【ラノベ】アクセル・ワールド26 －裂天の征服者－【26巻／感想／ネタバレ】

著：川原礫　イラスト：HIMA

「私は必ず、お前と加速研究会をこの世界から消し去る。たとえその結果、《過剰な融和》とやらが原因でブレイン・バーストが崩壊しようともだ」

2022年３月の新刊。約１日の積み。１年半振りの新刊。『SAO』26巻からは５ヶ月振り。

川原さんの体調不良が無かったらもう少し早く刊行されていたそうだけど、それでも１年以上は間が空いていたんだろうな。『SAO』の刊行を優先しなければならないのは重々承知してはいるが……。

さて、仲間達を守るため白のレギオンの軍門に下ったハルユキ。しかしリアルの人間関係が急激に変わるわけもなく。かつての仲間達とどんな顔をして接すればいいのかと思い悩む時間もないままにオシラトリ・ユニヴァースの本拠地へと赴くことに……。

ブレイン・バースト内では白所属でもリアルの生活が変わるわけじゃないから、周辺にいるのはこれまで仲間だった人達なんだよな。この板挟み生活は辛いぞ……。よく胃が捩じ切れないよな……。ハルユキ、何だかんだ言いながらメンタル強いじゃん。自罰的な対戦も繰り返してるし。

オシラトリの面々のリアルが次々と登場。男性のデュエルアバターはそれなりの数が登場しているけど、リアルで男性キャラが出て来るのってかなり珍しいんではないか？
圧迫面接みたいなことをされるのかと思いきや、意外とまともにコミュニケーションが成立するじゃない……。
この感じだとぶっ倒して終わりという感じでもなさそうね。プラチナム・キャバリアーとだけは相容れないかもしれんけど。

遂に想いを通わせるハルユキと黒雪姫先輩。黒羽早雪（くろば・さゆき）って名前だったのね。綺麗な字面……。いやぁ、ここにくるまで長かったねぇ（しみじみ）
先輩を選んだということは、つまり他の女の子達から向けられている気持ちにけじめをつけねばならないということでもある。イラスト付きでハルユキに向いている矢印が解説されてるの笑うわｗ
下手したらキリトより多いのでは……？

テスカトリポカの大暴れに蹂躙されるしかないバーストリンカー達。これだけでもどえらい脅威なのにテスカトリポカの中にあったポータルから現れたのは侵略者。《ドレッド・ドライブ2047》来たる。
ハルユキが観測した４つ目の世界って、これのことか～～～～～！だから風呂敷畳む気無いだろｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
バーストリンカー達の力を結集して迎え撃つことになるのかな……。いやしかし超展開っぽいケはあるもののものっそい盛り上がってきたじゃない。

後書き曰くOVAで描かれた未来図と時系列がズレてしまってきているとか。その一方で、時系列以外の内容はちゃんと合流する想定をしているそうで。果たして何年後になるのか……ｗ

燃：A+　萌：Ａ　笑：Ａ　総：A+

シリーズリンク
・アクセル・ワールド25 －終焉の巨神－（2020/09）
・アクセル・ワールド27 －第四の加速－（2024/03）

著者リンク
・ソードアート・オンライン026 ユナイタル・リングⅤ（2021/10）
・ソードアート・オンライン027 ユナイタル・リングⅥ（2022/10）