【ラノベ】サキュバスとニート ~やらないふたり~【感想/ネタバレ】
著:有象 利路 イラスト:猫屋敷 ぷしお
「な……んでッ!街の中にオティンティンがあるんじゃあああーッ!!」
電撃文庫2021年11月の新刊。約1日の積み。『君が、仲間を殺した数』2巻から7ヶ月振り、有象さんが新シリーズをスタート。
『君が~』は明らかにシリアスな内容っぽいからスルーしていたが、このタイトルなら『シコルスキ』の系譜だと思うじゃん?
ニートの青年、和友はある日サキュバスを召喚する。エロいことをしてもらう筈のサキュバスはしかし、ワガママジャージ娘。イン子と命名された彼女との騒がしい日常が始まった……。
うっひょー!有象さんの新作ギャグラノベ!これはバイブスブチ上がりまくりんぐじゃい!
流石に『シコルスキ』をそのまま続けるのは辛いから、新作として仕切り直して、またやりたい放題のギャグを見せてくれるのか……!とめちゃくちゃ期待していたのだが……。
あれ、いまひとつギャグがハジケ切ってないな……?というところから始まり、中盤になってくるとこしょこしょシリアス要素が顔を覗かせてくる。『シコルスキ』の系譜と見せかけて、意外と真面目……だぞ……???
うーん、このパッケージングで真面目になっちゃうのかよ……。親子のハートフルな物語としてはきっちり面白くはあるのだが、俺が求めていたのはキチガイ染みたギャグなんだよなぁ。エリート兵的な言い方をするならギャグへの踏み込みが足りんというか。
「薬物ってる」と書いて「はいってる」と読むのは好き。それとライトノベルにあるまじきヒロインの柄の悪さは見ものである。
続刊は売上次第ということだけど、これはどうなんだろう……。2巻が出るなら買おうとは思うが、もっとギャグに特化してほしいね……。折角ポテンシャルはあるんだから……。
アウトローなババアをもっと暴れさせてほしいw
燃:C 萌:A- 笑:A 総:A
シリーズリンク
・サキュバスとニート② ~くえないふたり~(2022/05)
著者リンク
・賢勇者シコルスキ・ジーライフの大いなる探求 ~愛弟子サヨナのわくわく冒険ランド~(電撃文庫、2019/06)
・童貞勇者は仲良くシたい 1巻(漫画、2024/05)
スポンサーリンク
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません