ファミ通文庫

著:野村 美月 イラスト:竹岡 美穂

「気づかないふりも、関係ないと眼をそらすことも、もうしないって誓ったんだ。真実を見つめることのできる人間になるって」

約1ヶ月1週間半の積み。4ヵ月振りの新刊。タイトルの小難しい感じは「はつこい」と読みます。

テレビアニメ化をすっ飛ばして、まさかの映画化ですよ、奥さん。『学校の階段』は著しく残念な結果となったが、今度はProductionI.G.が作ってくれるということで、クオリティは折り紙つきか。

で、まぁ、映画が公開されるまでに原作が終わってちゃ駄目でしょうという流れで、続編シリーズ開始。
遠子先輩を送り出し、3年生となった心葉。彼が部長を務める文芸部に新1年生日坂菜乃(ひのさか・なの)がやって来るところから物語は始まる。
菜乃はおとなしい娘で、どんどん心葉に惹かれていくんだけど、彼は遠子先輩にZOKKONで、胸キュン、みたいなのを予想していたんだが、全然違うじゃん!凄ぇアグレッシブじゃん!

良いように言えば、本編のノリそのままです。ビタースウィートなミステリーに仕上がっております。
麻貴や琴吹さんや芥川君も出て来るので、殆ど本編そのままと言っても良い。

巻末には『ある日の美羽』というショートショートが。まさかのラブコメで吹いた。芥川君がクーデレ過ぎるwwww

そんなわけで、暫く続くらしい『"文学少女"見習い』シリーズ第1巻でした。次は7月に『恋する挿話集』2巻だっけ?

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A

アニメ

神魂合体ゴーダンナー!!SECOND SEASON 6 [DVD]

「これが俺達のトリプルドライヴだぁぁぁぁぁッ!!!!

 

 ブレイドガイナーが超擬態獣の前に散っていく。剣はルゥの心に復讐に生きた男の末路を刻みつけて逝った。

 

 ラビッドシンドロームが完全に発症したゴオは何とか合体を強制解除し、ミラを離脱させる。ゴーダンナーは擬態獣に寄生され、暴走状態に。

ミラはゴオの願いを聞き入れ、彼を殺そうとするが、その前に杏奈が駆るゴーオクサーが立ちはだかる。

 

 コナミとモモチーはダンナーとゴーオクサーを合体させるために、ダンナーの強制展開プログラムを急遽作成することに。いつになくモモチーがアツい。「出来る!私達は最強コンビ!何人蹴落として、ここに座ってると思ってるの!?」がアツい。

 

 ゴーダンナーの足止めに活躍する光司が格好良過ぎる件。「教えてやる!ヒーローには一つだけ条件がある!!最後まで死なないことさ――――ッ!!」とかアツ過ぎるだろう。

 Gゼロガンナーの下にはクラブマリナーが入ってたのね。

 

 愛する者の意志を尊重し、倒そうとするミラと愛する者を護ろうとする杏奈の想いが激突する。

 最終的には杏奈の想いが勝ち、ミラはゴーダンナーに寄生した擬態獣を倒して戦線離脱。

 

 そしてゴーダンナーTDへと合体。杏奈はゴオの元へ。剣が遺したジェットクロウで再び戦場へ。

 流れだすOP。駆け付けるルゥのセレブレイダーを装備して、ゴーダンナートリプルドライヴに。

 葵博士が提唱した人型ロボットの基礎理念、神に等しき力と人の魂の融合、すなわち神魂合体。

 最後に杏奈のナレーションが入って最終回へ続く。一気に数年後に跳ぶんだっけか。

 

 あれ、このアニメって当時視たとき、こんなに面白かったっけ?

 

 それはそうと、妹が普通に『勇者王』とキャラデザが同じであることに気付いた件。大丈夫か、妹……。

 

燃:S 萌:A 笑:C 総:S

アニメ

勇者特急マイトガイン DVD BOX I

「倒せるまでターゲットを追い続ける。それがハンターというものだ」

 

 ヴォルフガングはデータ収集ロボットでマイトガインのデータを集め、対マイトガイン用ロボット、パンツァーCR17を建造。そのパイロットとしてハンターであるエースのジョーを雇う。キャストは緑川さんということで、檜山さんと一緒に『ゴーダンナー』にも出てます。

 

 で、遊園地で激突するマイトガインとパンツァーCR17。能力を解析され、苦戦するマイトガインだったが、根性で何とか押し勝つ。

 

 だが、偶然遊園地に遊びに来ていた吉永姉弟がヴォルフガングの手下によって人質にされてしまう。そんな彼女達を救ったのはジョーだった。

 実は良い奴?ってところで続く。

 

 何故サリーは制服で遊園地に来ていたのだろう……。

 

 今回は作画が良かったのか、いずみさんとサリーが可愛いです。

 

燃:B+ 萌:B+ 笑:B- 総:B

スーパーダッシュ文庫

ぱんつぁのーと (集英社スーパーダッシュ文庫)

著:月見里
一(つきみざと・はじめ) イラスト:魚

 

「前島さんが……パンツを穿いてないなんて……」

「穿いてないんじゃないの!私は穿けないの!根本的に!物理的に!」

 

ぱ ん つ は い て な い

 

 大事なことなので、大きく赤文字で書きました。

 約一ヶ月二週間の積み。スーパーダッシュ文庫。新人さんのデビュー作らしい。イラストはHJ文庫の『たま◇なま』で御馴染みの魚さん。

 ヒロインがぱんつはいてないだなんて、なら買うしかないじゃないか!

 

 何といってもスーパーダッシュ文庫なので、壮大な釣り&出オチじゃないかとドキドキしていたのだが、最後までそこそこ楽しめた。いや、楽しめたと言うか、はいてないことも含めてエロかった。

 サイカ可愛いよサイカ。

 

 ぱんつはいてないヒロインがライトノベル初!?みたいなことが帯に書いてあるけど、電撃文庫の『司書とハサミと短い鉛筆』のヒロイン、フィフもはけないぞ。

 あっちがはけるぱんつが無いのに対して、こちらは祭華がものを体内に取り込めるという能力を持っているので、ぱんつをはいても体内に取り込んでしまうという設定。どっちもどっちだなw

 でも何で服は取り込まないんだろう。

 

 ぱんつはいてない以外の要素は緩めの学園異能バトル。正直、この辺はどうでも良いわけだが、比較的読み易いので安心してエロ部分に集中出来る(ぇ

 

 二巻は出せれば、早くもテコ入れ水着回らしいです。でも出せないのがSDクオリティだと思うw

 

燃:C+ 萌:A+ 笑:B- 総:B

アニメ

「私もうここで死んでも良い……」

「死ぬな。」

 

 新一年生のあずにゃんが加入したことで、OPにも彼女のカットが追加。四人で演奏しているカットに無理矢理挿入された感じがしないでもないが、何も無いよりは遥かに良い。

 でも歌自体は四人のままっぽいな。

 

 さて、今回はあずにゃんが正式に軽音部のメンバーになるまでが描かれる。あずにゃん可愛いよあずにゃん。

 

 EDはそのままなワナ。

 

 そして案の定出るキャラソンCD。軽音部の五人は当然として、さわちゃん先生とか妹ちゃんとかのどかとかも普通に出そうだ……。

 

 ところで、BSではノットサイドカットバージョンが放送されているわけだが、誰だよ、学園祭のエピソードで澪のぱんつが拝めるとか言ったファッキン野郎は!ちっとも映ってねぇじゃん!

 いや、別に見たかったわけじゃないですよ?<嘘臭い

 

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

けいおん! (1) (まんがタイムKRコミックス)
けいおん! (1) (まんがタイムKRコミックス)

ファミ通文庫

戦嬢の交響曲 7 (ファミ通文庫)

著:築地
俊彦 イラスト:赤賀 博隆

 

「俺には雪風しかいないよ」

 

 約一週間半の積み。五ヵ月振りの新刊。毎度のことながら、全然そんな気がしねぇ……。

 

 さて、思ったよりも早かった最終巻。戦嬢達の恋模様と、雪風と榛名の激突が描かれる。

 

 決戦前夜にはかつて皆で鍋を囲んだ話に触れられる。これはFBonline掲載の短編のことなわけだが、ページ数少ないんだから、一緒に収録してくれれば良かったのに。そうすれば、シリーズ全体の評価がワンランクくらい上がったのに。

 

 最後はまだ今後続編が書かれてもおかしくないような終わり方でした。

 

 ラストシーンはLOVE寄せです。

 

総評

 そういうわけで、美少女倒魔アクション『戦嬢の交響曲』全七巻でした。もうちょっとだけもうちょっとだけと思っている内に完結まで辿りついちゃったという。

 切り捨てようと思うと面白くなるんだもんなぁ。

 

 女の子だけの学校へ転校することになった主人公という設定だけを聞くと、普通にハーレムものとしか思えないんだが、イラストが好みじゃなく、全然そういう印象は受けなかった。

 しかし、佑鹿が努力の末に周囲の信頼を勝ち取っていく展開は読んでいて気持ち良かったです。

 

 築地さんのシリーズ全般に言えることだが、読み易さはピカ一。

 

 何気に築地さん、初めてのシリーズ完結じゃね?だから、この機会に『ポリ青』をですね……。

 

燃:B 萌:B+ 笑:C 総:B

MF文庫J

黒姫のユズハ2 (MF文庫J)

著:田口 一 イラスト:をん

「舳先を希望に向けろぉ!!」

約二ヶ月二週間半の積み。実は隔月刊行。あれ、急に勢いが衰えたような気が……。つーかMFなのにLOVE寄せ少なめってどういうことだYO!
と言うか、折角の水着回を蔑ろにし過ぎだろう、常識的に考えて……(´・ω・`)

後書きでは、「海と言えば船!」とか言ってるけど、前シリーズでヒロインの身体をべろんべろんに舐めまわした著者の台詞とは思えねぇ。

そういうわけで、もう切り捨てで。次は六月だったか七月だったか。

燃:B- 萌:B+ 笑:B 総:B

アニメ,富士見ファンタジア文庫

「守られてばっかりだと辛いよ……!」

 

 大分オリジナル色が強くなってきた様子。ニーナとリーリンはお互いにマイアスでの記憶があるらしい。原作では確か忘れてたよね?

 

 今更気付いたけど、ニーナの中に居る廃貴族ってアニメだとガンドウェリアで、原作だとメルニスクなんだよな。何故名前が違うのか……。

 

 ハイアとの戦いで傷を負いながらも、新たな戦いに向かうレイフォン。そんな彼はリーリンのほっぺにチュー。本妻強ぇぇぇえええええEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!

 

 体内でせめぎ合うツェルニとガンドウェリアに苦しんでいるらしいニーナ。そんな彼女の顔に謎の仮面が現れる。狼面衆のものとは違うようだったが。

 

 そしてツェルニ上空のオーロラフィールドから現れる巨大な汚染獣。アルシェイラはそれを待っていたようだが、ちゃんと説明した上で終わってくれるの?

 

燃:A- 萌:B+ 笑:C+ 総:A

鋼殻のレギオスIX ブルー・マズルカ (富士見ファンタジア文庫 143-14)
鋼殻のレギオスIX ブルー・マズルカ (富士見ファンタジア文庫 143-14)

アニメ

「まったく……思った通りだったわ。貴方って人は私が目を光らせてないと実に安易な妥協をするようね」

 

 つつじさん生きてらっしゃっタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

 ああ、あのクールボイスに罵られたい!<落ち着け

 

 前回、ネルヴァルがカルボナーラを作っていたと書きましたが、それは俺の妄想で作っていたのはナポリタンでした。指摘してくれたハドむ有り難う。

 

 宇宙空間を一人彷徨っていた秋葉はいつき達に救出されるが、そこでイモちゃんが散ったことを知り、再びドン底へ。

 

 喧嘩を売ってきたウーレと月基地はネルヴァルによって、氷結させられる。これで彼等の出番は終わりかな。

 

 何とかコクピットだけになったウィガールで地球の獅子堂島へと辿り着いたほのかはフォンを殴り飛ばして強制連行。

 

 カークウッド内部へと侵入したいつき達はそこで獅子堂元老院のメンバーと出会うことに。三人とも生きてたのか!

 ここで色々なことが判る。ネルヴァルが作っているあの赤い箱の素材は何と死者なんだとか。箱の中の環境は人間にとって快適な筈なのに、何故か死者が出る。その死者を素材として利用している。

 ハコちゃんを逃がしたのは以前からネルヴァル側に潜入していた元老院の同士だった。しかし、その人物は既に死亡し、箱にされてしまっていた。

 

 元老院のメンバーや救出した人々と共にカークウッドを脱出するいつき達。クサンチッペに襲われるが、正気を取り戻した高嶺のラーヴァナとつつじさんに怒られたベンケイの協力を得て、逃走に成功。ベンケイのハイパージャンプにより、レオパルドと合流。

 

 戦力自体は大分整ってきた。後は、秋葉はどうやって復活するかですね。

 

燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:A

富士見ファンタジア文庫

本気になれない二死満塁?―フルメタル・パニック! (富士見ファンタジア文庫)

著:賀東 招二  イラスト:四季童子

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  短編集第二弾。

 

『妥協無用のホステージ』

  宗介が非道過ぎるw

  いやしかし、林水会長と宗介との会話がごく自然に成立している不思議。

 

『空回りのランチタイム』

  確かに、貸したノートを忘れられたら、その貸した奴を殺したくなるよね☆

 

『罰当たりなリーサル・ウェポン』

  口絵の巫女さん姿のかなめが可愛い。あとはいつも通り。

 

『やりすぎのウォークライ』

  タイトル通り、やり過ぎで吹いた。『ぴくせる☆まりたん』と相性が良さそうで困る。

 

『一途なステイク・アウト』

  ボン太くん初登場。まともにラブコメだと、かえって違和感を覚えてしまうとは困ったもんだ。

  何だかんだで落ち着きを無くす宗介萌え。

 

『キャプテン・アミーゴと黄金の日々』

  書き下ろし。宗介とクルツのお間抜けエピソード。そうだよなぁ、書き下ろしって本来こういうもんだよなぁ。前巻みたいなパロディはなぁ。

 

  つーわけで、『本気になれない二死満塁?』でした。安定安定。

燃:C  萌:B  笑:A  総:A