ガガガ文庫

ラ・のべつまくなし2 (ガガガ文庫)

著:壱月 龍一 イラスト:裕龍 ながれ

「あの、西野さん」
「ん?」
「あいつ……すこしは見込みありそうですかね?」
「ま……まぶしいっ!」
「…………は?」
「な、なんなの、そのやさしい眼差し!ニオう!ありえない!」

約2ヶ月1週間の積み。4ヶ月振りの新刊。正直、1冊で終わっていてもおかしくなかったので、2巻が出て嬉しいです。

今回はブンガクの作品のイラストを担当している双子の高校生イラストレーター、海と陸が登場して、一騒動巻き起こる。

1巻に比べて、商業的な話は少なくなったが、その分、ブンガクと明日葉のイチャラブっぷりが半端無いことになっていました。読んでいて、度々ああぁああぁあああぁあああぁぁあああああああああ!!ってなります。

これは実に良いラブコメ。でも、巻数重ねるのはシーキビっぽいなぁ。

燃:C 萌:A+ 笑:B 総:A

ガガガ文庫,一迅社文庫,富士見ファンタジア文庫,雑記

今月は18日が日曜だったため、公式発売日が遅くなり、ガガガも20日発売。その他はいつも通りの発売です。ブツは、

・鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム
・H+P⑥ -ひめぱら-
・RPG W(・∀・)RLD5 -ろーぷれ・わーるど-
・羽月莉音の帝国 <2>
・ある秋の卒業式と、あるいは空を見上げるアネモイと。
鋼殻のレギオス15 ネクスト・ブルーム (富士見ファンタジア文庫)
H+P(6) ―ひめぱら― (富士見ファンタジア文庫 か 5-1-6)RPG W(・∀・)RLD5 ―ろーぷれ・わーるど― (富士見ファンタジア文庫 よ 1-1-5)羽月莉音の帝国 2 (ガガガ文庫)ある秋の卒業式と、あるいは空を見上げるアネモイと。 (一迅社文庫)

の計5冊。今週、購入冊数ヤバイことになりそうだぜ……。

ファンタジアでは『RPG W(・∀・)RLD』と『H+P』がコミカライズ決定。まぁ、順当かな。

ガガガで『ささみさん』はもうスルーしました。きっとハドむが買ってるさ。
『とある飛空士』の映画がアニメ映画と確定。セーフ……。
来月の新刊は先月も書いたが、『セク研!』と『ラブコメ禁止ですの!』が気になります。つーか多分買うわ。

一迅社では『アネモイ』が新作扱いな不思議。意図的なものなのか、それとも単なるミスなのか。
来月の新刊は気になるのがいっぱいだぜ。『土属性はダテじゃない!』が待望の続刊登場。
また、六塚さんとCH@Rさんの新作『スキュラ・ダークリー』はどう見ても『Re;0』の続編です。
新シリーズその1『革命のレオリア』はまた八重樫南さんか!!
新シリーズその2『桐野くんには彼女がいない?!』はラノベ研と言われたら買わざるを得ないわ。
もしかしたら全買いもあり得るかもしれん。


最近、通勤の電車の中でラノベ読んでんだけど、自宅で読むよりも効率良く読めてる気がする。まぁ、居眠りする危険性はほぼ無いし、脱線する要素も無いから集中出来るんだろうな。

ガガガ文庫

羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫)

著:至道 流星 イラスト:ニノ膳

「いいこと巳継。人間ってのは不思議な生き物なのよ。嘘は真実になるし、真実も嘘になる。社会を維持する最大の原動力は、いつだって幻想なんだから。それは善でも悪でもない。それを忘れず、私たちは私たちの心に忠実でありさえすればいいのよ」

約1ヶ月3週間の積み。ガガガ文庫。タイトルは「はづきりおん」と読みます。著者の至道さんは講談社BOXでデビューした人らしいです。
帯には電撃文庫『狼と香辛料』でお馴染みの支倉さんからの推薦文が。確かにライトノベルにビジネスを持ち込んだというところでは共通してるもんな。

というわけで、ビジネスです。パソコンに多少強い高校生、巳継は従姉妹の莉音の作った革命部に無理矢理所属させられ、最終目標である建国を目指して、東奔西走することになる、という話。

これは目新しさもさることながら、面白かった。
断り切れずに傲岸不遜な美少女に振り回される、いわゆる一つのハルヒパターンです。帯にも「宇宙人未来人超能力者ナシで420億円を稼ぎ出す!?」って書いてあるし。

ノリとしてはMF文庫J『かぐや魔王式!』に近いものがあるが、あちらの革命手法がトンデモハップンなのに対して、こちらはかなり現実的な手段を取っている。現実的というか法律の範囲内に収まっている。株式の話をしているラノベなんて、そうそうないと思うぞ。

拠点を整備するのに、借金300万円を背負うことになった革命部。典型的なパターンだと「借金返すぜ!」→「凄い一発逆転の策を思いついたぜ!」→「ぼろ儲け!」→「諸経費が嵩んで、結局儲けが全然残らなかったよ!」→「オワタ\(^o^)/」っていう流れになるところだが、この作品は早々と借金を返済してしまい、一気に金儲けに話がシフトする。

難しい話が多いが、噛み砕いて説明してくれているので無問題。また、ちゃんとラノベらしくラブコメも忘れない。
つーか、巳継の幼馴染み沙織が不憫過ぎて泣けてくる……。巳継、気付かなさ過ぎだろ……(´・ω・`)
でも莉音は莉音で可愛いんだよなぁ。

というわけで、『羽月莉音の帝国』でした。巻末には会社運営の流れを説明するミニコーナーが。
次は4月。

燃:C 萌:A+ 笑:C+ 総:A

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

ガガガ文庫

GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)

著:新木 伸 イラスト:あるや

「コーヒー苦くてヤですよね。缶コーヒー甘くておいしいです」
「子供」
「部長に言われると、なぜかたいへん傷つきます」

約1日の積み。ガガガ文庫にファミ通文庫『明るい家族砲計画っ!』でお馴染みの新木さんが登場。
GJ部(グッジョブ)という謎の部活動に所属する5人の少年少女達のゆるふわな日常を描いたラノベ史上初の4コマ小説。
どういう具合に4コマかというと、ショートショートが阿呆みたいに収録されていて、その全てが4ページで終わります。最近、流行りのまんがタイム系の漫画みたいだな。

最初は特に買うつもり無かったんだけど、『家族砲』4巻で関係を匂わせるような記述があったため、気になってしまいました。
実際、同一世界のようで、主人公、京夜の読んでいるラノベの著者は『家族砲』に登場するお兄さんである。京夜のクラスメイトの横溝君というのも他のシリーズに登場しているそうで。

雰囲気としては、完全に『生徒会の一存』、MF文庫J『ラノベ部』です。あっちの方が断然面白いです。これは、ゆるふわし過ぎていて面白味が薄いというか。
各ショートショートの最後にイラストがあるのは面白いと思うけど。

男性向けライトノベルでは、ちゅーが稀という話は興味深い。確かに少ないな。基本的に、ちゅーしたら完結ってイメージがあるよな。

夏頃に2巻の発売予定があるそうで、まぁ、取り敢えずは様子見かなぁ。期待ageでランクは高めにしときます。
あ、紫音さん可愛いよ紫音さん。最近、俺年上スキーだな……。

燃:C 萌:B+ 笑:B- 総:B+

シリーズリンク
GJ部②(2010/06)

アニメリンク
GJ部 第1話「私がグッジョブだ!」

著者リンク
はなぢ店長じゃ、だめですか? <1>(ファミ通文庫、2012/02)

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ガガガはフライングは無いので、いつも通り。ブツは、

・GJ部
GJ部(グッジョぶ) (ガガガ文庫)
あと、GA文庫の

・這いよれ!ニャル子さん <4>
這いよれ!ニャル子さん 4 (GA文庫)
を購入して、計2冊。ハヤカワ文庫JAの『ザ・ジャグル』2巻も出てる筈なんだけど、見当たりませんでした。何でだ。
毎月後半はよく本屋に行くことになるから、それでも見付けられなかったらe-hon使おう。
ザ・ジャグル 2―汝と共に平和のあらんことを (ハヤカワ文庫 JA サ 9-2)

ガガガは来月の新刊は『ささみさん@がんばらない』2巻が出るんだけど、もういいかなぁ。
再来月は『セク研!』と『ラブコメ禁止ですの!!』がタイトルで気になる。でも、後者は著者が一柳さんなので、恐ろしく斜め上の内容である可能性があるなぁw


この間、教育テレビで放送されている『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』を偶然視たんだけど、キャラデザが萌えを意識し過ぎていて吹いた。まいん可愛いよまいん。


ガガガ文庫,雑記

いつも通り18日発売。ブツは、

・RIGHT×LIGHT8 ~散りゆく雪花と赤い月を仰ぐ夜鳥~
・ラ・のべつまくなし2 ブンガクくんと腐たご星
・ながれで侵攻!!邪神大沼3
・サキちゃんと天然さん
・羽月莉音の帝国

RIGHT×LIGHT8 (ガガガ文庫)ラ・のべつまくなし2 (ガガガ文庫)ながれで侵攻!! 邪神大沼 3 (ガガガ文庫)サキちゃんと天然さん (ガガガ文庫)羽月莉音の帝国 (ガガガ文庫)

の計5冊。まさかの全買いです。前回あんなこと書いたら、ご覧の有様だよ!

ガガガ文庫

今日もオカリナを吹く予定はない2 (ガガガ文庫)

著:原田 源五郎 イラスト:x6suke

例えばパンチラ千回とかロマンチック。
まあ常識的に考えて、ここは水色の縞パンを穿いてもらうしかないだろう。

約一週間半の積み。半年振りの新刊。そんなに間空いてたのか。
今回は一巻では全然説明のされなかった部分に言及するシーンが。って、そんなん、この作品に求めてねぇよ……(´・ω・`)

もっとしょうもないギャグとか下ネタとかだけやってれば良いのに。
と思いながら読んでたんだけど、最後の最後でまさかの次巻への引っ張り。うーん、別に気にならないなぁ。切りで。

燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:B

ガガガ文庫

ブック×マーク!3 (ガガガ文庫)
著:桧山 直樹 イラスト:さくや 朔日

「この本の作者は、よっぽど安易なヤツに違いない」

約一週間の積み。七ヶ月振りの新刊。三巻ということで、一回目の見極めポイントですが、打ち切り完結……だと……?

総扉は彩がペラペーラ、ハダカワイシャーツ!だったのでイラスト的には大分満足しました。と言うか、今巻は俺にとっては殆どイラスト本でした。
今回の異界本は『三国志演義』なんだが、別に三国志好きじゃないから、テンションの上がらないこと上がらないこと。
おまけに特定のヒロインにスポットを当てたいのか、各ヒロインを満遍なく目立たせたいのか、よく理解らない状態に。だからヒロイン多過ぎなんだってば。

最後にはこの世界自体が異界本の一つであることが判明する。おいおい、後で見返したら帯でネタバレしてんじゃん……(´・ω・`)
担当さん、頼みますよ……。

メタ展開は良いと思うけど、話の畳み方が雑過ぎるw
もう普通に四巻出そうな気配を漂わせたまま終わっちゃえば良かったんじゃと思ってしまった。

総評

そういうわけで、異界司書達の活躍を描く『ブック×マーク!』全三巻でした。シチュエーションは大好物だったんだけど、いかんせん女性比率が最初から高過ぎる。美少女ゲームなら、これで丁度良いんだろうけど、ラノベなんだから、もうちょっとバランスをですね……。ラブコメをメインでやるならともかく。

さくやさんのイラストも好きだっただけに勿体無い。

燃:C 萌:A- 笑:C 総:B

ガガガ文庫,雑記

ガガガは18日が月曜日だと何故か公式発売日を後ろへずらします。ブツは、

・ブック×マーク! <3>
・今日もオカリナを吹く予定はない <2>
ブック×マーク!3 (ガガガ文庫 ひ 2-3)今日もオカリナを吹く予定はない2 (ガガガ文庫 は 4-2)

の二冊。

『絶対女王にゃー様』二巻はスルーしました。
『僕がなめたいのは、君っ!』は五巻で完結だそうで。妥当な冊数なのかな。
絶対女王にゃー様2 (ガガガ文庫 し 1-5)僕がなめたいのは、君っ!5 (ガガガ文庫 さ 2-5)

来月の新刊は五冊。確定三冊で、残り二冊は新シリーズなので絶対買わないと断言出来るのが一冊も無いワナ。まぁ、ガガガだから全買いなんてことはないと思うけど。

三月には何と新木伸さんが登場。タイトルは『GJ部(グッジョぶ)』。しょうもねぇw

ガガガ文庫

ささみさん@がんばらない (ガガガ文庫)
著:日日日 イラスト:左

『特殊イベント/全・裸・集・会!恥辱の入学式』が発生しました。

約三週間の積み。遂にガガガ文庫にまで日日日さんが登場です。この人、後書きでよく気取ってるからあんまり好きじゃないんだけど、何故かぼちぼち作品読んでる不思議。それでも、今までは買ったことなかったんだけど、粗筋に釣られたクマー

取り敢えず口絵に電撃文庫MAGAZINEVol.7の表紙が出て来てビックリした。多分、左さんが絵を描くときに手近にあった見本誌でも参考にしたんだろうなぁ。タイトルは電撃の部分がGGGになっています。
まさか、こんなところで操緒と奏っちゃんを見ることになるとは……。

新作はさらっと概要を書くんだけど、これ何て書けば良いんだ……orz
とんがったラブコメととれなくもないが、うーん……。神話とかも出て来て、もう何が何だか。

日日日さんの作品って何だか好きになれない。けど、悔しい、感じちゃう!みたいな感じで面白いかなーと思ったけど、別にそこまでは面白くなかったんだぜ。
全方位に安定して、そこそこのクオリティなんだけど、全部そこそこで決定打に欠けるというか。

サクサク読めるんだけど、何だか期待した方向の面白さではないというか。お兄ちゃん大好きなささみさんが送る駄目人間ライフとか、そんな感じかと思ってたんだけどな。

一応、続刊らしいので様子見かなぁ。

燃:C 萌:B+ 笑:B 総:B+

アニメリンク
ささみさん@がんばらない 第一話「明日からがんばる」

著者リンク
狂乱家族日記 壱さつめ(ファミ通文庫、2005/06)
さくらコンタクト route B 真智ありす(このライトノベルがすごい!文庫、2014/04)

イラストリンク
多摩湖さんと黄鶏くん(電撃文庫、2010/07)