脱衣伝
エロスと絆と魂(ふんどし)で━━━━勝利を掴む!
今度こそ!
「脱がして魅せるっ!」
ガガガ文庫2013年2月の新刊。約5ヶ月の積み。単発作品『罪都B×B』からは1年7ヶ月振りの復活となる。
何で買ったかっていうと、多分タイトルに釣られたんだと思う。迷うくらいなら買っとけってノリだったかと。
イラストの笹森さんは電撃文庫『アンチリテラルの数秘術師』『彼女はワロスの盟主さま』、ファミ通文庫『修羅場な俺と乙女禁猟区』辺りの挿絵を描いてる人だな。
さて、むっつりスケベな主人公、古織木綿は神秘の儀式〈脱衣(だつえ)の儀〉に脱衣士として参加することに。
〈脱衣の儀〉、それは国の命運を担い、お互いの衣服を脱がす戦いで……というお話。
まぁ、要するにお馬鹿小説なわけですが。どうにもスポコンに寄ってしまって、今一つハジケきれてない感じ。
もっと突き抜けた馬鹿っぷりに期待したんだけど……。
同レーベル『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』を読んだときも似たようなことを思った気がする。
スポコン側に突き抜けるなら、それはそれでアリなんだけど、そういうわけでもない。
こういうのは別に、そんなお行儀よく世界観が整ってる必要とか無いと思うんだよなぁ。
後はイラストが、もっと可愛ければな……。
次は2013年8月に2巻だけど、もう買いません。
燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A-
イラストリンク
・アンチリテラルの数秘術師(電撃文庫、2011/02)
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