生徒会の金蘭 碧陽学園生徒会黙示録6

生徒会の金蘭 碧陽学園生徒会黙示録6 (富士見ファンタジア文庫)
著:葵 せきな イラスト:狗神 煌

「まあ……オレ基本、深夏のやりたいことは、やらしてやりてぇからよ……」

「なに急に『おぎ〇はぎ』的な優しさ出してきてるんですか!?」

2011年10月の新刊。約1ヶ月半週間の積み。4ヶ月振りの新刊。『黙示録』3連発ということで、表紙はセーラー服姿の中目黒。何でやねんw
いや、中目黒が表紙に出るのが相応しい内容なんだけど、女装は予想外だったわ。

口絵では真冬がペラペーラハダカワイシャーツ!だったけど、あんまりテンション上がりませんでした。何でだろう。

『反抗する生徒会』『逆生徒会の一存』『大生徒会の一存』『偽生徒会の一存』

ドラマガ連載分。いつもの生徒会だったり、変化球だったりで。
巡姐さぁああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああん!!って感じで。

『2年B組の進級 ~決意の章~』

宇宙姉弟散華。

と思ったら、撃沈したの守だけだったでござる。守ぅううううううううううわぁああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああん!!

2年B組編に遂に決着が。葵さん張り切り過ぎで、書き下ろし200ページくらいあります。前巻の分と合わせて、文庫1冊分くらいあるぜ……。

生徒会シリーズが迎える初の最終回ということで気合入ってる。
愛と哀しみのエスパーマン』とか懐かし過ぎて吹いた。あれ、ベテラン作家の黒歴史じゃないのか……。

これだけシリアスに振っても、最後にきっちり爽やかに終われる構成は流石というか何というか。
ただ、真面目な話になると感想書き辛いんだぜ(ぉ

中目黒が戻った海陰高校の教師の描写が妙に細かかった気がするのだが、気にし過ぎか……?
結構、さらーっと伏線張るからなぁ。

まとめ

ってなわけで、『黙示録』も残すところ後1冊となった『生徒会の金蘭』でした。
バランスを考えると、連載分は別に回して、2年B組決着編だけで文庫1冊構成した方が良かった気もする。
今更それで売上落ちんと思うのだが。

次はいよいよ本編最終巻『生徒会の十代』が2012年1月に。どうも狗神さんのツイート等から推測される表紙は会長のようだが……。いや、流石に本編ラストに杉崎表紙は無理って理解ってるけどさ……。

そもそも、ここまで本編完結を遅らせたのって、あれだろ?先に本編が完結しちゃうと、あー何かもういいやーと思った一部の読者が『黙示録』買わなくなるからだろ?
『黙示録』を1冊残してるのは書き下ろしで本編後日談を収録するんだろーなーと思ってたら、後書きで現状そのつもりと明言されてるし。
でも、表紙は誰になるんだろうか。

更に、「真の意味では完結までもうちょっとある」という意味深発言。
そりゃアニメ2期が最速でも2012年4月からだから、アニメ放映中に新刊出ないのはマズいよなぁってことで、何かしら出るんだろ。

燃:B+ 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
生徒会の木陰 碧陽学園生徒会黙示録5(2011/06)
生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録10(2012/01)
生徒会の土産 碧陽学園生徒会黙示録7(2012/07)