「一か八かの勝負だ。俺は俺らしく生きる。俺の意思を捻じ曲げようとするものを突き抜けて進む…!」
概要
2部作の後編として発売された本作。『破界篇』からは、およそ1年後の発売ということで、普段のスパンが3年くらいであることを考えると、かなり早いリリースなんだな。
まぁ、あんな不完全燃焼な終わり方で3年も待たされたら、リアルタイムでプレイしていた人は堪ったもんではないだろうが。
世界観
インペリウムのやんちゃを受けて、地球連邦が誕生した世界。だが、それは新たな支配体制の確立でしかなかった。 様々な思惑を持って内外から連邦に絡む大物達に加えて、実は完全には滅んでいなかった聖インサラウム王国の侵略開始で、破界事変から僅か1年で世界は再び大きな戦火に包まれるのであった。
シナリオ
『破界篇』という下敷きがあった上で、更に上乗せのストーリー展開なので、非常にボリュームがある。 取り敢えず1周目は『ガンダムOO』ルートで。
ZEUTHの面々は空気化と思いきや、割とがっつり絡んでくるので嬉しい。中盤で次々と解禁される最強武器のときに見せ場がある機体が多いのも素敵。
システム
基本的には『破界篇』と共通のインターフェースだけど、随所に改良が加えられている。
スキルスロットの数及びスキルの種類が増えたのが有り難い。
また、SRポイント獲得時に資金10000が貰えたり、最終勝利条件が明示されたりと、こうなったら良いのにってところに手が入っている印象。 原作再現終了組でも、一部には新規顔グラが用意されていて地味に嬉しい。
実績に応じて強化パーツが貰えるエンブレムシステムが楽しいけど、もっと色んな実績に対応して貰えても良かったよな。確か全部で5種類くらいしかなかったんじゃないか。
『破界篇』からの引き継ぎで資金やPPがウマーなことに。そのお陰で、育成や改造が随分とスムーズになった。
連続行動のスキルが便利過ぎてなぁ。
『破界篇』のときから、そうだったけど、戦闘BGMを強制変更してくる敵、多過ぎじゃね?
次元獣ごときにBGMを変えられたくないんだけど……。ノリノリで主題歌歌ってたら邪魔されるしなぁ。
スケールのデカさをアピールするために出撃枠を大幅に増加させたのかもしれんけど、それでも足りねぇw
参戦作品
『無敵ロボ トライダーG7』
全然触れられていなかっただけで、原作終了後参戦だったそうで。存在感は非常に薄いが、ユニットの性能的にトライダーだけでなく、シャトルにもお世話になりました。
『太陽の使者 鉄人28号 』
数少ない『再世篇』からの参戦の上、初の『鉄人』シリーズの参戦ということで、大活躍するかと思いきや、かなりの空気だった件。
ルート分岐してる間に話終わってたしな……。
ただ、原作再現を残しているらしいので、続編で活躍ワンチャンあるのかもしれない。
『六神合体ゴッドマーズ』
終盤資金が余ったので、ちょっとだけ使用。どうにも性能が微妙な気がするな。移動力が低い上に、武器の射程も大したことないし……。
繰り返すが、『愛の金字塔』は好きです。
『装甲騎兵ボトムズ』シリーズ
むせる。最終的にワイズマンとかいう、よく理解らん存在が出て来てキョトンとしたのって俺だけ?
今まで『ボトムズ』というアニメに抱いていたイメージと大分違ったんだが……。
『新機動戦記ガンダムW』
満を持して原作再現開始。モビルドールうぜぇぇええええええええええ!!凄い勢いで攻撃を当ててくる。
しかも台詞は無いので、戦闘アニメを見る旨みがあまり無いという嫌らしさ。
シナリオ面では『ガンダムOO』と物凄い綺麗に絡んでる。イオリアの計画段階から絡んでるとはな……。
また、ゼロ繋がりで『コードギアス』との絡みも。
『機動戦士ガンダムOO 2nd season』
リボンスがアムロを軟禁しているとか、真面目なシーンの筈なのに笑ってしまうw
ブレイクピラーのときに、ターンエーが月光蝶を発動させる展開は上手いと思う。
フラグを立てれば、アニューを救うことが可能。これは素直に嬉しい。ライルも超喜んでたしな。
最終決戦のエクシアR2VSOガンダムはカットだったけど、これは次回作回しってわけじゃないよなぁ。
だから何でアンドレイの「乙女だ」はボイス有なんだよw
『超獣機神ダンクーガ』
ムゲ・ゾルバドスが乱入してくる上に、ダンクーガノヴァとの合体攻撃もあるので、存在感はボチボチ。しかし、やはり参戦は遅めなんだな。
『獣装機攻ダンクーガノヴァ』
原作が終わっている筈なのに、なかなか存在感がある。葵、くらら、エイーダには可愛い新規顔グラがあるので有り難い。
いや、男性陣にもあるけど。
ドラゴンズハイヴが戦艦として登場。『L』でのアブソリュートノヴァビーストが格好良過ぎたから期待していたのに、いざ戦闘アニメを見たら、ガッカリだったという。
『真ゲッターロボ~世界最後の日』
実は『破界篇』は、ほぼオリジナル展開だった様子。本格始動は今回からか。
それにつけてもインベーダーの気持ち悪さよ。
『真マジンガー 衝撃!Z編』
原作ラストまで行ってそうで、一部お残しがあるらしい。後期主題歌がアツいから使いたい気持ちはあるんだけど、いかんせんルート分岐の所為で空気に。
『地球防衛企業ダイ・ガード』
ルート分岐の関係で見てないけど、多少イベントがある様子。
それは良いんだけど、新たに追加された技ダイ・ガード最大出力の燃費の悪さが半端無い。何あれ、フラクタル兵器の弾が尽きたときの非常手段なの?
前線で戦える補給ユニット!みたいなこと言われてるけど、ダイ・ガードで補給したことあったかな……?
『コードギアス 反逆のルルーシュR2』
ようやく主題歌BGMが味方側の曲に。
やっぱり原作再現シナリオは盛り上がる。中華連邦編では、ごひが結婚エピソードで凄く綺麗に絡んできて驚いた。
にしても紅蓮のイカレた強さは『破界篇』よりも更に酷いことになっとる。デフォルトで空を飛べるようになったことで、より凶悪に。
特に聖天八極式になってからがえげつない。下手な主役機よりも強いぞw
原作同様、世界中の悪意を一手に引き受けて討たれたルルーシュ。しんみりと終わるかと思いきや、生きてんのかよwwwwww
スザクも含めてZEXISに復帰。ルルーシュとして死んだ彼はゼロとして正義をなしていくことに。最後に『COLORS』を流して、何だか綺麗に終わってるw
『第1次』の『ガンダムSEED DESTINY』と同様、終盤のifシナリオがあるので、そちらにも期待。
まさかのバニーカレン再現はけしからんな。もっとやりたまえ。
『天元突破グレンラガン』『劇場版 天元突破グレンラガン 螺巌篇』
参戦が序盤終了間際、アンチスパイラルの侵攻が終盤手前ということで、『破界篇』に比べて、存在感が薄め。加えて、アンチスパイラルとの戦いが途中で終了してしまうため、不完全燃焼感も。
アークグレンラガンもグレンラガンの最強武器使用時に登場するという微妙な扱いに。まぁ、サイズとかの問題なのかもしれんが。
アンチ・グレンラガンって何か見憶え無いなーと思っていたら、原作者からアイデア貰ったオリジナル機体なのか。
『マクロス7』『マクロスダイナマイト7』
専用システム歌は使い方を憶えれば、かなり便利。ただ、やれる事が多くて、何をやらせようか迷うっちゃー迷う。
『マクロスF』『劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~』
あれ、ミシェル生存フラグが無いなーと思っていたら、問答無用で生存だったでござる。
『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』
ユニット的には、『破界篇』と何ら変わることなく、やっぱり2軍扱いに。いや、改造したら強そうだとは思うんだけど、いかんせん武装の少なさが……。
ZEUTH
前回から居るメンバーに加えて、参戦する人達も。今後、2つの多元世界は制限があるものの、ある程度の行き来が可能になったっぽいし、まだまだ登場の余地はありそう。
何がビックリするって、グラヴィオンの超重炎皇斬のとどめ演出がパワーアップしていて吹いた。
メイドさん大集合とか感動するわ。
オリジナル
クロウが大好きなキャラになってしまった。借金が一時的に無くなったドヤ顔しまくりなところとか、超ウザ可愛いw
ブラスタの後継機リ・ブラスタは接近戦タイプを選ぶと、いかついスーパー系っぽいデザインになって俺好みに。
CDSは吹かざるを得ない。
次元獣は、わさわざ出てくることを覚悟していたら、インサラウムがその技術を流用して、もっと質の悪いことになっていたよ!やったー!
いかれたファイアバグのトップ、マリリンが予想外に良いキャラにだった気がする。「あなたにお花のプレゼント。って言っても、葬花だけどね!」って台詞が好き。貧乳キャラだと思っていたら、とんだおっぱいキャラだったわ……。
まとめ
そんな具合でも盛り上がりに盛り上がった『第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇』でした。
よく、これだけ複数のシナリオを上手いことまとめられるな……。
あれ、『グラヴィオン』のレイヴンの正体って不明のままじゃね?ってか、そもそも今回出て来てなくね?
シナリオ的には続編がないと納得出来ない終わり方なので、期待したいところ。
『グレンラガン』の最終決戦、『ガンダムOO』劇場版、『ガンダムW』のOVA辺りは、ほぼ参戦確実か。
『OO』の映画は次回作で初参戦になると思ってたら、あっさり『UX』で出ちゃったな。
戦いは銀河規模に広がれば、『トップをねらえ!』『伝説巨人イデオン』もあり得るよなぁ。
『トップ』は『2』がまだ出たことないから、そういう意味でも出そうな気はする。 局所的に時間が大幅に進んでしまう多元世界の設定が使える内に『ガンダムAGE』は出しておいた方が良いと思うが、さて……?
燃:A+ 萌:A 笑:B+ 総:S
周回リンク
・2周目
シリーズリンク
・第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇(2011/04)