【ラノベ】BabelⅡ 魔法大国からの断罪【2巻/感想/ネタバレ】
著:古宮 九時 イラスト:森沢 晴行
対等に、言葉を交わす。対話をする。それを以て己を証明する。
この世界で雫に与えられたものは、最初からそれだけだった。だから、言葉を使う。
2020年9月刊行物。約2日の積み。3ヶ月振りの新刊。『UnnamedMemory』5巻からは3ヶ月振り。
おっ、表紙にエリクも出て来たか。
総扉はとある事情で花嫁姿になった雫。これは完全にヒロインですわ。のっぴきならない状況でなければ眼福眼福と言っていられたのだが……。
さて、開幕早々出会った黒髪の美少女リースヒェン。少しの交流だけですぐにお別れとなったが、彼女は『UnnamedMemory』の方の主要キャラなのかしら。
ラオブの街では不在の花嫁の代役を務めることになる雫。彼女の異世界から来たというバックボーンは全く関係無く、たまたま本物の花嫁とちょっと似ていたからという理由だけでトラブルに巻き込まれちゃうの運悪過ぎでは……。しかも割と酷い仕打ちを受けているような。
思っていたよりも早くファルサスに到着。到着自体は割とすんなり行ったということは逆にその後の展開に引っ掛かるポイントがあるということで。
やたらめったら塩対応のラルス王に困惑する雫。
だからといって身の潔白を証明するために5階くらいの高さからダイブするのは思い切りが良過ぎるでしょ。
すぐに治療してもらったとはいえ、内臓破裂の上、骨折した骨があちこちから飛び出すって笑えないんですが……。
この世界に干渉し、観賞する外部者と呼ばれる存在。えっ、雫が元いた世界以外にも別世界が存在するの?これは一体どういう展開なんだ……?外部者が雫の転移にも関係しているってことなんかなぁ。
更に今いる世界では、人は生まれながらにして誰から教わるでもなしに言語を習得するのが当たり前という事実が判明。おーっとこれはこれは……?
ちょっと今後の期待を込めてランク上げときます?
次は2020年12月に3巻、2021年4月に『UnnamedMemory』6巻、7月にこちらの4巻。
燃:A 萌:A 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・BabelⅠ 少女は言葉の旅に出る(2020/06)
・BabelⅢ 鳥籠より出ずる妖姫(2020/12)
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