【コミカライズ】仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 5巻【最終巻/感想/ネタバレ】
原作:石ノ森 章太郎 漫画:真じろう 監修:小林 靖子
「生きろ。生きるために戦うんだ」
2020年6月の新刊。
意識を失っている間に仲間を喰らってしまい、絶望していく昇。それぞれの理由で彼を死なせたくない者達の思惑が交錯して……。
最早、隠そうともしない紬さんの闇っぷりよ。これもひとつの愛の形なのかなぁ。
千尋が4Cに保護された経緯や溶原性細胞をばら撒く原因となったアマゾンの腕の出所もハッキリしましたね。
千切れた腕が溶けずに残っていたことも変異した細胞の特性と一応説明されている。
バッキバキに千翼が原因でめっちゃ悲しい気持ちになりもうした……(´;ω;`)
全然言い訳きかないレベルやんけ……。
むしろ4Cが来なかったら、あのままお母さんを喰ってた流れですよ……。で、この後、アマゾンの生き残り組に助けられて七羽さんは生存するわけだけど、アマゾン化が進んだことで自我を失っていくのか……。救いが無ぇ……。
マモルに腕が渡ったのは櫛原さんの動きによるものだったのか。これで本編中の大方の謎は解決したんじゃねぇかな。そういう意味ではすんげースッキリしたわ。
櫛原さんはこれでアマゾン達も新たな仲間を増やせる、希望になると思って死んでいったけど、後にこれが誰にとっても不幸な悲劇へ繋がっていくって皮肉過ぎなんだよなぁ……。
生命を燃やし尽くして、最期に仲間達にメッセージを遺していった昇。こちらもやはり辿り着く先にあるのは悲劇……。うぅっ、辛い……。
巻末には千翼役の前嶋君と七羽さん役の泉さんの対談が。親子とはいえ、劇中で一緒のシーンって殆ど無かったんじゃないかな。そう思うと何か不思議な感じである。
総評
そんなわけで必死になって希望を掴み取るコミカライズ『仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火』全5巻でした。
もっと早く終わると思っていたのに5巻とは外伝にしては長く続いた印象。
『アマゾンズ』本編のダークな世界観をきっちり漫画でも再現してくれて有り難かったですね。
ただ生きたいと願うアマゾン達の物語でありながら、本編で語られなかった謎を綺麗に繋いでいってくれたのも嬉しいポイント。これは本編撮影時点から設定されていながら語り切れなかった部分を入れ込んだんだろうか。
これで『アマゾンズ』というコンテンツは完全終了かしら。終わりなら終わりで、そろそろまたネット配信の大人向けライダーをやっても良いんじゃないかと思いますが……?
燃:A+ 萌:B+ 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・仮面ライダーアマゾンズ外伝 蛍火 4巻(2019/11)
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