【映画】魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO【感想/ネタバレ】
「ひらめキ━━━━ング!!」
概要
2020/02/08公開。『スーパー戦隊MOVIEパーティー』と称して『騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー』と併映。
2020年3月より放送開始となるシリーズ第44作が一足早く劇場でお披露目。これは壮大なプロモーションの一環であると共に、テレビシリーズが始まって本格的な稼働が始まる前にメインキャスト達を慣れさせようという狙いもあるのかもしれない。
監督はテレビシリーズのパイロット監督も務める山口さん。脚本はメインライターの荒川さんに加え、最近はサブライターとしてちょいちょい名前を見る下亜友美さん。荒川さんは『キラメイジャー』序盤の脚本で多忙ということかしら。
尺は30分くらいだったかな。
クリスタリア
美しい宝石の国……だったが、王弟ガルザの裏切りによりヨドンヘイムのヨドン軍の侵攻を許してしまう。
オラディン王はマブシーナ姫と5つの秘宝キラメイストーンを地球へと送り出し、単身ヨドン軍に立ち向かう。予算の都合でしかないと思うけど、他にクリスタリアの住人は登場せず。
パンフではオラディン王は犠牲となったと書かれているが、本当に死んじゃったのかな。キャストはナレーションやアイテム音声も担当する杉田さんだし、十分再登場の可能性はあると思うが。
マブシーナ姫のキャストを務めるのは水瀬いのりさんということで、声はめっちゃ可愛いのだが、いかんせんデザインが怖いぞ。夜中に急に目の前に現れたら悲鳴を上げる自信がある。
ヨドン軍の幹部クランチュラは口元はそのままスーツアクターさんの顔を出しているデザインが面白い。今までこんな感じの幹部っていたことあるのかしら……。
ガルザは鎧をまとっているようで、普段の姿は兜を被ったもので別に素顔の設定もあるのか。彼がクリスタリアを裏切った理由は語られるんだろうか。
ガルザのキャストは中村悠一さん。スタッグバスターやんけ。あっ、そうか、戦隊はちょいちょいレジェンドが怪人のキャストをやってたりするし、別におかしくはないのか。
クリスタリアは異世界かと思っていたが、どうやら別の惑星のようである。マブシーナが地球を目指して宇宙を旅しているカットがあったし。
CARAT
オラディン王の友人である地球人、博多南無鈴(はかたみなみ・むりょう)がヨドン軍の侵攻に備えて設立した組織。
秘密組織なのかと思っていたが、拠点は街中にあるようだし、割とその辺はオープンなのかな。
マブシーナを保護し、同時にキラメイストーンの力を使えるようになるキラメイチェンジャーの開発も。
ふざけた態度のおっさんだけど、物凄いスペックの持ち主っぽいな。
キラメンタルを求めて
マブシーナはキラメイストーンと共にキラメイジャーになるに相応しいキラメンタルの持ち主を探すことに。
見付かったのは、
・速見瀬奈(はやみ・せな)/キラメイグリーン
・射水為朝(いみず・ためとも)/キラメイイエロー
・押切時雨(おしきり・しぐる)/キラメイブルー
・大治小夜(おおはる・さよ)/キラメイピンク
の4人。
瀬奈は陸上のユニフォームが露出過多で心配になる。そんなユニフォームにはスポーツメーカー、スクラッチのロゴが。プロデューサー繋がりってことなのか。
4人共お芝居経験者なんだっけ?そこまで不安になる感じではなかったかなぁ。
博多南さんがセッティングしたシミュレーションで模擬戦闘。キラメイチェンジャーは可動部分や連動アイテムもなく、随分と簡素な作り。
変身時に変身アイテムを可動させないのって『ゲキレン』くらいまで遡るのでは……?
共通武装はキラメイソードとキラメイショット。初見では露骨に玩具っぽいデザインだと感じたが、劇中で見ると意外とそうでもなかった。
戦闘中はキラメイジャー4人にこれでもかというほどにキラキラのエフェクトが掛けられていたが、これは予算の都合で度合いがコロコロ変わりそうですねw
主題歌が流れるかと思ったが、インストだけか。
熱田充瑠(あつた・じゅうる)
テレビシリーズ1話で覚醒する展開のため、今回は彼の日常シーンが描かれる。おいおい、何クラスの女王的存在とちょっと良い雰囲気になっとんねん。まぁ、バッキバキにフラグをへし折っていたが……。
謎の魔進
キラメイストーンが変形する魔進。今回は未登場だったが、既に発表済。ところがイメージ映像に登場したのは発表に含まれない赤いスポーツカータイプの魔進。これはどうもキラメイグリーンの相棒である魔進マッハのリカラーのようなんだが、これが果たして劇中でどう活躍するのか。
キラメイジンと換装合体するのかしらん。
なお、この謎の魔進はプレバンで受付中のキラメイジン先行販売の特典にもなっている。『仮面ライダーゼロワン』放送前にはゼロワンドライバーの先行販売があったが、今後恒例になっていくのかね。
しかし変身アイテムじゃなくてロボにスポットを当てるのね。バンダイさんとしてはロボがメイン商材という考えなのかな。
こちらはEDがインストのみの簡素なものに。
コラボ
一番最後にプリキュアとのコラボが。キラメイレッドが先輩ヒーローを呼んだという体で、『スター☆トゥインクルプリキュア』よりキュアスターが登場。せいぜい着ぐるみが来るくらいでしょと思っていたら、気合の入ったCGでのお出ましである。
ヒロインではなくヒーローと呼んでいるのもポイントかな。
凄ぇ、次元の壁を突破してきやがった……歴史的瞬間である。『スーパーヒーロー大戦』が公開された頃からプリキュアも混ぜてくれんかなと思っていたが、まさか実現してしまうとは……。
じゃあ、みんなで一緒にケボーンダンスですね……と思いきや、『スタプリ』後期ED『教えて…!トゥインクル』が流れ始めて白目。
テレビで流れていた映像の要所要所がキラメイジャーに差し替えられているんだけれども、クソコラ感が凄いwwwwwwwww
ようつべやニコニコに「スター☆トゥインクルプリキュアと魔進戦隊キラメイジャーを勝手にコラボさせてみたwwwww」とかいうタイトルでアップされてそう感が半端無い。歌詞テロップがあったのは初見さんへの配慮かな。
その後はリュウソウレッドも呼んで、今度こそケボーンダンス。今度は4大戦隊が集合し、プリキュア側は『スタプリ』を中心に『HUGっと!プリキュア』よりキュアエール、『ヒーリングっど❤プリキュア』よりキュアグレースが登場。
『スタプリ』をメインに据えているのは『ヒーリングっど❤プリキュア』がまだ1話しか放送されておらず、制作スケジュール的にあれこれが間に合わないからだと思われ。
いやしかし、すっかりお馴染みとなった両腕を左右に振った後にジャンプして手拍子のケボーンダンスの動きをプリキュアがやっているのは違和感がえげつないわ、ほんと。僕達は何を見せられてるんですか……?ってなる。
戦隊側は変身後のみの登場。そうか、よく考えたらプリキュア側も変身してる姿だからバランスはとれてるのか。
台詞があったのはスターのみ。
パンフレットにもきっちり紹介ページがあるw
今回のコラボは男女の垣根の無い多様性の尊重の一環というのが肝なんだろうけども、単純に少子化で減ったパイを広い範囲で共有しようという狙いもあるのだろうか。
まとめ
1ヶ月後に迫った本編の予習という意味では、ほぼほぼ完璧な仕上がりといって良いのではないでしょうか。不安要素が全然見当たらない。
個人的には導入編と1話を切り離してくれたお陰で、1記事毎の文章量が減って感想が書き易くなるんだよなぁ。
ただ、毎年使える手法でもないと思うので、その辺が今度どういう風になっていくのか注目したい。
上映終了後の告知は何故か『プリキュア』の春映画のみ。何でだよw
まぁ、普通に夏映画やろなぁ。
なお、2/29より東映特撮ファンクラブでは本作がTTFC最速バージョンとして公開されるとのこと。色々端折ったバージョンとかなのかな。
燃:A+ 萌:A+ 笑:A+ 総:S-
同時上映リンク
・騎士竜戦隊リュウソウジャーVSルパンレンジャーVSパトレンジャー(2020/02)
TV放送リンク
・魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO(テレビ放送版)
本編リンク
・魔進戦隊キラメイジャー エピソード1「魔進誕生!」
映画リンク
・魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム(2021/02)
・機界戦隊ゼンカイジャー THE MOVIE 赤い戦い!オール戦隊大集会!!(2021/02)
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