著：三雲 岳斗　イラスト：深遊

「わたしが知らないところで、勝手に推し変させられてたってこと……!?」

推し変言うなｗ
2024年２月の新刊。約５日の積み。８ヶ月振りの新刊。『ソード・オブ・スタリオン』２巻からは４ヶ月振り。

また最終巻みたいな構図の表紙だなｗ
いやまぁ、みたいじゃなくてホントに最終巻なんだけども。

さて、ヤヒロと彩葉が皆の前から姿を消して３年。彼等は絶海の孤島でスローライフを送っていた。しかしある日、謎の襲撃者が現れて……。
ヤヒロと彩葉のいちゃいちゃっぷりも良かったが、ゼンと澄華が結婚して澄華が懐妊してたのが更に良かった。こう、希望の象徴というかさ。
何より拙者、堅物男子とギャルのカップル大好き侍故……。

外界からの天使達の襲来に立ち向かうヤヒロ達。実は事態の裏には最初から天使の存在があったそうで、何か仮面ライダーのテレビシリーズ完結後のＶシネみたいな話しとるな……。

三雲さんは彩葉に水着を着せたいから舞台を山と海で迷って海にしたと言っていたが、何で水着姿の挿絵無いんだよｗ
その代わり、最後にはコスプレとはいえウェディングドレス姿の挿絵が。これは紛うことなきハッピーエンドですわ。

巻末には彩葉と絢穂にスポットを当てた前日譚も。これはどこかに掲載されたものなのかしら。冒頭に収録しといた方が据わりが良かったようにも思うが。

総評

そんなわけで龍と巫女が紡ぐ新たな世界の物語、電撃文庫『虚ろなるレガリア』全６巻、これにて閉幕。足掛け２年８ヶ月。一区切りとは言っているが、まぁ終わりでしょう。

龍と巫女の設定自体はオイシかったし、もっとバチバチにぶつかり合う異能バトルみたいな展開になれば俺好みになったかなぁという気持ち。
あとは不死者と巫女のいちゃいちゃがもっとあっても良かった。ゼンと澄華の短編とか読みたかった。

深遊さんのキャラデザはやっぱり格好良さと可愛さが両立していて大変良かったですね。
後書きによると、予定より長く続いたそうだけど、マジで!?打ち切り完結なんじゃないの!?

燃：Ａ　萌：Ａ　笑：Ａ　総：Ａ

シリーズリンク
・虚ろなるレガリア05 天が破れ落ちゆくとき（2023/06）

著者リンク
・ソード・オブ・スタリオン２ 種馬と呼ばれた最強騎士、隣国の王女を寝取れと命じられる（2023/10）

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虚ろなるレガリア6 楽園の果て (電撃文庫)