【ボーダー】彩雲国物語 二、黄金の約束【2巻/感想/ネタバレ】
著:雪乃 紗衣
夢との境目がひどく近くて。憧れていた場所に、自分にも手が届くような気がして。
2011年11月の新刊。約8年5ヶ月3週間半の積み。連続刊行。あまりにも積み過ぎて積んでいる間に新しいカバーのバージョンが出てしまったという……。おのれディケイド!
さて、彩雲国を襲う猛暑。官吏達が次々と倒れていく中、秀麗に政務の助っ人依頼が飛び込んでくる。
一方、茶州から賊が流れ込んできているらしく……。
頼れる年上の男、浪燕青登場である。めっちゃ強いし気配りは出来るしワイルドな格好良さも持ち合わせているし欲しい言葉を投げてくれるしで、この男、カッコメン過ぎでは……?
彼の前では青蘭も素を出しちゃうというのが、なおポイント高い。
劉輝は秀麗が恋しいあまり様々な贈り物を用意。が、当の秀麗さんは恋文を子供達の書き取り練習用の裏紙にするパワープレイである。鬱陶しいのは理解るが、流石に非道いでしょw
異彩を放つ変人キャラ、黄奇人。部下への仕事の振り方が鬼のようでいて、ギリギリこなせる量を見極めているという。
こんな上司、ウチの会社にもいたらな~。いや、やっぱり余裕でこなせる量の仕事しか落としてこない上司の方がええわ。
秀麗さん、ほんとみんなに愛されてるよな~。彼女の人柄があればこそだけども。人を惹きつける魅力がな~。そりゃみんな手を差し伸べたくもなろう。
女人禁制の国試への道を踏み出した秀麗さん。最初から相当険しい道だと言われていて、読んでるだけでお腹痛くなってくるんだが、この先マジでもっとお腹痛くなるからな……。
2巻の時点で大分先々への布石が打たれていることが判る。もしかしたら角川文庫化にあたっての加筆部分かもしれんけど、今回のエピソードで重要キャラが大分揃ってきてますね。
次は2011年12月に3巻、2016年2月に『彩雲国秘抄』上下巻、2018年6月に4巻、7月に5巻、2019年1月に6巻、4月に7巻、7月に8巻、2020年1月に9巻、5月に10巻。
燃:A 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・彩雲国物語 一、はじまりの風は紅く(2011/10)
・彩雲国物語 三、花は紫宮に咲く(2011/12)
スポンサーリンク
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません