【ラノベ】虚ろなるレガリア01 Corpse Reviver【1巻/感想/ネタバレ】

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著:三雲 岳斗 イラスト:深遊

そして日本人は死に絶えた。

電撃文庫2021年6月の新刊。約1日の積み。『ストライク・ザ・ブラッド』の完結から10ヶ月、三雲さんが新シリーズを引っ提げて帰還。

『ストブラ』が最後の方、イマイチノリ切れなかったから新作に手を出すべきかどうか……と思っていたんだけど、深遊さんがイラストとあればスルー出来んわ。
アニメ化作家とアニメ化絵師のつよつよコンビやぞ。どちらも2回以上アニメに絡んでる筈。

日本人が死に絶えたという世界観、いわゆるディストピアなんだけど、えげつない目に遭わされたのが日本人だけで、日本以外は現代からの地続きなので妙にリアルさを感じてしまうというか。

主人公の鳴沢八尋は龍の血を浴びたことで不死者となっている。前作から引き続き、主人公が不死者なんだけどわざとなのかな。妹が重要なキーマンになっているのも同じ。

4年間、不死の身体を駆使して日々を生きる糧を得ながら、妹に繋がる情報を集め続けていた八尋。基本的には擦れているが、動画配信者にお便りを読んでもらって喜ぶ姿が可愛い。

世界を作り出せるほどの力を持った龍を巡る戦い。ドラゴンはもう鉄板も鉄板のモチーフなんだけど、個人的には固有名詞にもっと厨二臭さが欲しいんだよなぁ。『アスラクライン』の頃からシリーズを重ねる度に厨二臭さが薄れていってるような……。
今作は面白いルビの振り方が無かったよな……。

逃げられてしまったとはいえ、1巻でいきなりお目当ての妹と再会するとは思わなんだ。その辺のスピード感は近年のシリーズならではかなぁ。
ヤンデレオーラが凄いけど、最後まで敵対するのかはたまた中盤くらいで仲間になるのか。
8体の龍の内、既に6体は目覚めているそうなので、すぐに出て来るかな。

巻末には設定解説やマニャ子さんによるコラボイラストも。気合い入ってんなぁ。
既に2巻の執筆に入っているらしく、秋頃刊行だとか。流石にこれだけ力を入れている以上、何冊かは刊行を保証してもらえてるんだろうか。
ひとまず様子見様子見……。

燃:A 萌:A 笑:A- 総:A

シリーズリンク
虚ろなるレガリア02 龍と蒼く深い海の間で(2021/12)

著者リンク
アスラクライン(新装カバー)(2009/10)
ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕(2011/05)
ストライク・ザ・ブラッド22 暁の凱旋(2020/08)
ソード・オブ・スタリオン 種馬と呼ばれた最強騎士、隣国の王女を寝取れと命じられる(2023/06)

イラストリンク
俺の召喚獣、死んでる(ファンタジア文庫、2022/02)

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虚ろなるレガリア Corpse Reviver (電撃文庫)

電撃文庫

Posted by お亀納豆