巻くらいかかりそうだけどな!

そんな中、青の王の側近の片割れ《マンガン・ブレード》さんのフラグが立ったような立ってないような……。

予告にあった「謎の最強レベル1アバター」って、ずっとカレンさんのことだと思ってたわ……。
蓋を開けてみたら、《ウルフラム・サーベラス》のことでした。このアバターは読者から募集されたアイデアが元になっているとか。

何やかんやで、ちょろっと出番のある井関さんビッチ可愛い。今回は裏表紙に出るわ、ハルユキに勝利の鍵をもたらすわで。
やはり『AW』にもビッチ可愛いの時代くるで!

次は2012年7月に『ソードアート・オンライン010 アリシゼーション・ランニング』、8月に、こっちの12巻『赤の紋章』です。
遂に隔月刊行終了か……と思ったら、『SAO』のアニメ放映開始に刊行スケジュールを合わせるだけだったぜ!

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
アクセル・ワールド10 -Elements-(2012/12)
アクセル・ワールド12 -赤の紋章-(2012/08)

著者リンク
ソードアート・オンライン009 アリシゼーション・ビギニング(2012/02)
ソードアート・オンライン010 アリシゼーション・ランニング(2012/07)

角川スニーカー文庫

Another(上) (角川スニーカー文庫)
著:綾辻 行人 イラスト:いとう のいぢ

「気をつけたほうが、いいよ。もう始まってるかもしれない」

スニーカー文庫2012年3月の新刊。約3ヶ月1週間半の積み。
2006年から2009年にかけて野生時代で連載された作品で、単行本化したのが2009年。その後、2011年11月に文庫落ち、更にアニメ放映目前ということでスニーカー文庫版が登場。下巻と同時発売で、表紙が合体します。

小説原作とはいえ、ラノベじゃないし、特別興味無かったんだけど、友人の家でアニメをちらっと見た所為もあってか、ラノベ神から天啓が下った。
どうせ読むなら、のいぢさんのイラストが付いてるスニーカー文庫版だろうということで。

まぁ、描き下ろしは表紙イラストだけ。口絵イラストの初出が書いてある作品なんて初めて見た気がするぞ……。
もしかして挿絵があったりしないかなーと思ったけど、そんなわけねーだろ!

こういう一般レーベルとラノベレーベルで分けて出る作品って、ウチのブログだと、すげーカテゴリ分けし難いんだよなぁ。
同じ作品でも、どのレーベルから出たものを読んだかで変わるしなぁ。例えば、本作だと単行本や角川文庫版を読めば一般カテゴリ、スニーカー文庫版を読めばボーダーカテゴリとなるか。

さて、前置きが長くなったが、本作は本格ホラー……らしい。中学3年生という微妙な時期に転校を余儀なくされた主人公、恒一は三年三組に隠された秘密に近付いていくことになる。そこには迷信以上の何かが潜んでいて……というお話。

普段ラノベばっかり読んでると、こういう話の着地点が全く見えないよなぁ。とはいえ、綾辻さんと言えば、もっと硬い文章の人というイメージがあったんだけど、全然そんなことないんだな。むしろ随分読み易かった。
かといって、ラノベチックな文体かというわけでもない。いやまぁ、ラノベチックな文体とは何ぞやという話になるのだが。って、どんどん脱線していくな!

最初な何だか奇妙な雰囲気という程度なんだけど、1人目の死者が出てから、一気にシリアスムードに。ってか、傘持って階段降りたら、滑って傘の先端が喉に刺さるとか怖過ぎワロタ

入院中に仲良くなった新米ナースの水野さんとのDOKIDOKI情報交換だぜいやっほぉおおおおおおおおお!と思ってたら、即退場とかどういうことなの……。

周囲が不可思議な行動ばかりするのに、それでもめげずに自分の好奇心に正直な恒一のタフネスパネぇな。

上巻の時点で、ある程度ネタが見えてるんだけど、ここから更にひっくり返るんだろうか。というかミステリ的に解決するのかどうかさえ判んねぇしな……。これは早く下巻も読まねばな。いや、録り溜めてるアニメ版を消化するという名目もあるけど。

燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A

シリーズリンク
Another(下)(2012/03)

アニメリンク
Another #01「Rough sketch -素描-」

アニメ,GA文庫

「そうすれば真尋さんのハートを握り潰せますかね!?」

今更キングクリムゾンされた原作3巻……だと……?やっぱり早くお母さんとハス太を出したかったのか……。

今回、ちょろっとだけ原作者の別シリーズ『深山さんちのベルテイン』のベルテインがデフォルメで出てますね。あれは眼鏡置きだったのだろうか……。

イス香の不思議道具によって精神を入れ替えられてしまった真尋とニャル子。声ごと入れ替わっているように聞こえるが、よくよく聞くとキャストまでは入れ替わっていないのが判る。お互いの声のトーンを意識して演じてるのかな。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-

エピソードリンク
第8話「ニャル子のドキドキハイスクール」
第10話「超時空の覇者」

アニメ,GA文庫

「真尋君、今日こそ僕達、ファイナルフュージョンしよう」

旅行編は前回で終わりかと思いきや、まだ続いていたワナ。今回は土産屋で見付けた古いゲームソフトの世界に放り込まれることに。

主人公ポジションになった真尋を攻略しようと、それぞれキャラを作るヒロイン達(ハス太含む)
いやしかし、ニャル子はビジュアルが良いだけにタチが悪いなw

頼子さんの髪留めって、もしかしてケロちゃんか?

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

エピソードリンク
第7話「碧いSAN瑚礁」
第9話「僕があいつであいつが僕で」

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「うわー、卑猥なスライム━━━━!!」

今のままではクリスに勝てないと大先生に言われた歩は試験を受けることに。しかし、試験のサポートをしようと学校にやって来たハルナが作りだした紳士的なスライムによって、歩は不合格判定されてしまい、ハルナ達と出会った後の記憶を失うことに。
歩の記憶を取り戻すため、ハルナ達は歩の精神世界に入り込む。おお、最終回っぽい!

精神世界の中のナルシストな歩達をぶっ飛ばすハルナがマジかっけー。変身呪文を唱えながら戦うとか格好良過ぎワロタ状態でした。

アナザー若しくはオルタナティヴとして復活した歩。平松さんが段々異常事態の対処に慣れてきていて吹く。

元の歩を取り戻すため、ミストルティンで魔装少女へ変身するユー。地面に変身呪文を刻んで変身するのが、これまたかっけーんだよな。
で、最後はハルナと一緒に歩に呼び掛けることになって、これがいかにも最終回チックで盛り上がるんだけど、2人で歩の腹にチェーンソーを突き刺しているという物凄い絵面に。

EDはスタッフロールのみなんだけど、1期のラストと同じく、今後登場するであろうリリアが登場。

総評

ってなわけで、シリーズ第2期『これはゾンビですか? OF THE DEAD』僅か10話で終了。折角面白かったのに、ここで終わってしまうのは非常に勿体無い。いや、話数少なめだからこそ出来たクオリティなのかもしれんけど。

1期に比べて、ギャグとシリアスのバランスが圧倒的にギャグに傾いたな。ウケの良かった部分を拡大したみたいだけど、こうして正解だったな。どの程度、原作から改変されているかは判らんけど。
でも、今期で進んだのって文庫2冊分くらいだよな、多分。

ヒロインは可愛いわ、ギャグは弾けてるわ、主題歌格好良いわで、まさかここまでの良アニメになるとは……。
是非、3期もやってほしいところだが……。

燃:A+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

エピソードリンク
第9話「ああ、マイダーリンはロクデナシ」

アニメ,スニーカー・ミステリ倶楽部,角川文庫

「幽霊なんて、みんな枯れ尾花だ」

今回も短編からのエピソード。古典部夏合宿の巻。
行きのバスで酔うわ、温泉でえるの入浴シーンを妄想してのぼせるわと、奉太郎可愛いな。

ってか、えるさん、全体的に無防備過ぎるだろ……。これは惚れるー。好きになってまうわー。俺なら3秒くらいで勘違いする自信があるね!

奉太郎は、えるの言動にちょいちょい心中でツッコミを入れているが、原作もこんな感じだったっけな。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A

エピソードリンク
第6話「大罪を犯す」
第8話「試写会に行こう!」