【ラノベ】ようこそ実力至上主義の教室へ 11巻【感想/ネタバレ】

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著:衣笠 彰梧 イラスト:トモセ シュンサク

「あいつを変えてみようと思う。今までのように何となくではなく、本気で」

平田マン……!

2019年5月刊行物。約2ヶ月3週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は高円寺とみーちゃん。

どんな組み合わせだよって思ったが、ちゃんと意味のある組み合わせで驚いたわ。今思えば表紙の人選、男女1人ずつ縛りで貫けば良かったのにな。2巻と3巻だけが女の子2人なの勿体無いな……。
まぁ初期の頃は表紙に女の子を出して華やかさをアピールしていかないといけないか……。

さて、今度こそ1年生最後の試験。今回の試験は各クラスが自由に定めた試験内容でぶつかり合う総力戦。勿論、真正面からぶつかり合うだけの試験ではなくて……。
傷心の平田マンは登校はしてくるものの、周りからの干渉を完全に拒んでいて。そうか、平田マン、中学時代はいじめを阻止するために暴力での支配を選択していたのか。だから事件沙汰になったわけね。

櫛田さんの挿絵、怖過ぎでしょ。しかもニコニコ笑顔の挿絵の直後に、えげつないキレ顔をぶち込んでくるもんだから余計に怖い。衣笠さんと編集さんは櫛田さんをどういう方向へ持っていきたいんだろうかw

平田マン不在の中、クラスの中心に立ち、めきめきと成長していく堀北さん。そんな堀北さんだけど、須藤には相変わらずそっけない態度。須藤の気持ちを知った上でスルーしてるのかマジで理解していないのかよく理解らんな……w

相変わらずマイペースな高円寺だが、今回は突然格好良い姿を見せる。今までそういう場面が巡ってこなかっただけで、女性が傷つくことに対しては素早く行動するんだな。くそっ、動物に優しい不良理論で好きになっちゃう……(´;ω;`)

綾小路の働きかけによって遂に復活を遂げた平田マン。良かったねぇ良かったねぇ。平田マンが心のしこりを吐き出すシーン、アツかったよなぁ。
平田マンの復活ほど心強いものはないっしょ。これでもう平田マンに関して恐れるものは何も無いな。

試験の中ではすっかり影が薄くなっている博士の活躍場面も。一瞬で過ぎ去っちゃったけど……。
坂柳さんに一矢報いようとしていた葛城だったが、あっさりとその裏を潜られる形に。彼に逆転のチャンスはあるんだろうか。

遂に実現する綾小路と坂柳さんの直接対決。しかしそれは月城理事代行の介入によって踏み躙られた。えぇ、こんなん運営がシステムに割り込んできたら生徒にはどうしようもなくない……?それこそ教師陣を抱き込むくらいしか……。
月城さん、もっとイケオジみたいなビジュアルを想像していたが、見た目は割と普通のおじさんなのね。

しかし今回のことで坂柳さんは一定の満足は得た様子。おいおい、急激にヒロインムーブかましてくるじゃん……。距離の詰め方がえぐい……。綾小路と2人で仲良く下校する挿絵の正妻感よなぁ……。

一方、Cクラスでは龍園が再び前線に。カラオケボックスで彼を待ち続ける石崎、伊吹さん、椎名さんの組み合わせおもろいな。なんだかんだで10曲くらい歌っちゃう伊吹さんw
そんな龍園パワーでBクラスはボコボコにされて、クラスの順位は初期状態に戻ってしまった模様。あちゃ~。

なお、次年度は今まで無かった外部の人を招く文化祭も開催予定とのこと。この学校で文化祭やったら一見華やか、裏ではギスギスみたいな感じになりそうだが……?
今度こそ1年生編本編は完結、次は春休み編ね。

燃:A+ 萌:A 笑:C+ 総:A+

シリーズリンク
ようこそ実力至上主義の教室へ 10巻(2019/01)
ようこそ実力至上主義の教室へ 11.5巻(2019/09)

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ようこそ実力至上主義の教室へ11 (MF文庫J)

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Posted by お亀納豆