【ラノベ】BabelⅢ 鳥籠より出ずる妖姫【3巻/感想/ネタバレ】
著:古宮 九時 イラスト:森沢 晴行
今は足を止めない。次の一歩のために進んでいく。
そうすることこそが自分の望む姿だと、とうに気づいてしまっているのだから。
2020年12月刊行物。約1週間の積み。3ヶ月振りの新刊。
さて、言語習得のプロセスが元いた世界と今いる世界で大きく異なることを知った雫。エリクと共に帰還の手掛かりを求めて次の行動へと移ろうとしたところに現れたのはきな臭い大国キスクからの使者で……。
頼りになるエリクと離れ離れになった雫が出会ったのは冷酷残忍な姫オルティア。一歩間違えば容赦無く生命を奪われる状況下でふんばる雫のガッツが尋常じゃない。こんなの絶対に胃に穴が空くじゃん……。
逃げずに姫と向き合い続けたことで変わっていく2人の関係性。しかし次々と雫には困難が襲い掛かってくる。
明言はされてなかったと思うけど、掛けられた口封じの魔法って、あれ、余計な事を言おうとすると子宮に激痛が走るってことだよね……。
痛み止めの魔法薬で誤魔化したら誤魔化したで、痛みに鈍感になって暗殺者にぶっ刺されても気付かないという……。
何やこの仕打ち……ふえぇ、やめたげてよぉ……!ってなる。
オルティアに入れ込んでいくあまり、雫の中にはこの世界に骨を埋めるという選択肢も出て来た様子。
全然帰るための手掛かり探さへんやん……と思ったら、そういう気持ちも生まれてきたのね。それが雫にとって幸せなことなのかどうかだけど……。
エリクとの感動の再会シーンで滑り込み土下座キメる雫ほんとすき。もっと甘い感じになれよw
一方、不倶戴天の敵同士みたいな関係だったニケには別れ際に唇を奪われるという。ンモ~~~~~~~~~~~~、そういう少女漫画メソッド~~~~~~~~~(机バンバン
結局、世界にまつわる謎は何も解明が進んでいない気がするんだが、後1冊で収拾つくんだろうか……。
次は2021年4月に『UnnamedMemory』6巻、7月にこちらの4巻。
燃:A- 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・BabelⅡ 魔法大国からの断罪(2020/09)
・BabelⅣ 言葉を乱せし旅の終わり(2021/07)
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