H+P④-ひめぱら-

H+P(4) ―ひめぱら― (富士見ファンタジア文庫)

著:風見 周 イラスト:ひなた 睦月

「今日のおでかけは、恭太郎さまとの《デート》だったんだって考えても……いいですか?」
「え……?」
「こ、恋仲の男女が二人で外出することをデートと呼ぶのだそうです。私と恭太郎さまはまだ好き合っているとは言えないかもしれませんが……あの……その……」
「はじめてのおでかけ(デート)は、恭太郎さまと一緒がいいなって……そう思ったんです。……ダメ、ですか?」


LOVEが!LOVEがぁぁあああああああ!
肝心なとこで誤字をやらかしたのにはしょんぼりしたが。

約二ヶ月二週間半の積み。三ヶ月振りの新刊。表紙は第三王女エリス。
今回はドラマガ掲載短編に書きおろしを加えた短編集。エピソードの合間には恒例の『ピコルの穴』も。
後書きにも書かれているが、短編集のためエスカレートするばかりだったエロス成分は控え目でお送りします。その分、LOVE寄せは増量しており、ある意味こちらの方がお姫様達の魅力を引き出せているようにも思える。

というわけで、総扉が非常におとなしい。サービスカットではあるが、これまでのやんちゃっぷりと比べれば可愛いもんです。
これまでは表紙と総扉のキャラは同じだったが、今回は扉の方がメルルちゃんな不思議。

『パジャマdeおジャマ☆大作戦!』
記念すべきドラマガ掲載一本目。文庫発売より先にお披露目された正真正銘一発目の『H+P』となる。
エロス度合を見極め途中って感じが窺えるなw

『レイシア、はじめてのおでかけ。』
書き下ろし。タイトル通り、レイシアメインのエピソード。エロスは抑え目で、LOVE寄せ大増量だから困る。
レイシア可愛いよレイシア。

『まさぐれ・恐怖のベッドルーム・ラリー!』
ドラマガ掲載二発目……だった筈。「だが、用事があるのはメルルちゃんのぱんつの方だ!」は名言過ぎるw

ユフィナは押しに弱過ぎると思います。

『二人が、夢に近づくように。』
書き下ろし。エリスメイン。何というかもう恭太郎がカッコメン過ぎて困る。

そして最後はまたカルタギアの幼女帝が何かを企んでいるシーンで終了。別にわざわざ次巻へ引っ張らなくて良くね?うぉぉおおおお、これから一体どうなるんだ!?続きが早く読みてー!って作品じゃないと思うけどなぁ。

つーわけで短編集でした。抜きゲーだと思ってプレイしたら泣きゲーでした。そんな感じ。
ドラマガ掲載分を全て収録したわけではないので、いずれまた短編集が出る筈。

燃:C 萌:A 笑:B 総:A-