Style-F,ガガガ文庫,トクマノベルスEdge,一迅社文庫,雑記

今月は20日が日曜ということで、ファンタジアと一迅社文庫は19日の土曜発売となっていた。以前に一迅社文庫が土曜発売のときにフライングしていたので、もしかしたら今回もあるかもと思って、会社近くの書店に行ってみたが空振り。その期待が無けりゃ、電車1本逃してまで、会社近辺で買おうとは思わなかったので。何故か、ガガガは京都駅の三省堂にがっつりあるんだよなぁ。謎だ。
また、そこではすっかり忘れていた『聖戦のレギオス』が出ていたので購入。買っちゃった……。

あとは、京都駅の三省堂でトクマノベルスedgeをチェック。会社近くの書店は入荷していなかったみたいです。

つーわけで、ブツは、

・GJ部 <2>
・大正野球娘。 <4>
・聖戦のレギオスⅢ 終わりなき夜行群
GJ部(グッジョぶ)2 (ガガガ文庫)
大正野球娘。 4 (トクマ・ノベルズ Edge)聖戦のレギオスIII 終わりなき夜光群 (Style-F)

の計3冊。

『今日もオカリナを吹く予定はない』が3巻で完結だそうです。
今日もオカリナを吹く予定はない3 (ガガガ文庫)

来月の新刊で気になるのは新人賞の『ななかさんは現実』。最近流行りの2次元美少女が3次元へと侵略してくる話臭いな。

ところで、先月の新刊の『セク研!』がアホみたいに検索されてるんですが、何なの?みんな変態なの?
つーか検索したら、ウチのブログ、2、3番目にくるのなw

ガガガ文庫

ながれで侵攻!! 邪神大沼 3 (ガガガ文庫)

著:川岸 欧魚 イラスト:Ixy

「我が主はもしかして勉強があまりできないのですか?」
「まあ、担任の口からは言い難いのですが……クソみたいな成績ですね」
「そうですか。クソみたいな成績ですか」
「ええ、特に理系科目が驚くほどクソです。なんでこんな成績でのうのうと生きてられるのかびっくりしますね」

約3ヶ月3週間の積み。4ヶ月振りの新刊。ああ、減速してきたか……。
前から表紙は一応女の子成分が高めだったが、今回は口絵に何ちゃって水着ピンナップなんかを載せて、一見さんを釣ろうとしています。そんなシーン、本編中には微塵も無いけどな!

今回は連れ戻されたかえでを助けに行く話。明けの明星号のいななきなんかは面白いんだけど、全体的に失速してきたかなぁという印象なので、もう切りかな。

次は6月、つまり今月。何と大沼が女体化するようですw

燃:C 萌:B 笑:B 総:B

ガガガ文庫

羽月莉音の帝国 2 (ガガガ文庫)

著:至道 流星 イラスト:ニノ膳

「たしかに、あなた方は法に反することもしている。沙織をさらったことも許さない。やってることも、言ってることもメチャクチャだ。それでも、あなた方は間違っていない」「だからこそ、あなた方が俺に落とし前をつけるように、いずれ俺もあなた方に落とし前を要求する。覚悟をしておくことだ。俺の腕一本は高くつく」

約1ヶ月1週間の積み。隔月刊行。表紙は莉音に続き、沙織。何気にネコミミ装備ですよ。

さて、速水半導体工業を買収し、軌道に乗る革命部。どんどん動く金の桁が膨らみ、現実感が無くなっていくぜ……。
一見、読んでいて気持ちの良いサクセスストーリーなだけと見せかけて、ちょいちょい経済的な知識を蓄えられるようになっている心憎い構成も健在。

今回はやや中編連作集風味。中盤の沙織奪還の下りは燃えた。巳継もそうだけど、恒太格好良いよ恒太。
でも、これで巳継が沙織振ったら、えらいことになりそうだぜ……。その辺はなぁなぁで終わらすんだろうけどさ。

そしてヤクザ相手でも何とかなっちゃった革命部の前に大手衣料チェーン、アクアスが立ち塞がるのであった。圧倒的な経験の差を見せつけてくるアクアス社長、立花の前にハッタリだけで社長業をやってきた巳継に勝ち目はあるのか?というところで続く。おい、そこで続くのかよ!

どうせなら、今巻は中編連作集にしといて、3巻を丸々アクアス買収編にすれば良かったと思うの。

構成に多少の違和感は残るものの、ストーリーは純粋に楽しめる、良い作品だと思います。
次は7月。

燃:B+ 萌:A 笑:B 総:A+

ガガガ文庫

ラブコメ禁止ですの! (ガガガ文庫)

著:一柳 凪 イラスト:シロガネ ヒナ

「ラブコメの形は、ひとつではないんスね……」
「左様。人の心の数だけ存在するのです」

約4日の積み。ガガガ文庫。『リバース・ブラッド』を6巻で完結させた一柳さんが、今度はラブコメに挑戦。イラストはMF文庫J『鳳凰堂みりあは働かない!』でお馴染みのシロガネさん。

ラブコメ命の主人公、時雄が入学した芙蓉学園では何と生徒会長の権限で、あらゆるラブコメ行為が禁止されていた。そんな中、時雄は奇妙な恋愛実験に巻き込まれながらも、ラブコメのある日常を模索していく……という話。

恋愛が禁止されている学園と言えば、ファミ通文庫『恋愛極刑ハイスクール』を思い出すわけだが。

一柳さんのことだから、きっと斜め上な内容に違いないと思っていたんだが、全然そんなことなかった。
全体から漂う雰囲気はラブコメ大好きMF文庫のノリなんだが、頻繁に放り込まれるパロディネタが面白い。いちいちパロディの設定が細かいんだよな。

最後は早くもハーレム化の気配だが、果たしてメインヒロインは一体誰なのか。取り敢えずは様子見かなぁ。

燃:C 萌:B+ 笑:A- 総:B+

リバース・ブラッド 6 (ガガガ文庫)
リバース・ブラッド 6 (ガガガ文庫)

ガガガ文庫

セク研! (ガガガ文庫)

著:大泉 りか イラスト:相音 うしお

「だ、だめぇつ、触らないでっ。人の家のワンコに性的虐待はやめてくださいっ」

約2日の積み。ガガガ文庫に『サディスティック88』で登場した大泉りかさんの新シリーズ。この人のブログ見たんだけど、一体何が本業なのか判らねぇ……。そして、こんな人を連れてきたガガガ編集部が理解らねぇ……。
イラストはスーパーダッシュ文庫『がく×ぶる』やMF文庫J『ごくペン!』でお馴染みの相音さん。
表紙は帯を外すと、辛うじてぱんつが見えます。

ストーリーは平凡な少女ぽんがおせっくすの研究をする部活、セク研に入部してしまい、部員達に振り回される形で進んでいく。まぁ、おせっくすとか言っちゃってる時点で内容に察しはつくかと思うが、最近流行りのエロコメです。
ただ、ガガガには既に『武林クロスロード』という核兵器級の作品があるので、インパクトは無い。
エロ描写は官能小説を書いているだけあって、非常にそれっぽいです。

エロにしてもコメディ部分にしても、もっとやんちゃした方が面白くなると思うんだけどなあ。まぁ、1冊目から飛ばすのは難しいのかもしれんが。
取り敢えずは様子見かなぁ。

燃:C 萌:A 笑:B+ 総:B+

武林クロスロード (ガガガ文庫)
武林クロスロード (ガガガ文庫)

ガガガ文庫,雑記,電撃文庫

いつも通り、18日発売です。京都駅の三省堂は何故かガガガはがっつり入荷している不思議。どういうことなんだ……。
ブツは、

・RIGHT×LIGHT9 ~終わる宴と緑翼の宣告者~
・ラブコメ禁止ですの!
・セク研!
RIGHT×LIGHT9 (ガガガ文庫 つ 2-9)
ラブコメ禁止ですの! (ガガガ文庫 い 3-8)セク研! (ガガガ文庫 お 2-4)

と、ネットの評判を見て気になった、
七花、時跳び!―Time‐Travel at the After School (電撃文庫)

の計4冊を購入。

『RIGHT×LIGHT』は『少年陰陽師』に続いて、3冊積みになってしまったぜ……。

新人作品『黄昏世界の絶対逃走』はスルーしました。スルーしたというか忘れてたw
黄昏世界の絶対逃走 (ガガガ文庫 も 1-1)

『人類は衰退しました』は絵本化企画進行中だそうで。絵本化はラノベでは初か?

今月は応募券2枚でブックカバー全員プレゼント。これは大きく出たな。栞よりは遥に嬉しい。応募しとこう。


ノーパンクタイヤをノーパンと言うのは常識なんだろうか。
「あれ、ノーパンけ?」「いや、あれはノーパンちゃうやろ」みたいな会話を皆さん、なさってるんですが。


ガガガ文庫

サキちゃんと天然さん (ガガガ文庫)

著:陸 凡鳥(くが・ぼんちょう) イラスト:連

「大丈夫!まだ一巻だよ!一巻目からそんな強い敵、出るわけない!楽勝楽勝!」
「あかんて!これ書いてる奴、RPG○クールで、初っぱなから魔王百八人登場するゲーム作りよったアホやぞ!世界で二番目に強い敵とか、ばんばん出てくるって!」

約2ヶ月1週間半の積み。ガガガ文庫から『七歳美郁と虚構の王』でデビューした陸さんの3番目のシリーズ。
イラストは同レーベル『突撃彗少女マリア』やスニーカー文庫『ピーチガーデン』でお馴染みの連さん。
粗筋を読んだら、何だか気になったので購入しました。

出されたお題を元に小話をして、話芸の力を競うトークバトルコメディなんだが、素晴らしく面白くなかった。ギャグの8割9割がスベッてる。上述の台詞は数少ない面白かった部分です。

帯には「笑ったら負けかなと思ってる」と書かれているが、じゃあ殆ど笑わなかった俺は勝ち組ですね。
ツボな人はツボなのかなぁ、このギャグセンス。
電車の中で噴き出したらどうしよう、そう思っていた時期が俺にもありました。

面白くなさ過ぎてネタになる作品ってあるけど、これは素直に詰まらなかったなぁ。地雷認定。

燃:C 萌:B 笑:C+ 総:B-

七歳美郁と虚構の王 (ガガガ文庫)
七歳美郁と虚構の王 (ガガガ文庫)

ガガガ文庫

ラ・のべつまくなし2 (ガガガ文庫)

著:壱月 龍一 イラスト:裕龍 ながれ

「あの、西野さん」
「ん?」
「あいつ……すこしは見込みありそうですかね?」
「ま……まぶしいっ!」
「…………は?」
「な、なんなの、そのやさしい眼差し!ニオう!ありえない!」

約2ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。正直、1冊で終わっていてもおかしくなかったので、2巻が出て嬉しいです。

今回はブンガクの作品のイラストを担当している双子の高校生イラストレーター、海と陸が登場して、一騒動巻き起こる。

1巻に比べて、商業的な話は少なくなったが、その分、ブンガクと明日葉のイチャラブっぷりが半端無いことになっていました。読んでいて、度々ああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ!!ってなります。

これは実に良いラブコメ。でも、巻数重ねるのはシーキビっぽいなぁ。

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A

ガガガ文庫,一迅社文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記

今月は18日が日曜だったため、公式発売日が遅くなり、ガガガも20日発売。その他はいつも通りの発売です。ブツは、

・鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム
・H+P⑥ -ひめぱら-
・RPG W(・∀・)RLD5 -ろーぷれ・わーるど-
・羽月莉音の帝国 <2>
・ある秋の卒業式と、あるいは空を見上げるアネモイと。
鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム (富士見ファンタジア文庫)
H+P(6) ―ひめぱら― (富士見ファンタジア文庫 か 5-1-6)RPG W(・∀・)RLD5 ―ろーぷれ・わーるど― (富士見ファンタジア文庫 よ 1-1-5)羽月莉音の帝国 2 (ガガガ文庫)ある秋の卒業式と、あるいは空を見上げるアネモイと。 (一迅社文庫)

の計5冊。今週、購入冊数ヤバイことになりそうだぜ……。

ファンタジアでは『RPG W(・∀・)RLD』と『H+P』がコミカライズ決定。まぁ、順当かな。

ガガガで『ささみさん』はもうスルーしました。きっとハドむが買ってるさ。
『とある飛空士』の映画がアニメ映画と確定。セーフ……。
来月の新刊は先月も書いたが、『セク研!』と『ラブコメ禁止ですの!』が気になります。つーか多分買うわ。

一迅社では『アネモイ』が新作扱いな不思議。意図的なものなのか、それとも単なるミスなのか。
来月の新刊は気になるのがいっぱいだぜ。『土属性はダテじゃない!』が待望の続刊登場。
また、六塚さんとCH@Rさんの新作『スキュラ・ダークリー』はどう見ても『Re;0』の続編です。
新シリーズその1『革命のレオリア』はまた八重樫南さんか!!
新シリーズその2『桐野くんには彼女がいない?!』はラノベ研と言われたら買わざるを得ないわ。
もしかしたら全買いもあり得るかもしれん。


最近、通勤の電車の中でラノベ読んでんだけど、自宅で読むよりも効率良く読めてる気がする。まぁ、居眠りする危険性はほぼ無いし、脱線する要素も無いから集中出来るんだろうな。

ガガガ文庫

羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫)

著:至道 流星 イラスト:ニノ膳

「いいこと巳継。人間ってのは不思議な生き物なのよ。嘘は真実になるし、真実も嘘になる。社会を維持する最大の原動力は、いつだって幻想なんだから。それは善でも悪でもない。それを忘れず、私たちは私たちの心に忠実でありさえすればいいのよ」

約1ヶ月3週間の積み。ガガガ文庫。タイトルは「はづきりおん」と読みます。著者の至道さんは講談社BOXでデビューした人らしいです。
帯には電撃文庫『狼と香辛料』でお馴染みの支倉さんからの推薦文が。確かにライトノベルにビジネスを持ち込んだというところでは共通してるもんな。

というわけで、ビジネスです。パソコンに多少強い高校生、巳継は従姉妹の莉音の作った革命部に無理矢理所属させられ、最終目標である建国を目指して、東奔西走することになる、という話。

これは目新しさもさることながら、面白かった。
断り切れずに傲岸不遜な美少女に振り回される、いわゆる一つのハルヒパターンです。帯にも「宇宙人未来人超能力者ナシで420億円を稼ぎ出す!?」って書いてあるし。

ノリとしてはMF文庫J『かぐや魔王式!』に近いものがあるが、あちらの革命手法がトンデモハップンなのに対して、こちらはかなり現実的な手段を取っている。現実的というか法律の範囲内に収まっている。株式の話をしているラノベなんて、そうそうないと思うぞ。

拠点を整備するのに、借金300万円を背負うことになった革命部。典型的なパターンだと「借金返すぜ!」→「凄い一発逆転の策を思いついたぜ!」→「ぼろ儲け!」→「諸経費が嵩んで、結局儲けが全然残らなかったよ!」→「オワタ\(^o^)/」っていう流れになるところだが、この作品は早々と借金を返済してしまい、一気に金儲けに話がシフトする。

難しい話が多いが、噛み砕いて説明してくれているので無問題。また、ちゃんとラノベらしくラブコメも忘れない。
つーか、巳継の幼馴染み沙織が不憫過ぎて泣けてくる……。巳継、気付かなさ過ぎだろ……(´・ω・`)
でも莉音は莉音で可愛いんだよなぁ。

というわけで、『羽月莉音の帝国』でした。巻末には会社運営の流れを説明するミニコーナーが。
次は4月。

燃:C 萌:A+ 笑:C+ 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)