GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ レオン・ザ・レザレクター 4 神曲奏界ポリフォニカ (GA文庫 お 2-20)

著:大迫 純一 イラスト:忍 青龍

「誰かが決めるじゃないんだよ。自分で決めるんだよ。自分の大切な人のために、自分が決めるんだよ」

約一日の積み。通算四十冊目。気付けば、とんでもない冊数出てるんだなw
大迫さんの『ポリフォニカ』としては三ヶ月振り。『レオン』は五ヵ月振り。前巻の後書きでは半年後と書かれていたので、一ヶ月早い登場となった。

さて、「一応」最終巻。『ポリフォニカ』のシリーズの中で取り敢えずとは言え、完結を迎えるシリーズは初めて。
表紙はシェリカ。統一性を持たせようという気ゼロ……orz

で、表紙を見れば丸判りなのだが、遂にレオンとシェリカが出会うことに。前巻終了時点で、二人が出会うまでにはまだ一年半の時が必要だったが、レオンが刑務所に放り込まれている間にあっという間に時間が過ぎた。
シェリカはレオンを助けるためにやって来たのだ。

シェリカがレオンを助けたい理由ってのが何だかこじつけ臭い気がしないでもないが、ラストで、レオンの元契約楽士達が集合して、神曲を演奏するシーンがまさかの熱血展開で燃えた。
結局、聖獣とは何の関係も無かったそうです。

彼の初めての契約楽士クレハとの過去は明らかになったが、ゴールディとの過去は未だ謎のまま。何だか、第一部完みたいな終わり方だし、単に一つの山場が終わっただけで、シリーズはまだ続くのかなと思ったら、後書きでレオン編第二部『金』シリーズの開始が告知された。
『レオン・ザ・レザレクター』はレオンが過去から解き放たれるためのシリーズであり、『金』へのプロローグに過ぎなかったということか。こういう構成は面白いな。

絵師紹介には「また来年!」と書いてあるってことは新シリーズ開始は来年で、絵師は引き続き忍さんってことかな?

総評

一応シリーズが終わったので。
シリーズ開始が決まったときは、また大迫さんか!と思ったものの、何だかんだで楽しめました。もうちょっと『黒』とのリンクがあっても良いかなとは思ったけど。
レオンの気取った一人称の文体はちょっとアレだったけど、セヴンのツンツンっぷりは素敵でした。

その内、精霊弁護士リジェーナが主役のシリーズが始まるんですね、分かります。

次は『ダン・サリエルとイドラの魔術師』。

燃:A+ 萌:B+ 笑:C+ 総:A+

特撮

仮面ライダーアギト VOL.6 [DVD]

「貴方、何でいつも自分を責めるの」

 

 OPG3-Xのカットが一カットだけ追加。中途半端!三人のライダーが全員パワーアップしたら大きく変わるんだろうか。

 

 さて、アギトに襲いかかるG3-Xだったが、途中で氷川は完全に気を失ってしまい、何とか事無きを得る。

 

 暴走の原因は北條が格好付けてG3-Xに銃口を向けたときにG3-XAIV1を敵と認識し、攻撃しようとしたのを氷川が無理矢理止めようとしたかららしい。だが、AIには自ら出撃し、アンノウンと戦いに行くほどの自主性は無い。

 果たして、悪いのは氷川か、G3-Xシステムか。

 

 小沢さんは全て自分の責任だと言い、アンノウン対策にはV1を使用するべきだが、その装着者には氷川を推した。

 その一方で、氷川は自分にはG3-Xは相応しくないと考え、翔一に装着員になるように頼み込む。

 あんだけ、翔一が口を滑らせているのに、彼がアギトだとは誰も気付かない。まぁ、普段は穏やかだからなぁ。

 

 今回のアンノウンは淡水エイモチーフ、スティングレイロード・ポタモトリゴン・ククルス。何だかフォルムが『カブト』のワームサナギ体を彷彿とさせる。こっちの方が先だが。

 

 気になるのは翔一の夢に出て来た女性。彼女は一体何者なのか?

 

燃:A 萌:B 笑:B+ 総:A

GA文庫

神曲奏界ポリフォニカ チェイシング・クリムゾン 神曲奏界ポリフォニカシリーズ (GA文庫 (さ-01-13))
著:榊 一郎 イラスト:神奈月 昇

「だ……だ、だ、誰がツンデレだ!」

お前だ、お前。

約1日の積み。シリーズ第8弾。『赤』は7ヶ月振り、榊さんの『ポリフォニカ』としては1ヶ月振り。通算39冊目。

『レオン・ザ・レザレクター』4巻と『ダン・サリエル』2巻と同時発売で『ポリフォニカ』史上、2回目の3冊同時刊行です。

今回はアニメ1期の初回限定版に特典として付いていた書き下ろし短編を原作準拠の設定に書きなおして、まとめた短編集。書き下ろしは残念ながら無し。DVD特典が文庫化しただけでも有り難いと思うべきなんだろうが。
ちなみにアニメ2期の特典には書き下ろし小説は付かないとの噂。
表紙のコーティがとても可愛いです。

『パフォーマンス・クリムゾン』

月刊オセロットという漫画雑誌には「魔王を殴れ!」という作品が載っているらしい。

プリネシカが「ツンデレ」の意味を説明するシーンがあるが、やたらと饒舌。最近、プリネってこんな役回りばっかじゃね?「ホモが嫌いな女子なんていません!」とか。

『チェイシング・クリムゾン』

表題作。このエピソードからはユギリ姉妹が学院を卒業して、ツゲ神曲楽士派遣事務所の正社員になっている。何故、そういう重要なエピソードをDVD特典でやるんだ……。いや、直接卒業や就職が描写されたわけじゃないけどさ。

挿絵でフォロンが髪をまとめている位置がどうにも高いとかチラシに思いっきり日本語が書いてあるとか突っ込んだら負けなんだろうなぁ。

『リコレクション』

レンバルトがフォロンと友人になった経緯が語られる。レンバルトも最近、こういうところでないと目立てないよな……。

挿絵は彼がフォロンに「やらないか?」と言っているように見えて仕方がない(ぇ

『リライアブル・ツイン』

ユギリ姉妹と変態視姦精霊エルベリオのエピソード。アニメ1期第2楽章の半年後に当たる。

『オフデューティ・チーフ』

ユフィンリーのエピソード。意図的に化粧で雰囲気を変えているとは言え、ユフィンリー、別人じゃね?

『キッドナップ・クリムゾン』

アニメ1期第1楽章に登場したミサキの知人、マユラが登場。フォロンが見事にフラグを立てましたが、今後も登場するんだろうか。

まとめ

各短編には挿絵が1枚ずつあったが、これは特典の時点であったものなんだろうか。また口絵は描き下ろしなのか?

後書きによると、『リライアブル・ツイン』と『キッドナップ・クリムゾン』はアニメを視ていないと訳理解らん部分があると思うので、次の『赤』の短編集でわざわざ正史に組み込む形で小説として書き下ろすそうです。いつのことになるやら……。
つーか榊さん、死ぬぞw

ところで、これ買ったときに『ポリフォニカ』プロモーションカードなるものを貰えた。ご丁寧に包装されており、全7種。ユギリ姉妹のバニーガール姿という大変エロエロしいイラストでしたが、普通に文庫に使用されたカラーイラストの流用もあるようで、俺らっき!

次は『レオン・ザ・レザレクター』4巻。

燃:A- 萌:A+ 笑:B+ 総:A+

新装版リンク
神曲奏界ポリフォニカ チェイシング・クリムゾン 〈クリムゾンシリーズ8〉(2017/07)

アニメ,角川スニーカー文庫

涼宮ハルヒの憂鬱 1 限定版 [DVD]

「いいから、ちゃっちゃと全部脱げ――――――――ッ!!

 

 涼宮さんマジ外道。

 

 さて、やはり時系列通りに第2話。コンピ研を襲撃した後、バニーガールで団員募集するでござるの巻。また、SF要素が出始める回でもある。

 

『リアリアDS』のCMで朝比奈さんがナレーションやっていて吹いた。

 

 二回目でも面白くて楽しめるんだけど、何かを書きたい面白さではないんだよなぁ。

 

燃:C 萌:A+ 笑:B+ 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

電撃文庫

護くんに女神の祝福を! (電撃文庫)

著:岩田 洋季(ひろき) イラスト:佐藤 利幸

 

「あなた、わ、私と……その、つ、つ、付き合いなさい!」

 

 アニメ化もされた激ピュアラブコメディ。部室に長いこと放置されていたので、今更手を出してはみたものの、今一つ……。これ、十何冊も読むのは辛いぞ……。

 ラブコメなんだから、生命を賭けたやりとりとか要らないと思うんだけどなぁ。

 

 文中には絢子の方が護より少しだけ背が高いという記述があるが、イラストを見る限り、とてもそうは思えないくらい護の方が低いんですが……。

 

 イラストにしても、普通に萌え系絵師さんを使えば良いと思うんだが。別に電撃ゲームイラスト出身者使わなくても。

 

 三巻くらいまでは読もうかと思ったけど、これは取り敢えず切りかな。読みたくなったら、いつでも読めることだし。

 

燃:C 萌:B 笑:C+ 総:B

特撮

仮面ライダーアギト VOL.6 [DVD]

「豆腐が取れないから、私は彼より劣っているというんですか!?

 

 氷川さんwwwwww

 

 さて、激突するアギトストームフォームとビーロード・アピス・メリトゥス。途中でアギトがフレイムフォームに切り替えたところでOPに突入したため、直接描写はされなかったが、この戦いでメリトゥスは触角を片方切り落とされ、無差別に人を襲うようになる。

 何気にアギトがグランドフォーム以外から別のフォームに変身したのって初めてだよな。

 

 G3-X装着のダメージで倒れてしまった氷川。G3-Xに搭載されたシステムとの協調が上手くいっていないため、全身で筋肉断裂を起こしてしまったらしい。

 

 その頃、北條がV1システムを装着してメリトゥスと激突。何か劣化版メタルヒーローみたいなデザインだな。

 戦いの場となった所は『カブト』でドレイクがウカワームを倒したり、『キバ』で過去キングがバットファンガイアの姿を曝したりした場所なんじゃね?

 

 小沢さんは氷川がG3-Xの装着員に相応しくないと判断、いつもリラックスしているように見える翔一をスカウトする。

 美杉邸に押し掛けておいて、「ビール無いの?」とか言う小沢さん。恐ろしい人……!

 ムキになって翔一に対抗する氷川が面白過ぎるwww

 

 さあG3-Xの性能のお披露目だというところで、突如V1に襲いかかるG3-X。いきなりフルボッコにされたV1マジカワイソス

 G3-Xはそのまま、飛び出し、アギトと戦っていたメリトゥスをアギト諸共攻撃。

 容易くメリトゥスを撃破した後は、アギトに襲いかかる。これは第2話で、アギトがG3に襲いかかってきたシーンを思い出させる。

 V1に襲いかかったあたりから、氷川はまともな言葉を一言も喋っていないが、冷静さを失っているのか?

 

燃:A 萌:B 笑:A 総:A

角川ビーンズ文庫

果てなき誓いを刻み込め―少年陰陽師 (角川ビーンズ文庫)

著:結城 光流  イラスト:あさぎ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

  通算十九巻、珂神編五巻にして、完結巻。何か天狐編より盛り上がらなかったな。メインキャラが誰一人として、差し迫った生命の危機を迎えなかったからか?

  珂神サイドも全滅エンドは回避したので、今後も登場するのかな。キャラクター的には、そんなに出て来てほしい感じでもないが。むしろ道反サイドに、いびられる六合が見たい(ぇ

  後書きによると、昌浩は現代で言うと小学生六年生らしいです。そんな年齢で、あんなハードな戦いをこなしているのか。すんげぇな。

  次章からはタイトルの言葉に使い回しが出来るようになるらしいです。いや、そこは最初のコンセプトを貫き通してほしいんですが。

燃:B  萌:B  笑:C  総:A

富士見ファンタジア文庫

或る異生物使い(デイスパレイト・ハンドラー)のこと―ディスパレイト!〈1〉 (富士見ファンタジア文庫)

著:榊 一郎  イラスト:増田 メグミ

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

 「異生物使い」は「ディスパレイト・ハンドラー」と読みます。


  連載分をまとめた短編集が登場。表紙でテレスが見切れてる件。いくら女性向けとはいえ、何という酷い扱い……(´・ω・`)

  収録話数は九話。書き下ろし無しとか……orz

  一部ドラマガ掲載順と収録順が異なるらしい。つーか、昔のドラマガを引っ張り出してきて、それを調べていたら衝撃の事実が。第一話の冒頭でエニーネが眼鏡を掛けているという描写があるぞ!な、なんだってー!?トルクと被るから止めたのかな。

  あれ、別に順番違うところが無いんですけど……。

  文庫でまとめて読むと、エニーネが結構良いツッコミをしていることに気付く。周り全員ボケやからなぁ。ギルクリストはともかく。

  そして、やはり合間合間にちょこちょこと出てくる御説教がたまらない。

燃:B  萌:B  笑:A  総:A

アニメ

神魂合体ゴーダンナー!!SECOND SEASON 2 [DVD]

「あの、いつまでさん付けで呼ぶんですか?」

 

 注:森本と林さんのことです。

 

 今回はおやっさんとトン子こと冬子がメインのエピソード。こういう脇役全開のキャラにちゃんとスポットを当ててくれるのが良いな。どうせなら、コナミとモモチーのエピソードが見たかったが。

 

 彼等の物語の裏でこっそり失恋していた柳沢に合掌。

 

 これでダンナーのファイヤーソウルブレイカーが見れれば完璧だったんだけどなぁ。

 

 アイキャッチBのネオオクサーがゴーオクサーに差し替えられてました。

 

燃:B+ 萌:A+ 笑:B+ 総:A

アニメ,GA文庫

「君は何のために演奏しているのですか」

 

 アバンの「ミルク飲んで」を聞いて最低なことを連想したのは俺だけではない筈だ。

 

 さて、第二回。キネティック一話前半戦といった内容。ただ、結構改変されている部分や先行登場している要素も見受けられる。

 今回も箇条書きで挙げたいと思います。

 

    専門課程の学生が基礎課程の学生にガチで授業を行っている。また、授業が一時限目に行われている。原作では午後だったと思う。

    コーティもプリネシカも黒ニーソになってる。

    四楽聖の名前が早くも出ている。

    ダングイスの髪の色が灰色っぽくなってる。髪型も違う?

    フォロンがコーティのリボンで、零した飲み物を拭いてしまっていたが、リボンって物質化したものじゃないの?

    エレインドゥースが登場。

    ミゼルの初登場シーンも変わってたと思う。

 

 等々。

 

 今回はフォロンが何のために神曲を奏でるんかと自問するところまでだが、元気なときのコーティは完全にナギ様のテンションです。

 

 初見のEDはあまり動きがなくて、ちょっとしょんぼりした。ダンスだったら面白かったんだが……。

 

燃:A- 萌:A 笑:B 総:A