【ラノベ】ソード・オブ・スタリオン 種馬と呼ばれた最強騎士、隣国の王女を寝取れと命じられる【1巻/感想/ネタバレ】
著:三雲 岳斗 イラスト:マニャ子
「やつは剣の間合いに入っただけで女を妊娠させると聞いたぞ!?」
電撃文庫2023年6月の新刊。約4日の積み。『虚ろなるレガリア』5巻と同時発売。『ストライク・ザ・ブラッド』を大ヒットさせたコンビが再タッグを組んで登場。三雲さん作品と言えば『アスラクライン』がめっちゃ面白かった記憶が未だにあるので取り敢えずチェックしないわけにはいかぬ。
ただ、遂に三雲さんの作品もタイトルが魔改造されてしまった感があってちょっとショックだ……。
婚約者を亡くしてからというもの娼館に入り浸り、種馬という渾名で蔑まれる日々を送る青年ラス・ターリオン。
そんな彼の前に現れたのは死んだ筈の婚約者フィアールカであった。フィアールカはラスに隣国の王女を寝取れと命じてくるが、その裏には国家存亡の危機が潜んでいて……。
ふ~ん、昨今流行りのファンタジー世界か~と思っていたら、狩竜機(シャスール)と呼ばれる人型巨大兵器が登場。
主人公機のヴィルドジャルタは漆黒の機体。凄く……厨二です……『アスラクライン』の時から何も成長していないw
えっ、マニャ子さん、メカなんて描けるの?って心配していたら案の定、一切イラストには登場しなかったよ!やったー!何故マニャ子さんを起用したのか……。
ロボットはフックにならないから前面に出さないという判断なのかと思ったが、粗筋の初っ端に「鋼鉄の巨人」って書いてあるしなぁ。
『ストブラ』コンビの新作で、このちょっとえっちなハーレムもの感の漂うサブタイ、さぞSUKEBEな展開があるんでしょうなぁ?(ニチャアと思わせておいて、かなりの硬派である。何でやねんw
え、どう売り出していきたいの……?
後書きによると、元々趣味で書いていたものをカクヨムの電撃文庫ページに掲載→文庫化という流れだそうで。だから文庫の最後にクライマックスっぽい展開が無いのか……。
いや、最初は商業作品にするつもりが無かったとはいえ、このどう売り出したいのか理解らん内容は問題では……。
ラストではティシナ王女が未来視の術なんて無い筈の世界で、いかにもループ経験者みたいな発言をしているが果たして……。
『アスラクライン』もそんな感じの話だったし、『レガリア』もループではないけど世界がいくつも創られているとか、そういう類の話だったから、本作までそういう方向性だと流石にクドいか……様式美かもしれんけど。
そうそう、カナレイカという名前が綺麗な響きで素敵でしたね。
そんなわけで新作でした。うーん、これは売れるのか……?三雲さんの本じゃなかったらここで切ってるな……。うむむ……。
燃:A- 萌:A- 笑:B 総:A
シリーズリンク
・ソード・オブ・スタリオン2 種馬と呼ばれた最強騎士、隣国の王女を寝取れと命じられる(2023/10)
著者リンク
・アスラクライン(新装カバー)(2009/10)
・ストライク・ザ・ブラッド1 聖者の右腕(2011/05)
・虚ろなるレガリア01 Corpse Reviver(2021/06)
・虚ろなるレガリア05 天が破れ落ちゆくとき(2023/06)
・ストライク・ザ・ブラッドAPPEND 4巻(2023/10)
イラストリンク
・ヒマワリ:unUtopial World 1巻(スニーカー文庫、2016/02)
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