彼女はつっこまれるのが好き!
著:サイトー マサト イラスト:魚
「うんうん、やっぱりそうよね。こんなに気持ちいいの、初めてだわ。やっぱりツッコんでもらわないとね」
約3ヶ月の積み。電撃文庫。タイトルの「彼女」は「アイドル」と読みます。
どう見ても釣りタイトルです。本当に有り難う御座居ました。勿論、漫才とかで言うところの「ツッコミ」のことですよ。
普通のオタク高校生、常村良人(つねむら・りょうと)はひょんなことから、人気アイドル声優、音無まどかとコンビを組んでネットラジオのパーソナリティをすることに。まどかは自分のボケに的確にツッコんでくれる人を探していて……というお話。
イラストはHJ文庫『たま◇なま』『おれと天使の世界創生』、スーパーダッシュ文庫『ぱんつぁ・のーと』、MF文庫J『荒瀬はるか容赦なし!』なんかでお馴染みの魚さん。
タイトルありきのお話とも見れるが、どうなんだろうな。
で、最初からヒロインがわんさか出て来ると萎えちゃうわけで。まぁ、出て来てるだけで、今回は良人とまどかにスポットが当たってるシーンが殆どなんだけども。
ボケとツッコミに焦点を当てている割には、肝心の会話の応酬が今一つなんだよなぁ。テンポの良い会話劇を楽しみたいなら、同レーベルの『さくら荘のペットな彼女』何かの方が圧倒的に上だと思う。
また、声優ってやっちゃうと、これもやはり同レーベルの『スイート☆ライン』に見劣りしちゃうんだよな。別に、声優に拘る必要無い気がするんだけど……。
ラジオのパーソナリティをやるってネタ自体は面白いと思う。HJ文庫の『ぼいレコ!』とかが系統としては近いかな。
どうも不思議設定があるようだが、その辺が解説されないまま終了。その所為で終わり方が凄いふわっとしてるw
ギリで2巻には手を出すけど……ってレベルだなぁ。まぁ、2011年5月までは強制入手ですがw
次は2010年11月。
燃:C 萌:B+ 笑:B 総:B
シリーズリンク
・彼女はつっこまれるのが好き! <2>(2010/11)
イラストリンク
・ぱんつぁのーと(スーパーダッシュ文庫、2009/04)
・荒瀬はるか、容赦なし!(MF文庫J、2009/07)
第16回電撃小説大賞リンク
・ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります(銀賞、2010/02)
・[映]アムリタ(メディアワークス文庫賞、メディアワークス文庫、2009/12)
・月光(最終選考、2010/09)
・マリシャスクレーム -MALICIOUS CLAIM-(4次選考、メディアワークス文庫、2010/06)
・ミネルヴァと智慧の樹 始原(4次選考、2010/07)
・理想の彼女のつくりかた 第一稿 のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!(4次選考、2010/08)
・官能小説を書く女の子はキライですか?(4次選考、2010/08)
・ハロー、ジーニアス(4次選考、2010/10)
・平安鬼姫草子 ~神ながら神さびせすと~(4次選考、2010/10)
・恋する鬼門のプロトコル(3次選考、2010/06)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません