【漫画】バクマン。9 才能とプライド 【9巻/感想/ネタバレ】

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原作:大場 つぐみ 漫画:小畑 健

「やめるのは作品としてやるべき事をまっとうした時、あるいはもがき苦しみボロボロになり打ち切りとなった時。それがプロだ」

熱量。

2010年8月刊行物。

ようやく決まった亜城木夢叶2回目の連載。しかし同時に岩瀬さんとエイジがタッグを組んだ大型新連載も決まって。
うーん、シュージンと見吉さんの結婚も決まったというのに、これは素直に喜べない……。

エイジが作画を担当する以上、「+NATURAL」がコケる筈もなく、あっという間に大人気タイトルに。
シュージンに勝利した岩瀬さんは今度は服部さんを意識し始めて。あれ~~~そうなっちゃうの~~~~~?
キャラとして可愛さは出て来たが、自爆して作品がコケそうな未来が見えてきてないか……?腑抜けたことをするとエイジに切られそうだけど……?

深夜アニメのオファーを蹴って、夕方の時間帯でのアニメ化を狙うって作戦もあるのか。確かに一度深夜アニメでやってしまうと、なかなか夕方では放送しづらくなるもんな……。

エグい作風が持ち味の新人、静河流(しずか・りゅう)。引きこもりのまま漫画を描いて賞を受賞してしまった彼の緩やかな成長も気になってきた。
彼を担当する山久さん、蒼樹さんの担当をやっていた時はちょっと嫌な雰囲気も出ていたけど、静河に対しては真摯に向き合っていてめっちゃ良いじゃーん!くそっ、出て来るキャラ、全部好きになっちまう……!

タントの連載が始まったものの大人気と言えるレベルではなく、打ち切りにはならない堅実なラインを低空飛行。
早くもギャグの引き出しがネタ切れを起こし、苦しむシュージン。サイコーや周囲の人達も亜城木夢叶はギャグでいくべきではないと考えていて。

未だに亜城木夢叶をライバルと断言するエイジや服部さんの言動で、遂にふたりはタントをやめる決意を。タントやめたいのシーン、当時本誌連載で見た憶えがあるね。
編集長に訴えるシーン、緊張感がヤバかったよな……。殺されるんじゃないかと。編集長、素の顔がこえーんだよなw

半年以内に亜城木夢叶の本領発揮と言える作品を仕上げる、それが出来なければジャンプを去るという背水の陣。
この事態にこれまで頑なにギャグを推していた港浦さんも亜城木夢叶のためになりふり構わないと動いてくれて。

うーん、あっちもこっちもアッツいの何の……。熱量がビンビンに伝わってくるじゃないの……。
かといって、次の新作でいきなりエイジとバチバチにやり合えるとも思えんよな。まずは亜城木夢叶らしい作風で連載を取るというのが目標かしらね……。

燃:A+ 萌:A 笑:A 総:S-

シリーズリンク
バクマン。8 パンチラと救世主(2010/05)
バクマン。10 表現力と想像力(2010/10)

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バクマン。 9 (ジャンプコミックス)

漫画

Posted by お亀納豆