【ラノベ】ぼくたちのリメイク10 エンドロール【10巻/感想/ネタバレ】
著:木緒 なち イラスト:えれっと
「もっとも大切なものを決めるんだ、橋場」
「自分を作り上げてくれたのは何なのか、ここまで連れてきてくれたのは何なのか、根幹にあるものを見定めて、それを最重要のことと位置づけろ。そうすれば、今後何かを決める際にも迷いにくくなるはずだ」
2022年2月の新刊。約1日の積み。7ヶ月振りの新刊。
表紙はタケナカちゃんと河瀬川さんか。タケナカちゃんだよね……?
サブタイに粗筋、そして帯の文言とどっからどう見ても最終巻なんだけど、そうじゃないんだなぁ。どうせなら表紙の構図も完結巻っぽくして詐欺れば良かったのに。
さて、気付けば恭也達は4年生。卒業制作の時期である。それぞれが進路に向き合う中で、恭也のバイト先のサクシードソフトでは茉平さんが失踪するというトラブルが勃発して……。
茉平さんの退職により閑職に追いやられそうになっているスタッフを救うため、企画を立ち上げることなる恭也。遂にプラチナ世代の仲間達と共に制作するチャンス……かと思いきや、そうは問屋が卸さないようで。
それぞれ自分の足で歩み始めたシノアキ達の姿に、恭也は現実を突き付けられて。フォローしていたシノアキ達がいなくなった時、恭也の手の中に残っていたものは……という話で、これ大丈夫なの?ちゃんと落しどころが見付かるんかいな。茉平さんを助けるとか言ってる場合じゃないぞ……。
新たな座組には九路田の姿も。とんがりまくっている彼を御し切れるのかと不安だったが、そんな九路田に逆に助けられることに。こいつ、めちゃくちゃ仕事出来る奴やんけ……知ってたけど。みんなの前で言うべきことをズバッと言えるの格好良い。
自分自身の持つ強みとは何なのかと悩む恭也と共感する河瀬川さん。おっと、ここにきてヒロインレースで一歩リードですかぁ?よく恭也とサシ飲みしてるようだし、これは本編でも大勝利しちゃうのか?おそとはしってきていい?
そして訪れたのは、また新たな道筋を辿った未来。その時間での恭也はベンチャー企業の社長のようだが……?
シリアスっぷりから次で完結なんじゃないかと思いながら読み進めていたが、次から最終章という扱いになるとのこと。3冊くらいで幕引きだろうか。
燃:A 萌:A 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・ぼくたちのリメイク9 怪物のはじまり(2021/07)
・ぼくたちのリメイク11 無駄なことなんかひとつだって(2022/09)
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