【ラノベ】虚ろなるレガリア02 龍と蒼く深い海の間で【2巻/感想/ネタバレ】
著:三雲 岳斗 イラスト:深遊
「き、企業案件!来たーっ!」
2021年12月の新刊。約1日の積み。半年振りの新刊。
表紙は山の龍ヴァナグロリアの巫女の三崎知流花(ちるか)とその不死者である神喜多天羽(かみきた・あまは)。
前作『ストライク・ザ・ブラッド』は頑なにメインヒロイン以外を表紙に出そうとしなかったが、今作はローテーション制なのかな。
これなら毎巻、龍の巫女と不死者をセットで出していくと美しくなると思うので期待したい。
サブタイは別に英語縛りじゃないのかw
さて、ギャルリー・ベリトと龍を殺す契約を結んだヤヒロが訪れたのは横浜要塞。そこで彼等が出会ったのは沼の龍ルクスリアの巫女、姫川丹奈(にな)とその不死者、湊久樹だった。
時を同じくして、わおんの元には待望の企業案件が舞い込んできて……。
1巻はヤヒロと彩葉、それに珠依(スイ)の関係性に焦点を当てていたので、他の龍の関係者が出て来る余地は無かったようだけど、2巻に入って一気に来ましたね。
龍は八卦が割り当てられているのね。五行ならちょくちょく見掛けるけど、八卦って珍しくない?『冥王計画ゼオライマー』しか思い浮かばん。
ヤヒロは彩葉と珠依の2人から力を供給されているという特殊な状況らしい。今は火の神蝕能(レガリア)しか使えないが、いずれ地の方も使えるようになるんだろうか。
今回スポットが当たるのは表紙からも判る通り、山の龍コンビ。日本独立評議会のトップとして、日本再興のために尽力するが、その手段は褒められたものではなくて。
いくら日本を復活させたとしたって、国民が守りたいと思える国でなければ意味が無い。これは厳しい話だよな。器が先か、中身が先か。
顕現した龍との戦いはスケール感がはちゃめちゃ。『ストブラ』の時は眷獣があったから敵がデカくてもこちらもサイズ感をある程度合わせられたけど、今回はそういうのが無いからこちらは基本人間サイズから変わらんのだよな。
最愛の天羽を喪って暴走する知流花。徹底的な悪人というわけでもないし、そのどうしようもない結末がつれぇわ。
また天羽のクローンと抱き合って最期を迎える挿絵が悲壮感を掻き立てるんだよな……。
わおんと知流花の2人のコラボ配信見たかったですねぇ。
2巻にして早速地の龍が退場してしまった。全ての龍を殺すとは言っていたが、こんなに早く8体の内の1体が消えてしまうとは。
まぁ、最終盤に倒した龍達が復活するボスラッシュ的展開があるかもしれんけど。
燃:A 萌:A 笑:A- 総:A
シリーズリンク
・虚ろなるレガリア01 Corpse Reviver(2021/06)
・虚ろなるレガリア03 All Hell Breaks Loose(2022/06)
著者リンク
・ストライク・ザ・ブラッドAPPEND3(2022/06)
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