【ラノベ】EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の惑星クラフト 〈上〉【感想】
著:川上 稔 イラスト:さとやす(TENKY)
人生において、隣室に美人の巨乳がいるのと、いないのとでは、もはや徳の階位に五段くらいの差がつくだろう。
電撃の新文芸2019年8月の新刊。約3週間の積み。カクヨムで連載していたシリーズが電撃の新文芸から登場。何で文庫で出さなかったんだろう。キャラアイコンを掲載する都合上、版の大きいフォーマットの方が適していたってことかな。
帯が巻いてある本だけの特典なのかQRコードを読み込むと表紙イラストが飛び出すというAR仕掛けが。こういうのって、どれくらいのコストで出来るものなんだろう。売上に繋がりそうなものはでなさそうだが。
さて、『境界線上のホライゾン』最終巻が刊行されるやいなや、カクヨムで連載が始まっていた本作は今まで描かれていなかったEDGE世界。
これで川上ワールドで設定されている全ての世界で最低1作は本が出たことになる。世界観広げる前に川上さん死んじゃうのでは……。
舞台は1990年代の立川……と見せかけて、実は宇宙進出の時代。コールドスリープ中の人々に代わって、神様達が移住先の惑星をテラフォーミングである。
台詞には誰が発言しているか判るようにアイコンが添えられており、これは電撃文庫MAGAZINEで連載されていた『ホライゾン』の番外編のような雰囲気ですね。そういやあれは本にまとまらないのかしら。
惑星クラフトのシーンはまるで理科の授業を受けているような雰囲気。更にそこに神話の蘊蓄も絡んでくるので、『ホライゾン』から御高説の下りを抜き出したような形に。
流体だの概念だの、まさにAHEADとGENESISを繋ぐ時代の話なんだと実感させられる。
川上さんのゲーム好きも反映されているよう。ソシャゲとかにしやすそうな設定ですねー。
ダレないようにという処置なのか、主人公の住良木・出見(すめらぎ・いずみ)がとにかくハイテンション。こんな奴、真面目な話をしてる時にいたらマッハでキレる自信があるわ……。
奇乳と下品な紐水着は健在。ヒロイン達が高身長なのは何なのか……。
制服はAHEADとGENESISの合いの子のようなデザインで、これくらいが丁度良い塩梅だと思うの。肩出しのデザインがえっちでグッド。
先輩、めっちゃタレ目で可愛いな……。
これから戦闘というところで下巻へ続いており、上巻としての盛り上がりは一体どこだと受け止めれば良いのだろうか。
勿論、今回もカバー裏にショートショートが。どんだけ書くねんw
次は2019年9月に下巻。
燃:A- 萌:A 笑:A 総:A
シリーズリンク
・EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の惑星クラフト 〈下〉(2019/09)
世界観リンク
・GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンⅩⅠ〈下〉(2018/12)
・ファン学!! 東京大空洞スクールライフRTA 01巻(2024/10)
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