コミカライズ,電撃文庫

灼眼のシャナ 7 (電撃コミックス)

作画:笹倉 綾人 原作:高橋 弥七郎 キャラクターデザイン:いとう のいぢ

“紅世”真正の魔神“天壌の劫火”アラストール 対 “坂井悠二の母”坂井千草
「『世紀の対決』っていうのは、こういう事を言うんだろうな」

原作を積むと、自然関連書籍も積むことになるという。半年くらい積んでました。
表紙は何故か黒髪モードで全裸に夜笠をまとったシャナさん。贄殿遮那でエロイことしてるのかと思った俺は末期。

さて、原作Ⅲ、Ⅳ巻の愛染の兄妹編に突入。ソラト、ティリエル、シュドナイが新登場か。女性陣が可愛いのは勿論のこと、男性陣が魅力的なのが良質なコミカライズの証。
シュドナイ、かっけーなぁ。池君は池君で凄いイケメンになってるし。悠二は、うん、まぁいいじゃないですか。

シャナさんと吉田さんは可愛いわ、千草さんは素敵だわ、ティリエルはエロいわで、ああもう僕はどうしたら良いのかと!
一方、キスに興味を持ち始めたシャナを見て、保護者として大慌てのアラストールさん萌え。

この頃の『シャナ』ってバトルとラブコメが絶妙のバランスで成り立ってたよな。それが今じゃ……(´・ω・`)

燃:A 萌:S- 笑:B+ 総:A+

電撃文庫

灼眼のシャナ〈19〉 (電撃文庫)

著:高橋 弥七郎 イラスト:いとう のいぢ

「私は、悠二が好き」

「この私の抱く気持ち、愛こそが、最強の自在法」
「私は、この最強の自在法で貴方に挑んで、貴方を倒す」

約半年1週間の積み。7ヶ月振りの新刊。今回の肝はシャナの決意と姐さんの復活と散っていく[仮装舞踏会]の徒達。
ようやく、ようやくサブラクを討滅出来ました。長かった……。プロローグとエピローグは彼がフィーチャーされているが、“戯睡郷”メアの存在に言及するのはファンサービスがきいている。

激化する戦い。サーレとキアラが姿を現すが、いつの間にか恋仲になったそうで。サーレは教え子に手を出すやんちゃをしたということですね。
一方、姐さんと佐藤もエロい展開に。

あっちこっちでLOVE寄せするし、[仮装舞踏会]側の徒は討滅されていくし、ようやく終了の気配が漂ってきたか……。
悠二に関しても、シャナさんが倒して、言うこと聞かせる、みたいな流れになってきたし、何とかなりそうな気がしてきましたよ。

次は4月。

燃:B 萌:B+ 笑:C 総:A-

アニメ,ガガガ文庫,ハヤカワ文庫JA,雑記,GA文庫

ガガガはフライングは無いので、いつも通り。ブツは、

・GJ部
GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)
あと、GA文庫の

・這いよれ!ニャル子さん <4>
這いよれ!ニャル子さん 4 (GA文庫)
を購入して、計2冊。ハヤカワ文庫JAの『ザ・ジャグル』2巻も出てる筈なんだけど、見当たりませんでした。何でだ。
毎月後半はよく本屋に行くことになるから、それでも見付けられなかったらe-hon使おう。
ザ・ジャグル 2―汝と共に平和のあらんことを (ハヤカワ文庫 JA サ 9-2)

ガガガは来月の新刊は『ささみさん@がんばらない』2巻が出るんだけど、もういいかなぁ。
再来月は『セク研!』と『ラブコメ禁止ですの!!』がタイトルで気になる。でも、後者は著者が一柳さんなので、恐ろしく斜め上の内容である可能性があるなぁw


この間、教育テレビで放送されている『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』を偶然視たんだけど、キャラデザが萌えを意識し過ぎていて吹いた。まいん可愛いよまいん。


角川スニーカー文庫

ミスマルカ興国物語 IV (角川スニーカー文庫)

著:林 トモアキ イラスト:ともぞ

「お前がゼンラーマンを名乗るなら!俺は自らをこう呼ばねばなるまい……!ザ・リアル・ゼンラー!!そう!俺の名は、ゼンラーマン・カブトだ!!」

何だ、林さんって病院で執筆してるのか。

約10ヶ月2週間半の積み。7ヶ月振りの新刊。『マスラヲ』最終巻からは4ヶ月振り。
表紙はゼピルム共和国の大統領アンディ・J・イエスマンと国防長官セリアーナ・ヴァーゼンシュタイン。またミスマルカサイドじゃない新キャラか……。
と思わせておいて、セリアーナって『お・り・が・み』に出て来たセリアなのか。長命だって言ってるし、関係者とかじゃなくて本人なんだろう。
また、表紙のど真ん中におっさんを配置してくるチャレンジ精神に恐れ入った。しかし、これは人気がある証とも言える。まぁ、セリアーナが萌え要素満載のビジュアルだから、あんまり関係ないかもしれんが。

さて、今回の舞台はゼピルム共和国。2つ目の紋章を巡って、大騒動。民主主義がどうのこうの言ったりで、小難しい政治の話が続いて、やたらとシリアスな雰囲気……と思ったら、2人のゼンラーマンの登場で全部吹っ飛んだ。
前巻の後書きで匂わせていたから、出て来るとは思っていたが、まさか2人出て来るとはな……。

で、聖魔杯の起動紋章は封印されている土地を守るためのものだという話。それを使うときとは、交渉の余地など無い相手と戦うときにこそ使うべきもの。人同士の戦争で使うようなものではない、と。
ってことはいずれマヒロが大陸統一して、魔王と戦う流れになるんだろうか。

ところで、ミニスカートにチラ見禁止魔法が付与されている……だと……?

後書きはまたもや、やたらとテンションが高い。また、『新体操(仮)』の話してるし。『レイセン』の宣伝してると見せかけて、あんまりしてない件w

燃:B+ 萌:B+ 笑:A 総:A

電撃文庫

輪環の魔導師〈6〉賢人達の見る夢 (電撃文庫)

著:渡瀬 草一郎 イラスト:碧 風羽

「猫は鼠を狩ってくれる。このエルフールのように農業が盛んな国にとっては大切な存在だ。もっとも、最近は鼠どころか、魔族を狩ってくれる驚異的な猫もおられるようだが━━」
「鼠と魔族は似ていますね。必ず、どこかでうろちょろしています。その上、いずれ大発生につながりそうな危機感まで共通しているのが困ったところです」

約8ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。読むの、ほぼ1年振りだぜ……。
さて、新章突入。今回は第2部のプロローグ的エピソードといったところか。

ファンダール以外の賢人が続々登場し、一気に世界観が広がった印象。
また、『パラサイトムーン』と繋がりそうな要素が増えてきたのが嬉しい。
まずは、セロが見た不可思議な夢に出て来た女性マリアンヌ。これまで名前しか語られていなかった彼女が夢の中とはいえ、ようやく実体を持った姿で描かれた。これは大きな一歩だと思うんだが、果たして。

それと、大罪戦争の黒幕と言われる魔導師エスハール。これって、星詠みのエスハのことだよな、きっと。彼は神になって、別の世界に渡ったってことなのかな。
いずれ繋がることになるのかなぁ。って言うか、繋がってほしいな。

巻末にはアルカインとフィノ、それぞれの視点による、これまでの旅路の解説が。フィノ、セロのことしか書いてねぇw

次は4月。8ヶ月も積んでたのに、まだ続きが出ていないという。

燃:A 萌:B+ 笑:B+ 総:A+

角川スニーカー文庫

戦闘城塞マスラヲ Vol.5 川村ヒデオの帰還 (角川スニーカー文庫)
著:林 トモアキ イラスト:上田 夢人

「みんな待っています。さあ、生きなさい。あなたという奇跡を、大切に。幸せあれ」

約1年2ヶ月2週間の積み。5ヶ月振りの新刊。『ミスマルカ』3巻からは3ヶ月振りの新刊。
さあ、書き下ろしで最終巻です。方々で物凄い評価されていたので、正直かなりハードル上がってました。それでも面白かった。

絶望のドン底に叩き落とされたヒデオだったが、仲間達に支えられ、ウィル子との絆が勝利を呼ぶ。ヒデオが再び立ち上がるまでの過程がアツいんだよなぁ。
遂に「戦闘城塞」という言葉も登場し、クライマックスを感じさせる。
大風呂敷は伊達じゃない。ラストバトルに近付くにつれてスケールがえらいことになっていく。

聖魔杯は以降、悪用されないようにセキュリティを強化するという話が出ている。これが『ミスマルカ』で登場する起動紋章なんだろうな。

そして、それぞれの新たな一歩。ヒデオは就職……と思ったら、就職先は宮内庁神霊班精霊課。
今度は翔希の姉、翔香と鈴蘭の妹、睡蓮が登場し、物語は新シリーズ『レイセン』へ。
こういうシリーズ展開は好きです。
最後にヒデオがどういう漢字を書くか判る演出はズルいと思うの。

後書きでテンション上がり過ぎて『新体操(仮)』とか言ってる作者は病気w

総評

というわけで、『戦闘城塞マスラヲ』全5巻でした。『お・り・が・み』からの直接の続編で、鈴蘭達、旧キャラクターも登場させつつ、あくまでもメインは新登場したヒデオ
達というバランスが絶妙でした。

ただバトルするんじゃなくて、知恵と勇気で乗り切れ、みたいなバトルが大好物でした。後半、ガチバトルの方にシフトしかけたのはちょっと惜しかったか。

宇宙人とか登場して、更に世界観が広がったのではないだろうか。と言うか、もう何でもありな気がするw

これ、1クールでアニメやるには丁度良い尺じゃね?

燃:A+ 萌:B 笑:B- 総:A+

電撃文庫

C3‐シーキューブ‐〈9〉 (電撃文庫)

著:水瀬 葉月 イラスト:さそりがため

「ああ。そうか、そういうことか。やってくれたのぅ、鈴如きが━━よもや、妾の持ち物に手を出して生き永らえられると思うておるような阿呆だとは思わなんだわッ!」

ブチ切れたこのはさん、マジオソロシス

約1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『藍坂素敵な症候群』からは隔月刊行ということで、執筆速度速いな。
表紙のフィアのぱんつ見せっぷりが物凄くおとなしい件。帯があると、もう殆ど見えません。遂に構図がネタ切れなのか……?

さて、今回もVS竜島/竜頭師団かと思いきや、1巻独立の緩めエピソードでした。後3ヶ月で進級ということもあり、新展開に向けての伏線配置なのかなぁ。それとも単に普段と比べて軽めのエピソードをやりたかったってことなのか。

帯に「初詣&巫女さん祭りです!」と書いてある割には巫女さんはゲストヒロインの2人だけという不思議。
何故レギュラーに着せない……。裏表紙でフィアだけは着てるけど。

ところで、冒頭に出て来た《暗黒ファンタジーカルタ》についてkwsk
巻末のお楽しみラフは今回は少なめでしょんぼり。

次は5月に『藍坂素敵』2巻。

燃:B 萌:A+ 笑:B+ 総:A-

アニメ,GA文庫

這いよれ!ニャル子さん4 スペシャルボックス(DVD付き)

「はい、フォークでドーン!!」

自分で買わんといかんかと思っていたのだが、幸いハドむ氏が買っていたので、DVDだけ借りてきました。
1分程度のショート数本とニャル子とクー子の馴れ初め?が語られる6分程度のロングバージョンを収録。
ショートの内2本はGAマガジンVol.3の付録DVDに収録されていたもの。

この下らなさが素晴らしいな。ネタを多方面から引っ張ってき過ぎだと思うんだ。「とあるニャル子の暇人殲滅(ヒマジンブレイカー)」吹いたwwww

でも、これで定価約3000円はちょっと高くないか……?
通常版の文庫買わなきゃなぁ。

燃:C 萌:B 笑:A- 総:A-

アニメ,コミカライズ,電撃文庫

「さぁて、行きますか!!」

教え子達と引き離され、失意に沈む木山先生。そんな彼女を励まし、共に子供達に会いに行こうとする初春。
だが、望みは打ち砕かれる。本性を現したテレスティーナ。彼女のミドルネームは木原。それは能力暴走実験を行っていた研究者と同じ名前。テレスティーナは木原幻生の孫だったのだ。
初春と木山先生に叩きつけられた悪意にゾクゾクする。

真実を知った美琴は単身、テレスティーナに喧嘩を売りに行くが、パワードスーツ装備の彼女と、スキルアウトが集めたデータによって性能アップしたキャパシティダウンの前に為す術無く沈む。
キャパシティダウンは性能が上がった分、巨大化してしまい、動かすのは容易ではなそうだし、そうそう能力者に対して脅威になるわけでもないのか。

実験隊として捕えられようとしていた美琴を救ったのは先進状況救助隊の施設に居た婚后さんだった。ファインプレー過ぎる。
ちなみに婚后さんが病室で読んでいたのは電撃文庫『アクセル・ワールド』1巻。あからさまなJ.C.STAFFによるアニメ化フラグワロタ

またもや単身乗り込もうとする美琴を止める佐天さん。離れて心配するくらいなら、一緒に苦労した方が良い、と。
佐天さん、良い女過ぎるな。

そして、それぞれに装備を整えて出撃。ここでEDを被せてくるのが上手いよなぁ。
固法さんがビッグスパイダーのジャケットを着ているのも注目。
佐天さんのバットはもしかしてキャストと制作会社繋がりで『大正野球娘。』ネタなのか?

次回、いよいよファイナル。予告は音声のみで映像無し。流石に最後はちゃんとしてましたw
エピローグではミサカと一方通行が出て来ると予想。

あと、春からの新番組『Angel Beats!』の番宣が。おいおい、クオリティ高そうじゃねぇか……。くそ、これ以上、視る本数増やしたくないのに……!

燃:S- 萌:A+ 笑:B 総:S

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS 6 (GA文庫)
著:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇

幸運の女神。
運命のひと。
コーティカルテ・アパ・ラグランジェス。
だから救い出すのだ。
改めて『ありがとう』を言う為に。
そして『これからもよろしく』を言う為に。

約2日の積み。半年振りの新刊。通算52冊目。
『クリムゾンS』最終巻ということで、表紙は全員集合の図。フォロン、少女コーティ、ユギリ姉妹、レンバルト、ユフィンリー、ミゼルの7名が登場。ミゼル出すならウォルフィスも入れてやれよ……(´・ω・`)
スカート穿いてる人達はみんな翻りっぷりが凄いです。帯で、ほぼ全身が隠れてるけど、ミゼルはぱんつ見えてんじゃね?

総扉がキネのパッケージ絵の使い回しだったので、今回も当然表紙以外のイラストは使い回しだろうと思ったけど、見開きが描き下ろし……だと……?いや、俺が知らんだけなのかもしれんけど。少なくとも初めて見るイラストだったので嬉しい。
あれ、ミゼル、フュージョンのポーズとってね?

さあ、〈嘆きの異邦人〉との最終決戦開始。本当に1冊に収まりました。びっくりだ。これまでより、ちょっとだけ分厚くなったかなという印象。
決着までは特に気になる部分は無いかなぁ。エターナリア登場にイラストが無かったのがちょっと引っ掛かるか。そこはキネティックをやった人だけがはっきりと判る要素として、わざとイラスト載せてないのかも。
「絶賛」って言葉を使ってるから、スノウの意識は残ってるみたいだけど、それ以外の言動はちゃんと始祖精霊っぽいんだよなぁ。うーむ、判らん。年内には『白』の方で答えが示されると良いなぁ。

にしても、フォロンの応援に駆け付けた神曲学院の学生達、美男美女多過ぎワロタ
別シリーズでメインどころを張っていても全く違和感無いと思う。

エピローグはキネティックでは確か卒業風景だった筈だが、こちらでは変更されている模様。多分、『アフタースクール』があるからなんだろう。
アヤキ委員長と宜しくやっているらしいレンバルトについてkwsk

書き下ろし短編『SWEET HOME』は学院を卒業するにあたって新居を探すフォロンのエピソード。結局、決まらないまま終わるのかよ!w

総評

というわけで、毎回書き下ろし短編を含みながらの、キネティック『赤』1~4話を焼き直した『神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS』シリーズ全6巻でした。『ポリフォニカ』の文庫シリーズで完結まで辿り着いたのは『レオン・ザ・レザレクター』に続き、2作目か。どっちも一区切りついただけだが。
『①』が出たのが2008年11月だから、足掛け1年4ヶ月か。これだけの期間に6冊+『チェイシング・クリムゾン』、更に『エイフォニック・ソングバード』の連載、その他のシリーズ執筆もやっていたことを考えると、改めて榊さんの化物っぷりがよく判るなw

焼き直し自体は、どういう風にフィードバックされているかとかを検証するのが楽しいから良いかなとは思うんだけど、それで社会人編が完全停止するのは辛いところだと思うんだ。

そう言えば、『②』で名前が出たテレンシアミルって結局誰なんだよ。

『アフタースクール』は読者の要望が多ければ文庫化することになるだろうって後書きで言ってるけど、明らかに今後本編に出て来そうなキャラがいっぱい居たし、絶対いずれやるだろ!

次は未定。4月は『ポリフォニカ』の刊行はありません。

燃:A- 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
神曲奏界ポリフォニカ クリムゾンS⑤(2009/09)
神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール(2012/07)

シェアード・ワールドリンク
神曲奏界ポリフォニカ ピュアリー・ホワイト(2010/02)
神曲奏界ポリフォニカ エターナル・ホワイト <2>(2010/03)

著者リンク
神曲奏界ポリフォニカ ノスタルジック・クリムゾン(2010/10)